2005.7.22~23
白馬岳(3)
コース:白馬山荘⇒杓子岳⇒白馬鑓⇒鑓温泉⇒猿倉
のはずが・・・・・・。
白馬山荘⇒大雪渓⇒白馬尻小屋⇒猿倉
朝目覚めると、トタン屋根をたたく雨の音が、
えっ・・・・・・
雨ー ー ー -。!
外に出ると、思いっきり天気予報を裏切る大雨。
ご丁寧に、台風並みの風まで吹いている。
いわゆる、嵐である。
視界も杓子岳どころか、丸山すら見えない。
白馬三山を堪能するどころでは無くなった。
しかたないので、ルート変更で大雪渓から猿倉へ下山に決定。
朝食を食べ、レインウェアを着て出発。
雨は、小雨になったが風はあいかわらず、耳がちぎれそうなくらい寒い。
真夏でも、ひとたび天候がくずれば、冬がやってくることを痛感した。
分岐を大雪渓へ曲がると、西からの風が遮られいくぶん寒さがやわらいだ。
村営頂上宿舎の脇をぬけ、木道の階段を下りる。
濡れているので、これが、すべる。すべる。
みごとに、2度ほどこけてしまった。(今回はよくこける山行だ。)
■小雪渓通過 7:46
小雪渓を渡り、ガレ場を下りて行くと
■葱平 8:25
▲葱平上部からの大雪渓
葱平に到着。ここから下を見ると、まるで蟻の行列がと思うくらいの登山者の列が見える。
ここで、軽アイゼンを装着し、雪渓へ突入しようとするが、あまりにもろいガレなので、
落石をしないで進むのが困難で、一歩一歩慎重に進める。
雪渓に入ると快適かと思いきや、雪渓でのトレースは1本しかなく、
ひっきりなしの登山者のため、前に進まない。
すぐ脇を通ればと思ったのだが、
軽アイゼンのため、雪に刃がささりにくく、グリップしてくれない。
何度かすべってこけそうになる。
慎重に歩を進めていくと、へんなところに力がはいるのか、
今度は膝に痛みを感じるようになってきた。
その脇を8本~10本刃のアイゼンを付けた男性が走り抜けてゆく。
「10本アイゼンをもってきていれば、あんなに楽に下れるのに」と思ってもしかたない。
登山者の列はひっきりなしに続く。
登りがきついのと、登り優先とばかりに、全く止まってはくれない。
進んでいる時間より、止まっている時間の方が長くなる。
■大雪渓
▲ひっきりなしの登山者に混じり、下りる2号
約2000mの標高なのに雪渓があるのも不思議だが、
通る風が冷たいのも不思議である。
▲大雪渓
長い大雪渓も終わり、アイゼンをはずすと、まもなく白馬尻小屋へ到着。
■白馬尻小屋 11:34~11:40
▲定番の標識の前で
白馬尻小屋で昼食を食べ猿倉へ。
ここまで来れば、もう着いたも同然のはずが、ここからが、今回の地獄。
右の膝に激痛が!もうひきずるようにして歩く。
よく話しには聞いていたが、まさか自分がなるとは思いもしなかった。
やっと、林道に出、猿倉をめざす。
このとき、2号が「いのしし」を発見。下の川原にいると言う。
指をさした方向を見ると。「いのしし」にしては、ちと足が長い。
ん・・・・・
カモシカじゃねーか!
ハイハイ。
2号の頭の中には「カモシカ」という動物はインプットされてなかったようです。
ということで、何とか無事猿倉に到着。
2日間盛りだくさんの山行でした。
■猿倉 12:40