東京築地 おかみ丼々和田 ブログ

東京都中央区築地のひとりでもほっとできる、ご縁をつなぐ、食材にこだわるからだに優しい家庭料理の店

『ここファーム』さん訪問記

2017-08-27 07:38:43 | おかみ丼々和田 日記

みなさま、こんにちは。築地のおかみ丼々和田でございます。


△来年で60周年


来年で葡萄畑開墾60周年を迎えられる、栃木県足利市『ここファームワイナリー』さんにお伺いしました。

おかみ丼々和田では、開業以来『農民ロッソ』を定番でおかせていただいております。

五年前、開業して、すぐに東京駅近くで開催された『日本ワインの会』でお会いしたのが最初のご縁。

その時お会いした、醸造部長のしばたさんが、覚えていてくださったのは嬉しかったです。


「1950年代、栃木県足利市の特殊学級の中学生たちとその担任教師(川田昇)によって山の急斜面に葡萄畑が開墾されました。
1969年、この葡萄畑の麓で、指定障害者支援施設こころみ学園(社会福祉法人こころみる会運営)がスタートしました。 知的障害を持った人たちと葡萄畑でワインをつくることを考えましたが、社会福祉法人には葡萄をワインにするための果実酒製造免許が下付されないため、1980年、一般の事業所である有限会社が、こころみ学園園長 川田昇の考えに賛同する父兄たちにより設立されました。1984年、この有限会社が果実酒製造免許をいただきました。有限会社ココ・ファーム・ワイナリーは、知的障害を持った人たちをはじめ、みんながいきいきと力を発揮できるようにつくられた会社です。」

とここファームさんの会社概要に書かれてあります。
http://cocowine.com/about_coco/



△葡萄畑


葡萄畑は斜度45~50度の急斜面になっています。

最初は渡良瀬川で野菜作りをしていたが、子供たちが野菜と草の区別がつかないことから、葡萄作りに変更したこと、

「一年に一度収穫できる喜び」を感じるということも大切な要因だそうです。だから一年に一度の収穫祭なんですね。


「…このこころみ学園の葡萄畑は、南西向きの急斜面であるため陽あたりがよく、水はけがよく、葡萄にとってなかなか良い条件です。また、この急斜面は葡萄の生育によいだけでなく、障害を持ってかわいそうと過保護にされ、あてにされることもなかった子どもたちにとっても、大切な役割を果たしてきました。」と葡萄畑の説明があります。



△葡萄畑


葡萄畑は、約5.3ヘクタール

最高気温が38度くらい。南西向きの斜面は粘土質と火山灰。

隆起した山とボロボロした土壌、

上部から、マスカットベリーĀ
リースリングリヨン
プティマンサン



△農場長 くわばらさん


新梢を下に垂らすカーテン方式という仕立て方で、子供たちが作業の場所を覚えやすいようにしています



△プティマンサン




△子供たちと「かさ」をかける


約18万枚の傘をかけます



△傾度50度


この日も本当に暑い日で、気温36度
この畑の頂上まで登りました



△畑の上から ワイナリーとこころみ学園全貌


この頂上でカラスを追い払う担当の係はひとりで、毎日勤勉に一日中役割を果たしているそうです

頂上に登りながら質問してみました

「子供たち」というのは、20歳から90歳までで、平均年齢が50歳の方たち。
約100名の方がぶどう従事しておられるそうです



△ランチに


見学のあとは、地下が醸造場になっているカフェでランチとテイスティングタイムです



△スパークリングワイン『NOVO』


リースリングリオン(リースリングと甲州のかけあわせ)からつくられたスパークリングワイン



△田島川右岸


野生酵母で発酵させた、限定品『田島川右岸』



△Petit Manseng




△プティマンサン




△7種類のテイスティング




△鴨と『第一楽章』


マスカットベリーĀを使ったワイン



△甲州F.O.S


皮も一緒に仕込んだこくのある白ワイン



△MVマタヤローネ


マスカットベリーĀで作られたデザートワイン
『MVマタヤローネ』はチーズケーキと



△本日のテイスティングワイン




△醸造部長 しばたさんと


ランチのあとは、カフェの下の醸造場から。
醸造部長、しばたさんが案内してくださいます



△発酵中




△Cavanell(カバネル)


「かばがねる」から名付けられたスパークリングワインの醸造場
ワインの名前もですが、ユーモアがありますね



△スパーリングワイン

「おり」が下がるまで待ちます



△シャンパーニュ方式


スパークリングは、シャンパーニュ方式で作られています



△栓


スパークリングの栓の締め方の説明も



△木樽で




△トンネルの中は




△18度




△想い




△テラスから


暑い一日でしたが、10時から15時まで充実したセミナーでした


ご案内いただいた、しばたさん、くわばらさん、ここファームのみなさん、
ありがとうございました。

地域に根差し、暖かい工夫や、知恵で取り組んでおられる、ワイナリー『ここファーム』さん、
みなさんのご希望があれば、おかみ丼々和田から、次回はぜひご一緒に!!



東京築地 おかみ丼々和田
〒104-0045 東京都中央区築地 2-14-14 TEL: 03-5565-0035
※築地駅出口2番から徒歩2分











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おかみ丼々和田 第二回大人の探究の旅「中国歴史紀行『山西省』」

2017-08-16 22:42:54 | おかみ丼々和田 日記

築地のおかみ丼々和田です。

おかみ丼々和田大人の探究の旅、中国歴史紀行の第二回は「山西省(さんせいしょう)」

8月11日の山の日から三泊四日の旅に行ってまいりました


△羽田空港に集合


総勢16名のツアーです


△ライフネット生命の出口さんと


ライフネット生命の創業者、出口さんが同行してくださいます


△ライフネット生命の出口さんと中国歴史作家の塚本青史先生をご紹介


ライフネット生命の創業者、出口さんと、中国歴史作家の塚本青史先生が同行してくださる豪華な旅です

今回訪れる太原は、紀元618年に唐の高祖李淵がここで起兵し唐を興した土地です


△新しい参加者も


新しい参加者をご紹介します


△バスで北京北駅に移動


北京空港到着後、バスで北京北駅に移動します


△新幹線


新幹線に乗り換えて山西省の省都・太原へ


△北京北駅



△ホーム



△車内で



△太原南駅で


新幹線は、時速約300kmで走ります。
3時間ほど乗ると、太原南駅に到着です。

バスに乗り換えて、ホテルまで。
途中のレストランで夕飯です


△最初の食事



△田舎料理だけど野菜たっぷり



△ホテルに


四つ星ホテルに到着です

移動にほぼ一日かかりました


【二日目です】


△太原の朝


二日目の、太原の朝です
今日はバスにて、平遥に向かいます



△喬家大院


途中、明清代に栄華を極めた山西商人の大邸宅、「喬家大院」を見学します


△喬の大邸宅


中国では山西省といえば山西商人が最初に思い浮かぶくらい中国経済の中心だったのです。


△中国各地に


古くはアヘンや長城建設資材調達で富を独占し、19世紀には銀行業で全国の為替業務を独占しました。

全土に拡がるには、どのような商売をしていったか、写真の左右に書いてある商売です

「商売」の大切さを学びます


△喬家大院は約300室から


ひとつひとつの業務で部屋が分かれています。

中国の住宅は中庭を中心に四方向に家を建てるのが伝統的な様式でこれを四合院と言います。

喬家大院は6っの大四合院と20の四合院の組みあわせて豪邸が成り立っており部屋の数は313にもなるそうです。


△算盤と屋根が特徴


屋根が片側だけ長くて雨水を下の甕で貯めるように作られています
「雨水も無駄にするな」なんです


△広い庭



△白い鳩




△城壁


平遥に到着です

城壁に囲まれた街全体が歴史博物館と言われる世界遺産の平遥古城に入ります


△平遥古城


今日の宿泊地でもある、平遥古城は2700年あまりの歴史をもつ古代見城の原型です


△平遥古城


外壁の中にバスは入れないので、入り口でカートに乗り換えます


△昼食



△中国最初の銀行・日昇昌


一時は中国の近代金融業のコントロールセンターにもなったそうです


△平遥の街並み



△高いところから眺めると



△平遥の街並み



△商店



△ホテル




△お誕生日お祝い


この日ちょうど誕生日を迎えたメンバーのお祝いです


△乾杯!!



△おめでとう!!



△勉強会


お食事が終わったら
講師の先生お二人から、今日のポイントの復習と歴史の解説があります


△夜の勉強会


これがおかみ丼々和田の中国歴史紀行の醍醐味です


△塚本青史先生


生きた歴史の場所で、生の講義を聞く!!
最高の贅沢です


△ライフネット生命 出口さん



塚本先生からは、歴史上の人物を中心に

出口さんからは、全世界史的に、とてもわかりやすい解説をいただいて、

ばらばらだった知識や光景が、不思議なくらいにつながっていきます


△夜の平遥へ

終わったあとは、夜の街へでかけます
夜はまだまだです


△黒酢


平遥は「黒酢」や


△刀削麺


「刀削麺」が有名です


△二次会


夜の街で仕入れてきたものや持ってきたお酒で二次会です
前回からの参加者がほとんどなので、
みんなお酒好きの仲良しなので、これも楽しみです!!


【三日目です】


△三日目の朝


さて、三日目の朝です

またカートに乗って、平遥城外へ



△双林寺


今日は太原に戻ります


△双林寺



途中、北魏創建の古刹・双林寺を見学します







さあ、太原に戻ります


途中、紀元前11世紀の北魏の時代に、周の武王の子で新国の始祖である唐叔虞(とうしゅくぐ)を祀って建てられた
「晋祠」を見学します


△祠堂式の庭園


中国でも珍しい大規模な祠堂式の古典庭園で、きわめて優美な庭園の景色は、山西の「小江南」と称えられ

特に聖母の殿、侍女像、難老泉は「晋祠三絶」といわれ、歴史的価値や芸術的価値が高く、中国の重要文化保護財になっています


△晋祠



△李仙民(唐太宗)の直筆の「御碑」



△柏の木



△常流不息の難老泉



△泉



△宋の時代の塑像の42の歌侍女の像



最後に訪れたのは


△双塔寺



八角形でレンガ造りの二つの塔を持つ寺で、太原のシンボルになっています


△二つの塔


明時代(17世紀初期)の建築で、精巧なレンガ造りで、高さは約50m、13階建てです


△階段途中から見た塔


塔内には階段があり、最上層まで上がれば太原の全景を一望できます


△最上層から



△狭い塔内で


もちろん全員上りました!!


△上り終えて


ホテルに帰る前に寄り道してもらいます

これも旅の醍醐味です


△食堂街



△十二支と



△名物の串焼き



さて、最後のまとめです


△晋について




△全世界史



【四日目です】


△太原南駅


太原南駅から


△新幹線で北京に



△北京西駅


大きな駅です


△飲茶


途中、小澤征爾さんも立ち寄った写真のある24時間営業のレストランで飲茶を


△飲茶



△ビールは必ず


そして無事北京空港へ到着です


△北京空港



△北京空港



△最後に


三泊四日の「中国歴史紀行『山西省』」
ほとんど予習もできず、勉強不足で参加した旅でしたが、

終わってみたら、巨大な中国大陸と三千年の歴史に触れて、
新しい何かが始まった気持ちです

また来年の旅までに、少しずつ学んでいけたらと思っています

ご一緒していただいた先生方、参加者の皆様、いい時間をありがとうございました





















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