茶山守廣・隠岐三味線ブログ

名残尽きぬに 銅鑼が鳴る今宵

西郷港は 小雨も降らぬに 袖しぼる

        (隠岐民謡・しげさ節)

民謡慰問

2008年09月09日 | 気まぐれ日記
最近は何かと所用のため毎週水曜日の会(西郷民謡振興会)の稽古を欠席しておりましたが、先日に連絡があり明日(10日)の午後2時より岬町ディサービスセンターへの民謡慰問が決定したとのことであった。
連絡を受けた瞬間には“まてよ!水曜日の午後2時は?”との思いが脳裏に・・・でも直ぐに“そうか!自分はもうサンデー毎日の仲間入り?をしたのだ”と改めて実感した。
会の三味線仲間は仕事のため参加できず、どうやら自分一人で弾くことになりそうだ。

我が会は年に数回ではあるが施設への民謡慰問を行っているが、どこの施設にお邪魔しても昔とった杵柄の先輩方がおられ、大変喜んではくれるものの隠岐の民謡について一言物申す?ことがよくあります。
なかでも唄についての苦言を呈する人が多いのも事実である。
何でも時代と共に変化するものは多く唄についても然りであるが、昔に比べてみれば一人一人の「個性」が薄れてきたのは確かであると自分でも思う。

最近は以前の音源(テープ)を引っ張り出して聴く機会が多いが、おしなべて唄う人それぞれが「自分の節」いわゆる「個性」を持っている。
このような先輩方の唄に伴奏をつけることは容易ではないが(笑)聴いて面白いのは確かである。
地元の昔ながらの唄を大切に守り育ててくれたこのような先輩方、明日はどんな苦言を呈する方に出逢えるのか恐怖と(笑)楽しみが入り混じった複雑な心境でもあります。