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2006,10,8
木曽駒ケ岳
菅の台バス停ーーしらび平=千畳敷=しらび平ーー菅の平
9月に憧れの槍ケ岳に2泊3日で登り、
アルプスのすばらしさに魅了され、
その興奮が冷めない10月の3連休に幸いにも休みをもらえたので、
手軽に登れる木曽駒と宝剣岳に行こうと、
仕事を終え、高速を飛ばして駒ケ根へ向かう。
途中ラジオから、白馬岳で雪で遭難の一報を聞き、
雪!?
「へー。北アルプスは大雪なんだ。」
この時は、他人事のように思っていました。
駒ケ根のサービスエリアで、あまりの寒さにビックリ!
思わず、カイロを買い求め、寒さに備えます。
で、仮眠を取り、菅の平バス停に到着すると、車を止める場所が無い。
しかも、すごい人。
なんとか車を止め、最後尾に並ぶと、
先頭が見えない程の列。
■菅の平 6:13
約1時間バスを待ち、やっとバスが見えてきたとき、
ブログ会では、有名な「ま○こ様」を発見。
まるで、芸能人に出会ったかのような感動を覚えると同時に、
テレビに出ている訳ではないので、周りは誰も気づかない。
ブログを見てない人には、ただの人という認識です。
■菅の平バス停 7:13
▲やっと乗車できます。
なんとか、座ることもでき約30分がバスに揺られ、
ロープウェー乗り場のしらび平に到着します。
■しらび平 8:04
到着と同時に、約1時間の乗車待ちのアナウンス。
整理券を受け取り、またもやじっと我慢です。
待ち時間に、頂上付近が見えると、
白い!
この時は、今日は霧氷が見えるぞ。
くらいにしか思ってなかったんです。
■駒ケ岳ロープウェー 9:21
いっきに2612mの千畳敷へ
楽~に山頂へと思ってたんですが、
周りは、氷の世界。
■千畳敷 9:34
▲千畳敷より駒ケ根の町並みと南アルプス
駒ヶ根の町、南アルプスはごらんの通り
よく見えているんですが、
宝剣岳方面はと言うと
■宝剣岳のはず?
おもいっきりガスガスです。
見たことも無い光景が広がります。
霧氷でも無く、雪でも無く、
後で知ったんですが、これって「雨氷」と言うそうです。
空のほうが気温が高く、地表のほうが低い。
つまり、雨として降ったのが、気温が低いのでどんどん氷になっていった。
それで、氷がまとわりついたようになっているんです。
でもまあ、なんとかなるだろうとどんどん登っていきます。
降りてくる人は口々に、
「引き返したほうがいいよ。」と言います。
すれ違う人の中には、登山者ではなく、一般の人が多く、
バスケットシューズの人や、前髪がカチカチに凍った人もいます。
「こりゃ、観光客が来るところじゃないわな。」
と他人事のように思ってんですが、この写真の人と出会った時、
「撤退!」
そう思いました。
しっかり、足元にはアイゼンが。で、
「乗越は風速20mは吹いてるよ。引き返したほうがいい。」
と言われ、「そうしたほうがいい。」と思いました。
これだけ、準備万端の人の言葉には重みがあります。
自分の装備をよく考えれば、夏山装備に毛が生えた程度。
後にも先にも、アイゼン着けていた人はこの人だけでした。
これでは、準備不足だと撤退を決意。
■八丁坂途中
浄土乗越まですぐそこなんですが、引き返します。
下を見るとえらいことになっています。
よく登ってきたなと我ながら感心します。
完全に雪山状態です。
千畳敷近くになると、下界が見えてきます。
でも、上を見ると雪山です。
今日は、10月8日です。
下界では、運動会の真っ最中。・・・・だと思う。
やっと、宝剣岳が見えてきました。
▲本日のベストショト
結局、観光客のように、千畳敷を散策して、
ロープウェー乗り場へ。
幸いにも、待ち時間無く乗れるとのこと。
いつかリベンジをと心に刻みながら。
しらび平に降り立つと、すごい人、人、人。
聞くに、4時間待ちとのこと。
あまりの時間待ちに、そこらじゅうで、昼寝を決行。
傍で見ていると、ここは野戦病院かと思うくらいの状態です。
菅の台のバス停でもすごいバス待ちの列。
いや~3連休の木曽駒恐るべしです。