東京築地 おかみ丼々和田 ブログ

東京都中央区築地のひとりでもほっとできる、ご縁をつなぐ、食材にこだわるからだに優しい家庭料理の店

おかみ丼々和田 『鶴齢』の青木酒造を訪ねる旅

2015-03-08 10:46:35 | おかみ丼々和田 日記


ご縁をいただき、新潟県南魚沼市の青木酒造さんを日本酒好きのお客さまと訪問しました。


上越新幹線に乗って雪国に向かいます


越後湯沢は東京より晴れ渡り、暖かいくらいです


青木酒造の取締役、統括営業部長の阿部さんが駅までお迎えに来てくださいました


10名の参加者は二台の車に分乗し
約20分の青木酒造さんに向かいます


途中には日本百名山の巻機山
この恵みの水は超軟水、お酒の仕込み水として使われています
説明を受けると見る景色も違ってきます

このあたりの田んぼで出来るお米は日本一
三つの指に入る南魚沼産のコシヒカリです

八海山が見えてきました

八海山ってくぼみが八つあるから八海山なんですね



1717年創業以来、およそ300年もの歴史を持つ青木酒造
魚沼でも特に上質の水が流れる塩沢地区に位置しています
毎年約2,000石の酒を、最高の日本酒を生む寒造りにこだわりながら冬期間だけで仕込み、
あくまで手造りに徹した伝統ある蔵です

青木酒造見学


蔵に着くと白衣と長靴、ヘアキャップに着替えます



さて、これから阿部さんの説明で約二時間
蔵で勉強させていただきます



お酒造りでいちばん大切なのは、「水」
と「米」、そして「腕(人)」



酒米の精米についての説明
お米にどれだけ水を吸わせるかが大切だそうです



お米は日本海側では湿気が多いので、そのまま保存しています


1、洗米
糠を素早くきれいに取って
水分を吸わせることが大切

2、吸水
秒単位で管理されています
湿度、水温により変わるので、
昨年のデータが全く役に立たないので
日本酒は、特に腕(人)が大切です



3、釜
6時30分に火をいれて、米を蒸します
8時30分に炊き上がります



4、麹室
蒸したお米を寝させて
種付けとして麹菌をふりかけます
6種類の麹菌があり
約50時間かけて種付けしています



40度の寒暖差の中で作業は大変ですが
7年くらい、
寝させる温度が手を入れてわかるまで修業されるそうです
全員農家のご出身なので
米のことがわかっていることがとても大切です

これらの作業を、青木酒造の社訓である「和合」により
みんなで協力し合っていいお酒を作り上げておられます



5、酒母室

酵母を増やす部屋です








アルコールを作るのに必要なもの=酵母と糖
米のでんぷんを糖に変えるのが麹菌
純粋な酵母が大量に増えて、よい酒母が作られています




糖分を作りながらアルコール発酵もしている



6、仕込み蔵


いよいよお酒の醪(もろみ)をつくる工程です

そえ仕込み(酒母+蒸した米+麹+水)
→中仕込み
倍の量になるように
→さらに倍になるようにする三段仕込み

酵母は糖分を吸収してアルコールと炭酸ガスに
そして、アミノ酸=旨味が増えていきます





「醪を試してみましょう」と阿部さん



みんなで醪を回し飲みさせていただきました




醪は30日から40日かけて温度管理され



7、搾り
お酒になってしぼられます




Yabuta仕込み




ホースでもろみをポンプで汲んで
上に通す




一枚一枚に醪が入っていき、清酒と粕に分離されます



ホースで汲んで、ホースから絞られたのが出てきます



昨日のしぼりたて「せめ」をいただきます








7、濾過・熟成

絞り終えたお酒は濾過され
瓶詰に



1時間65度火入れ
低温殺菌して酵素をなくします


☆第二部

当日のお食事会場は、湯沢駅前
井仙』さん



おかみは実は自分であれこれ探してこちらを予約したのです
決め手は「地元の食材を使ったキュイジーヌのお食事を提供しておられること」
「青木酒造さんとコラボしたここだけしか飲めないお酒がある」「駅から近い」の三つがポイントで
お電話で事情を話すと、
スキーシーズンの土曜日のこの忙しい時間に、
素敵な場所を確保してくださったこともご縁でした

しかしあけてみると、社長が阿部さんの親しい先輩だったりして
あとの交渉はすべて阿部さんにお願いし
青木酒造さんから数種類のお酒の持ち込みをお許しいただきました



「ウオヌマコース」


「青木酒造とコラボの宿酒」


「前菜」


「鶴齢ラインナップ」


「わきあいあいと」
みんな、工程を見ていただけに御預けのお酒が出て興奮気味です


「はじめて会う人ばかり」
はじめて会う人がほとんど、ひとり参加ばかりだけど
お酒を介して、とても仲良くなりました



青木酒造が酒造りで一番大切にしているのは、「和合」。
杜氏や蔵人、酒米を栽培する農家の人々ら『造り手』、
酒屋や料理店などの『売り手』、
鶴齢を愛飲してやまない『呑み手』による和合によって、良い酒は生まれる…
と、まさにそれを確認し、体験し、交流した一日となりました


「ここでしか飲めない純米大吟醸」
これが一番人気でしたね


「スープ」


「女性に取り囲まれる人気の阿部さん」
女性に人気のイケメンの阿部さん、おかみの選択は間違っていなかったです


「おかみ丼々和田からのお土産はしぼりたての酒粕」
おかみ丼々和田からは、大吟醸の搾りたての酒粕のお土産です


「湯沢の温泉」
井仙さんは素敵な温泉もお持ちです


「天然かけ流し美人の湯」
熱めのしっとり感のあるいい温泉でした


「酔っ払い全員写真」
全員お酒もたっぷり満足したいいお顔です


「ありがとうございました」
越後湯沢駅までお見送り、帰りはみなさんたくさんのお酒を買って帰ります


「ぽんしゅ館」
まだまだぽんしゅ館で飲む方もありました


「帰ります」
では、帰ります。
東京を8時過ぎに出て、東京着は18時、
10時間の充実した旅でした

おかみ丼々和田では、また素敵な旅を計画します
今回の学びは、お酒は銘柄や飲むだけでなく、
「ストーリーが大切」だということ
作り手や運び手のストーリーがあるからこそ
さらにまた愛着もわき、素敵な出会いがあると思います

長い、記録を残すブログとなりました。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。











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おかみ丼々和田、東京マラソン2015私設エイド

2015-03-01 14:08:02 | おかみ丼々和田 日記

△2015東京マラソン


2015年東京マラソン、出場の方、
ボランティアの方、大変お疲れ様でした

雨の予報が心配でしたが、なんとか天候にも恵まれ、
心配されていたテロや事故もなく、
無事に終了できて本当によかったです。


△築地35キロ地点


おかみ丼々和田は、今年も築地本願寺前
築地35キロ地点手前で、


△おかみ丼々和田、おにぎりエイド


おにぎりエイドをさせていただきました


△ガス釜二台


かつてお昼の丼を営業していたときのガス釜は
いまは東京マラソンの時だけ活躍します


△お米10キロ


前日からお米をはかります
お手伝いに来てくださる方のお昼も合わせて
10キロのお米です

おかみひとりではとてもできないエイドに
お客様はじめ、ランナーのグループを中心に
今年は20名近くの方が参加して
助けてくださいました


△看板作り


素材の少ない中から工夫して
看板を作ってくださいます


△おにぎりチーム


美女軍団を中心に
お客さまの男性も交じって
楽しくおにぎりつくりが始まります



△心をこめて


「走りながら食べるのにどんな大きさがいいかなあ」
「ラップがすぐにはずせるようにね」と
心をこめてにぎってくださいます


△おにぎり380個


おにぎりはひと口大で
約380個できました


△車いすランナー


三年目なので、
役割分担はばっちりです!!

時間配分を教えてくださる人
おにぎりの手順を教えてくださる方
看板を作る人
場所を確保する人

「さあ、車いすランナーが走り抜けましたよ~」


△先頭集団


「先頭集団を見に行きましょう!!」
の掛け声で移動します


△今井選手


日本人トップの今井選手に間に合いました


△デンマークから


デンマークからボーイフレンドの応援に来た可愛い女性も
参加してくれました


△デンマークの彼は速い!!


二時間台で走り抜けました!!


△国際交流


ゴールする彼に会いに行く彼女と
短い時間でしたが、国際交流もできました


△速いTさん


通常、速いランナーは見向きもせずに
走りぬけるのに
義理堅いTさんは、最初のおにぎりもぐもぐ


△「あきらめたから」とTさん


ツーショットまで
ごめんなさい!!


△亀井商店さん


初めての東京マラソン
出場おめでとうございます!!

落花生の仮装の亀井さんは
ナッツの問屋さんです


△M子さん


お仕事・育児と頑張っている女性のランナー
ここで息抜き、あと少しですよ~


△主治医のいる診療室の奥井先生


いつもは仮装で立ち寄ってくださる
テレビでおなじみの奥井先生は、
今日は応援にきてくださいました


△今年はお茶も


今年は「お茶も出したい!!」
と言ってくださった女性ランナーのMさん

いつも自分がどうしてもらったら嬉しかったか
走る人の気持ちにそって
アイデアをくださいます

彼女の意見で
今年はサロンパスも3本準備しました
こちらも大人気でした!!


△毎年ありがとうございます


5時間タイムの頃がいちばん、おにぎり需要が高くなります
「昨年もいただき、楽しみに来ました!!」
なんて嬉しいですね!!


△あれよあれよと


保温しておいたおにぎりを残り半分出すと
いっせいに一時間くらいで200個近く完売です


△お茶も300カップ


おにぎりを助けるお茶も300カップ完売しました


△お疲れ様でした


終わった後の楽しい時間
みんなでおにぎりと豚汁をどうぞ


△たくさんの応援団


おかみ丼々和田には座り切れないくらいの
たくさんのお手伝いと応援団です


△みんなでわきあいあい


楽しい仲間もつながりました
これも東京マラソンエイドの醍醐味であります


△仮装もぜひ


来年はぜひみなさんも楽しい仮装で!!
参加してくださいね!!


△全員集合


こんなにたくさんの方が集まって
今年もとても楽しいエイドでした

来年ももっともっとランナーの気持ちに添えますように
みなさんのご意見、ご参加をお待ちしております

今年もご協力本当にありがとうございました

来年もどうぞよろしくお願いいたします!!



























































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