小太郎 山へゆく。

山登りとお酒を中心とした日記です。たわごとと思って聞き流してください。

白馬岳(3) 2005.7.22~7.23

2006年09月29日 | 山登り

 2005.7.22~23

白馬岳(3)

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コース:白馬山荘⇒杓子岳⇒白馬鑓⇒鑓温泉⇒猿倉

のはずが・・・・・・。

白馬山荘⇒大雪渓⇒白馬尻小屋⇒猿倉

朝目覚めると、トタン屋根をたたく雨の音が、

えっ・・・・・・

雨ー ー ー -。!

外に出ると、思いっきり天気予報を裏切る大雨。

ご丁寧に、台風並みの風まで吹いている。

いわゆる、嵐である。

視界も杓子岳どころか、丸山すら見えない。

白馬三山を堪能するどころでは無くなった。

しかたないので、ルート変更で大雪渓から猿倉へ下山に決定。

朝食を食べ、レインウェアを着て出発。

雨は、小雨になったが風はあいかわらず、耳がちぎれそうなくらい寒い。

真夏でも、ひとたび天候がくずれば、冬がやってくることを痛感した。

分岐を大雪渓へ曲がると、西からの風が遮られいくぶん寒さがやわらいだ。

村営頂上宿舎の脇をぬけ、木道の階段を下りる。

濡れているので、これが、すべる。すべる。

みごとに、2度ほどこけてしまった。(今回はよくこける山行だ。)

 ■小雪渓通過 7:46

 

小雪渓を渡り、ガレ場を下りて行くと

 ■葱平 8:25

 

▲葱平上部からの大雪渓 

葱平に到着ここから下を見ると、まるで蟻の行列がと思うくらいの登山者の列が見える。

ここで、軽アイゼンを装着し、雪渓へ突入しようとするが、あまりにもろいガレなので、

落石をしないで進むのが困難で、一歩一歩慎重に進める。

雪渓に入ると快適かと思いきや、雪渓でのトレースは1本しかなく、

ひっきりなしの登山者のため、前に進まない。

すぐ脇を通ればと思ったのだが、

軽アイゼンのため、雪に刃がささりにくく、グリップしてくれない。

何度かすべってこけそうになる。

慎重に歩を進めていくと、へんなところに力がはいるのか、

今度は膝に痛みを感じるようになってきた。

その脇を8本~10本刃のアイゼンを付けた男性が走り抜けてゆく。

「10本アイゼンをもってきていれば、あんなに楽に下れるのに」と思ってもしかたない。

登山者の列はひっきりなしに続く。

登りがきついのと、登り優先とばかりに、全く止まってはくれない。

進んでいる時間より、止まっている時間の方が長くなる。

 ■大雪渓

 

▲ひっきりなしの登山者に混じり、下りる2号 

約2000mの標高なのに雪渓があるのも不思議だが、

通る風が冷たいのも不思議である。

 

▲大雪渓 

 長い大雪渓も終わり、アイゼンをはずすと、まもなく白馬尻小屋へ到着。

  ■白馬尻小屋 11:34~11:40

 

▲定番の標識の前で

白馬尻小屋で昼食を食べ猿倉へ。

ここまで来れば、もう着いたも同然のはずが、ここからが、今回の地獄。

右の膝に激痛が!もうひきずるようにして歩く。

よく話しには聞いていたが、まさか自分がなるとは思いもしなかった。

やっと、林道に出、猿倉をめざす。

このとき、2号が「いのしし」を発見。下の川原にいると言う。

指をさした方向を見ると。「いのしし」にしては、ちと足が長い。

ん・・・・・

カモシカじゃねーか!

ハイハイ。

2号の頭の中には「カモシカ」という動物はインプットされてなかったようです。

ということで、何とか無事猿倉に到着。

2日間盛りだくさんの山行でした。

 ■猿倉 12:40

 

 



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