小太郎 山へゆく。

山登りとお酒を中心とした日記です。たわごとと思って聞き流してください。

蓼科山(2) 2010,7,18

2010年07月26日 | 山登り

2010,7,18

蓼科山(2530m)

長野県

(2)

大河原峠-将軍平-蓼科山頂-将軍平-天祥寺原-亀甲池-双子池-双子山-大河原峠

(1)からよむ

山頂ヒュッテからすぐに広大な岩の広場に到着した。岩を一つ一つトントンと渡りながら山頂

に到着。

■蓼科山山頂 8:45~9:18 (2530m)

しかし今日は天気がいい。梅雨が明けたとは聞くが、昨日を境にこうもスッキリと晴れ渡るのかっ

て思えるほどの快晴だ。そして、時間が早い為か、ガスが上がってなくて360度の大パノラマ

が広がている。山頂からの景色と言うのはこうでなくちゃと思える程の展望だ。

▲ヤリホ~(クリックで拡大)

西には槍穂連峰は言うに及ばず、

▲八ケ岳(クリックで拡大)

南には雲海が迫る八ケ岳連峰、

▲御嶽山(クリックで拡大)

展望台の向こうに御嶽山。いつも他の山からは御嶽山を眺めることができるのに、御嶽山から

はガスで全く展望が無かったのがいまだに残念に思っている。いつかリベンジしたい。

▲乗鞍岳(クリックで拡大)

車山の向こうには、明日登る予定の乗鞍岳。これだけではなく、後立山連峰から南アルプスまで

東には浅間山から秩父の山々とこれほどの展望台は他に無いだろう。

大展望を堪能した後、山頂ヒュッテで休憩していると、

「さっき同じくらいの子は泣かずに下りていったわよ。○○ちゃんも泣いてても下には下りれないよ」

って4~5歳の女の子を諭していた。確かにチビッ子にはこの岩岩を自分で下りるのは大変だろう。

でも連れてきたのは親だと思うが。

▲岩岩を下りるチビッ子達

下山にかかると、他のチビッ子が大きい岩に奮闘していた。大人なら、難なくクリアできる岩でもチ

ビッ子には大きいので後ろ向きで、しっかり3点支持で下っているのには感心した。

今回久しぶりに膝の調子のいい小太郎は失礼して先を急がしてもらった。

■蓼科山荘 9:54~10:11 (2350m)

蓼科山荘で休憩させてもらい、エネルギーを補給。この辺で、今日の気温の高さに悪い予感がした。

とにかく暑い。だからか、横でうまそうにビールを飲んでいる人達がうらやましかった。

ここからは今日のオプションで、山頂のピストンだけじゃあせっかくの蓼科山山域がもったいないと

思い双子池方面へ向って山荘から南へと下って行く。

▲ガレガレの道

天祥寺原への道は、ガレガレで歩きにくいとは聞いていたが、噂どおりで本当に歩きづらい。

いいのは、先程までの喧騒がウソのように静かなことだ。

山荘から最下部まで標高差にして400mを下らなければならないのだが、気温が高く、歩き

づらいのと相まって体力が奪われていった。

すれ違う人に、「こんな道が下まで続くの?」って聞いたら、

「ここは、まだまし。この後、もっと岩道になって、最後はツルツルだよ。」って言われた。

「ここってましなの?」ってこの後どんな道なん?

▲岩岩

で、出ました岩岩。今まで以上の岩がゴロゴロ。

ここで過去最大の事態が発生。大きい岩に左足を乗せた瞬間、岩がグラッと動き、そのまま

滑落。しこたま岩で体を打ちつけ、岩が頭をかすめて、左の肩を打って停止。思わず体を動か

そうとするが、難なく動く。後ほど肩を見たが、打身もなく青くもなっていないのが不思議なくら

いだ。

頭を打っていれば、最悪の事態も考えられたところだ。

この後、より一層慎重になったのは言うまでもない。

▲苔蒸した岩道

岩岩を抜けると、笹林の中の苔の生えた岩の道となる。これか、ツルツルの道というのは。

試練は次のステージとなる。まずは暑さと疲れからか、ヘタ子の足が痙攣した。

ここでは、持っていた塩飴でなんとか回復。しかし、道はどんどん歩き辛くなる。

■分岐 11:27  

▲最下部からの蓼科山(クリックで拡大)

傾斜が緩くなったのはいいが、おりしもの大雨の影響からか道が水没したところもあり、笹を

き分け迂回しなければ進めない所もあったりで、最下部の分岐に着いた時にはCTの1時

を大きく上回り、1時間15分を要していた。 

かなりの疲労が二人を襲っていた。ぬかるんだ道を避けながら、天祥寺原へと向ってゆく。

■天祥寺原 11:40 (1980m)

▲天祥寺原から亀甲池方面を望む小太郎

天祥寺原に到着し、このまま大河原峠へエスケープすることも考えたが、話し合いの結果

計画通り、亀甲池に向かうことにした。(実は、天祥寺原の分岐も草の下は池のようになっていた。)

                                                        (3)につづく



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