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みちのく福島市★季節料理と手打ちうどん  裏はりまやのブログ

福島県福島市にある小さなうどん居酒屋です。

赤みず

2008-06-13 02:37:10 | 季節のお料理
あらかた里山の山菜も終わりに近づき、ああ今年も山菜が終わりだよな~と思った夏の初め、山菜熱が落ち着いた頃に出回ってくるのがこの山菜
「みず」です。

赤みずと青みずの2種類があるのですが、これは赤みずのほうです。
茹でてしまった後なので青くなってますが、実際は赤っぽい茎の色をしています。
クセもなくしゃきしゃきとした歯ごたえの山菜です。
塩漬け、おひたし、味噌汁の実、炒め物、幅広い料理に使って美味しい里の味です

個人的には、さつま揚げとなすとの炒め煮が好きです。
この炒め煮はごま油と七味をきかせたご飯がすすむ危険な味わいです…

本鮪大トロ~♪

2008-06-12 02:19:01 | 季節のお料理
鳥取産の本鮪の大トロです。ピンクがかった身にキラキラの脂がお分かりになりますでしょうか?
コレをご覧になって、美味しそうと感じるか、くどそう!と感じるかは個人個人の好みによりけりですが
はっきりいってこの大トロは美味しいですよ~!

実は私はあまり脂の乗った魚は好みではないのですが、これは別物だと思います。
さっと炙って、スダチと辛味大根おろしと醤油で召しあっていただいたのですが
お替りのオーダーがいただけるほど、美味しかったみたいです…

最近読んだ新聞で、原油の異常な値上がりにより、漁師の皆様はひどい打撃をうけてらっしゃるという記事をよみました。
魚を取りに漁に出れば出るほど、赤字になるとか、燃料代はセリ値に上乗せできるわけではないので非常に大変苦しい経営にならざるを得ないとか…
思わずうなだれる内容でした。

当店のような、一日の疲れを飲食で取っていただく仕事をしている
私達にとって、お客様に喜んでいただけるいい素材を入荷できるかどうかというのは
まさしく死活問題そのものです。
やっぱり、そう考えると、こうやって大トロだ~とか言ってられるのも
海からお魚を取ってきてくださる漁師さんがいて市場から持ってきてくださる魚屋さんがいるから商売が成立するわけで
この原油高影響のニュースは本当に胸が痛みます

かといって何もできるわけではないのですが…トホホ

山菜出盛りです♪

2008-04-28 15:17:43 | 季節のお料理
こないだ栽培物の山菜を味わっていたとおもったら、もはや天然地物の山菜が
出盛りになってまいりました
わーい♪

うるい、こごみ、わらび、たらのめ、しどけ、コシアブラ、のぜり、たけのこ、
とかとか…

品々揃えまして、うふうふイソイソと料理いたしております

のぜり

2008-04-18 14:55:36 | 季節のお料理
やっぱり、春はこれがなくては…
香り高い春のにがみ「のぜり」です。

これこれ、この「のぜり」。
春の料理にはかかせません
のぜりをお料理に入れることで、お料理がすべて春の味になるような気がします

この味わいも、GWくらいまでです。
今のうちに、いっぱい味わっていただくように、様々なお料理に使わせて
頂いております…

春の贅沢かきあげ

2008-04-12 04:33:13 | 季節のお料理
あぁぁ~春はええな~と毎日痛感する今日この頃。
世の中花が咲き乱れちゃって、あたたかくなっちゃって、もう最高

長かった冬がやっと終わった喜びに加えて、春は美味しいものがいっぱい
こちらもそのひとつです。
「春の贅沢かきあげ」

駿河湾産生桜海老、小柱、のせり、こごみ、筍、独活などがはいっております。
春の香りがいっぱいのこのかき揚げ。
天然物の山菜類がでまわるまで、春の天ぷらの主役です。

一口食べると、春の香りに心おどります。
美味しいですよ~





わらび

2008-03-28 13:12:23 | 季節のお料理
一年間この日のために、炭の灰をためておきました…
さくっとぬめっと春の味、
わらびです
灰をかけてタップリのお湯をかけておくだけで、アクは簡単にぬけるので
タンサンを使ってアク抜きするよりも失敗が少ないと思っています…

毎年の事ながら、アクをぬいたあとのわらびの色は美しいです
緑青色のような、コバルトブルーのような、裏磐梯五色沼の水の色のような
グラデーションのきいた、美しい色を見ると
ああ~春だよね~としみじみ思います。
そうなんです、そのときは大体花粉症でハナがずるずるなんです。
はっ!デジャブ???
と、思わず思ってしまうくらい、いつも同じシチュエーションでわらびを
扱っているなとこれまたしみじみ

こちら今の時期、福島牛(もしくは他の黒毛和牛)で、しょうゆ味の小鍋仕立て
にしてお出ししています。

めかぶ

2008-02-25 03:05:24 | 季節のお料理
1月末~4月末までの期間限定、三陸の春の味わい「めかぶ」です
めかぶって1年中収穫できるものかと思ったら、わかめ漁のできる時期だけの味わいなのだそうです。良く考えたら、わかめの根っこ。わかめの根元ちかくにできる、ひらひらの胞子葉が「めかぶ」なのだそうで……

さてこの「めかぶ」茎からミミを削ぎとって、さっと湯通しすると鮮やかなグリーンになります。と、同時にヌルヌルが倍増!新鮮で爽やかな磯の香りも立ち上ります…ん~いい香り。
これを、包丁でたたいて「たたきめかぶ」にして、山芋とオクラのネバネバ兄弟を
組み合わせて、加減酢で召し上がっていただくのは、今週の当店のお通しの1品です。
お酒を召し上がる前にこういったヌルネバものを摂取するのは肝臓を思いやる意味で
よさそうな感じですね~と思います。

さて、私はこの「めかぶ」の大変美味しい料理を食べたことがあります。
場所は岩手。三陸産の「めかぶ」を本当にトロロのように、つぶつぶが無くなるまで擂りあげて、だし汁で伸ばしたものを麦飯にかけて食べるという。
その名も「めかぶトロロ」
だし汁の配合が絶妙なのか、本当に美味しくて美味しくて、今でもその味が
忘れられません。お供はめざしの焼き立てと糠漬。たまりません
自分でも記憶を頼りに作ったりするのですが、なかなか記憶の味には近づかず、
がっかりです。
私の今一度食べたい味ランキングでもかなり上位に入っております……


母の味 白菜のおしんこ②

2008-02-21 03:47:06 | 季節のお料理
続きです

母の作るおしんこは、秋の間に干しておいた柿の皮が入るのが特徴で
この柿の皮が白菜の甘味に深みをあたえる…ような気がします。
塩分は、母の年齢と反比例しに控えめになってきています

白菜のおしんこはそのまま食べても美味しいのですが、
もうひとつの楽しみが♪
酸っぱくなった白菜のおしんこを刻んで、納豆に入れて食べる!です。
これは、本当に美味しい
今この瞬間、あぁそうだよね~と同調していただけた方は多いのではないでしょうか??本当美味しいですよね~。
原点は酸っぱくなったおしんこを無駄なく食べるということから始まっているのかもしれませんが、私はこの酸っぱい白菜のおしんこを欲するあまりにおもわず
暖かい場所において、発酵を促しちゃったりします…納豆のために。
ああ、あと酸っぱい白菜を細かく刻んで、これにまた沢山の生姜をガーっとすって
醤油を適量入れて混ぜ混ぜしたものは、お茶漬けには出会いの味ではないかと
思います。もうどちらも甲乙つけがたい美味でございます。

また、発酵が進みすぎて、ハードに酸っぱくなりすぎたおしんこは
一晩ほど塩抜きして、酒かす入りの醤油出汁でさっと煮付けて食べます…
これは、祖母が作ってくれたもので、これも乙な味
どれも、心をこめてつけたおしんこを無駄なく食べきる知恵ですね。

いつも何気なく食卓にあった白菜のおしんこ。
手間隙かけてつけてくれる母に感謝です
今年は、母から白菜のつけ方を習っておかなくちゃだな~





活やりいか

2008-02-18 11:45:29 | 季節のお料理
ちょっと見づらいですが、ブクブクと酸素ポンプの泡の中にいるのは
「活きているやりいか」です。

槍の形ににているから「やりいか」
耳の部分が確かに、とんがって槍っぽい。
やりいかは、この身の柔らかさと信じられないほどの甘味が身上。
いかのお刺身は、秋から春が「やりいか」で夏の「あおりいか」が
美味しいいかさしの双璧のような気がします…(独断)
で、お刺身にした「やりいか」は恐ろしいほどの透明感
(こんな美しいいかの身は初めて見ましたわ、まるでクリスタルの様…
ああぁ、包丁を入れるたびに身がピクピク動いてちょっと貧血起こしそうですわ
心の声

で、このいか。塩でたべちゃおっかな~という繊細なお味。
本気で美味しいです。歓喜のいかさし。欲する大吟醸。

でも、提供させていただく側の内情は、いつこの「やりいか」あがっちゃうんだろう?
お客様のところに出るまで活きてるのかしら?
そのうえ、きょうこれオーダーあるのかしら?
と内心ビクビクしてるので、疲れます。きっといかも疲れてます。

やっぱ、客席のお皿の上で動いてて欲しいですもんね






「福島の味 酒肴セット」

2008-02-11 23:02:25 | 季節のお料理
2月12日から3月1日までご提供♪
「福島の味 酒肴セット」

メニューのご案内です

食前酒  季節の果実酒  または  南郷産トマトジュース

お通し  寒仕込み 「納豆ひしょの辛味大根添え」

前菜   やっぱり福島の味「いか人参」  
     自家製「にしんの山椒漬け」
     「出し巻き卵 信夫山の柚子風味」  

小鍋   相馬産 鮟鱇鍋のどぶ汁仕立 小鍋立て

酒肴2種 「エゴマ豚の和風シュウマイ」と「エゴマ豚のうど巻き揚げ」

酢物   「ふくしまの林檎のワイン煮と伊達赤鶏の酢物
      松川浦産青海苔添え」

揚物   「いわき産 メヒカリの唐揚げと蕗の薹の天ぷら添え」

うどん  「きぬあづま使用 ざるうどん」

別腹   「梁川産 アンポ柿の天ぷらとアイスクリーム伊達産苺ソース」

以上でございます。

お値段は、3000円(税込み 1人様前)です。

当日オーダーも、大丈夫ですが
お電話をいただけると、よりよい完成度でお出しできるかとおもいます…
お電話いただけると幸いです。

どなた様もお誘いあわせの上、ぜひご来店ください。