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みちのく福島市★季節料理と手打ちうどん  裏はりまやのブログ

福島県福島市にある小さなうどん居酒屋です。

相馬のメヒカリ

2009-10-23 13:36:58 | 季節のお料理
メニューにお出ししていて、私が言うのもなんですが…。
本当にメヒカリって人気のある魚です
地元、県外のお客様を問わず、オーダーは多いです。
それだけ知名度が高いんですね。


さて、9月に入って相馬の底引き漁が解禁
新鮮なメヒカリが日々入荷
当店では入荷があるときは、必ず相馬産の「メヒカリの唐揚げ」をメニューにのっけております。
そして、メヒカリは大変傷みやすい魚なので、なかなかご用意できないんですけど、バツグンの鮮度のものが入荷した時のみ「メヒカリのお刺身」もご用意できます。
メヒカリのお刺身は脂っこくて小量なら美味しいです。
ただ、沢山食べると私はお腹の調子がわるくなります…。



石カレイ

2009-10-22 03:26:19 | 季節のお料理
今年は「あいなめ」「まこがれい」「石鯛」「スズキ」など、暖かい時期に美味しいお魚が、この秋になっても美味しいです…。
秋に抱卵するはずのお魚が、卵をもたず、いまだ食べごろと言うのは不思議な限り。
今が旬の戻り鰹も脂がなかなか乗らずに、お魚屋さんも頭を痛めているという異常事態。
やっぱり地球温暖化の影響なのでしょうか?

そして、こちらが春から夏がと言われている「石がれい」です。
今年最後の入荷にしようと、心に決めてかった1枚です。
身がまだ厚くて、いい状態で入荷しました
石がれいは、活締めのプリッした身もさることながら、まだ身が活きているうちに
昆布締めにしたのが私の最上です。
少しクセのある身は好き好きですが、相馬地方では「あいなめ」と並んで人気のある魚だそうです
また、この煮付けも美味
捌いた頭と中骨は、茄子と一緒にざっくり煮て私の酒の肴になりました…。

戻り鰹

2009-10-20 03:20:53 | 季節のお料理
戻り鰹のシーズンですね~
鰹喰いの私としては、本当に待ちに待ったシーズン到来です
皮目から身に広がるピンク色のサシ
と~ろとろの脂ののった鰹の身…まさに今しか食べられない超美味な一品です。

しかし…

いつでも、毎回毎回、そのようなベストな状態の鰹ばかりが入荷するわけではありません
鰹ほど、魚体によって味がちがう魚もないと聞きますし、実際そうだと思います
脂ののり、身の質、香り、鮮度、身の色などなど…。
いくらお魚屋さんに吟味していただいて購入しても、本当に美味しいなぁ~って感動する鰹にあたるのは本当にまれなことです。
本当です、本当なんです。
なので、初鰹から戻り鰹にいたるまでの鰹のシーズンは、毎日仕入れる鰹に一喜一憂する日々なのです。

だから、戻り鰹のシーズンは鰹が美味しくなるなぁ~と思って心躍るのと同時に、
鰹の仕入れに神経をピリピリさせることからの、開放間近を意味するので嬉しいです
もう、鰹を仕入れなくてすむ…はっきり言ってほっとします。

後残りわずかの鰹のシーズン
美味しい鰹が入荷するようにお祈りして発注をしたいと思います

(ちなみに、写真は戻り鰹ではありません…9月上旬の鰹の刺身です。
まだ脂ののりがイマイチな感じですが、この鰹は身が柔らかくて鮮度もよくて
身の香りも素晴らしかったので写真にとっていました。
盛り方はイマイチ、イマニですがこれ本当においしかったんですよ~)

いちじくの砂糖煮

2009-10-09 14:53:12 | 季節のお料理
今、いちじくが旬
いちじくは、天ぷらや油で焼いたり、いろいろ食べ方はありますが、やっぱり
甘く煮たものが一番美味しいような気がします
ワイン煮、コンポート、スパイス煮…いろいろありますが、私の場合は素朴に砂糖煮です。
けっこうパンチの効いた甘さに仕上げますが、食事の後にはちょうど良いみたい?
デザートで、旬の果物と盛り合わせたり、バニラアイスと一緒にお出ししたり調法ものです。
イチジクを煮たシロップは、少し煮詰めてアイスクリームのソースにするのが
経済的で、しかも美味しいです…


なめたがれいのお刺身

2009-10-07 03:17:49 | 季節のお料理
福島では、年末正月にかけての大ご馳走「なめたがれいの煮付け」
私も、なめたがれいが煮魚の中では一番大好きです
あの、煮あがったかれいの、淡白ながらも脂っこくて、とろ~っとした感じの身と皮がたまりません。
10月に入りだんだんと、なめたがれいの旬が近づいてきて、魚屋さんでみかけると胸がワクワクします…。

で、最近お魚屋さんに活〆もしくは活のなめたがれいが入荷していて、
なんと、コチラはお刺身でいただけるというのでちょっと驚き。
なめたといえば煮魚と思っていた私には「目からウロコ」でした

お客様にもおだしすると、大概はじめて召し上がる方が多いので、テーブルの話題的にバッチリです。そして、しかもお味のほうもバッチリ美味です
マコカレイとも石かれいとも違う、いい白身のお味です~

だんだんとお刺身用のなめたの入荷も少なくなってきたので、いつまでお出しできるかわかりませんが…。
入荷が続く限りは、お出ししたい白身の一つです


さんまのお刺身

2009-09-09 14:00:53 | 季節のお料理
ついに小名浜まで「さんま」がやってきました~
いよいよ、本格的な秋の美味しいものシーズン到来♪
当店では、丸々と太った大型のさんまだけを仕入れてます

お刺身、塩焼き、さんまの彩り煮、さんまの揚げだし蕎麦の実あん♪などなどをメニューにのせて、さんまモード全開。
いやぁ~しかし旬のさんまは本当に美味しい
例えば、私の大好きな、塩焼きにしてもこの時期はワタに甘味を感じます。箸で、身をほぐしワタと絡め、そこに辛い大根おろしをのっけてスダチをギューッと絞ってパクっと食べると、ああぁぁ~幸せ悶絶…。

近海にやってきた「さんま」。
これからしばらくは、晩秋にかけてさんまのお料理を楽しめますね
でも、お刺身は今の時期が一番美味しいような気がします。
さんまはこれからどんどん、脂がのって、10月のお祭りの頃にはのりすぎ位にのってくるので、生食は少ししつこく感じられるようになってくるような…
お刺身にしても、皮目をあぶったり、酢で〆たりしたほうが、脂がサッパリして美味しくなります。

なので、生身のトロ~っとした「さんまのお刺身」を味わうなら今が旬です。
ぜひ、お召し上がりください~

梅雨いわし

2008-07-12 04:49:07 | 季節のお料理
今日も一日、ジメジメしていて絶好の梅雨日和でしたね
でも恵みの雨です!梅雨時くらいふっていただきたい…

梅雨の時期といえば、いわしが美味しくなる季節。
しかし、近海物のいいいわしは、なんだか入荷があまりないように思います。
でも、今日扱わせていただいた鰯は、絶品でした!

写真を撮り損ねたのですが、きょうのいわしはもう最高に美味しかったです
脂がトロ~っとして、身はパリッとしていて、香りが清潔です
生臭いなんてことは全くなくって、骨ばってるのをのぞけば、
目をつぶってペロっと口に入れたらまさかいわしとは思うまいという美味しさ。
あ~いわしっておいしいなぁとシミジミ思いました…

今日の鰯は宮城の近海もの。
魚場が近いとこんなに新鮮なんですね
改めてビックリ、そして魚の奥深さに感じ入ったということでした…

秋刀魚も初入荷した今週。
そんでもって鯖も近海のいいものが入荷しておりました
夏なのに、すぐそばに秋が控えているせわしい感じが
まったくもって夏ですね
あ~本当に1日1日夏を堪能しなくちゃですね
まだ梅雨だけど…



蔵王サファイア辛子漬け

2008-07-04 13:37:30 | 季節のお料理
今年もやってきた、小茄子の季節。
「蔵王サファイアの辛子漬け」です。

プキッと皮を噛んだ後にくる、ツーンとした辛さは爆弾級です
私も味見して食べたりしますが、あまりの辛さに平衡感覚がおかしくなります。
以前、あまりにもこれじゃ辛すぎるのでは?と思い辛味を控えたところ
お客様から、ライトに苦情が……。

それ以来、辛さに容赦のない辛子漬けになりました。
でも、辛いものが苦手な方に、このようなものを出したらお巡りさんにつかまっちゃうです。

辛いものって、召し上がれるかたは本当に召し上がれるんですよね。
胃が焼けちゃうんじゃないか位の辛さのものを、汗ひとつかかないで
ペロリ召し上がっちゃう方なんかはもう尊敬に値します。

そう、かくいう私は、年とともに辛さが苦手なっていき
いまでは、カレールーは甘口使用です


高田梅の季節♪

2008-06-27 02:41:38 | 季節のお料理
今年もやってきました~
梅の甘露煮」を作る季節が…

毎年の事ながら、一度茹でこぼす前に、皮が破れないように針うちをするのですが、このチクチク仕事は肩がコリコリコリと固まってしまうのです。
しかし、チクチクをやっているときは全く気付かないという事にいまさらながら気付いた私…
遅い目覚めでした

なので、合間合間に肩のダイナミックストレッチをしながら針うちをいたしました。肩甲骨を大きく動かす快感
オホホー楽チン楽チン。
で、そんな感じで今年も5キロの梅を甘露煮にいたしました。
なんか酸気の抜きが少し甘かったかな?なんて思ったりして…

でも今年は青いダイヤこと、会津高田梅使用なので
ちょっと大きいのです。
食べ応えがあって、かなり満足のいく仕上がりになりました

キスの昆布締め

2008-06-16 09:26:09 | 季節のお料理
淡白な味わいの上品な初夏の魚、キスです♪
キスといえば、天ぷらや風干しなどが思い出されますが、
新鮮なキスはお刺身にしても美味しいです

今回は昆布〆にしてみました。
皮目をさっと炙ってお刺身にしたものと、どちらがいいか迷ったのですが
昆布のグルタミン酸の助けをお借りしようと決定


三枚卸しの後、小骨をぬくのですが、コレが結構細かく入っていて抜きにくいです細いし。
で、皮を引くかどうか悩んだのですが
あまり大きくなかったので、そのまま昆布で〆ました。
お味のほうは、上品さが際立って美味っ!
お鮨にして食べたいと、思わず思っちゃいました…