goo blog サービス終了のお知らせ 

京都を愛する”おいない”の最新情報・不定期便

【京 の 歳 時 記】:【最 近 の 話 題 : 出 来 事】をお知らせします

”おいない”の京都最新情報

2014年07月18日 11時01分29秒 | 【祇園祭シリーズ】

【祇 園 祭 シ リ ーズ】

祇園祭・「神幸祭」 2014年.jpg

★ 神幸祭(おいで) 御輿渡御
祇園祭は平安時代初めの貞観十一年(八六九)全国に疫病が流行したとき、神泉苑に祇園社のおみこしを迎えて素盞鳴尊(すさのおのみこと)をお祀りし、病気平癒・開運除災を祈ったことに始まる。
祇園祭は山鉾巡行と共に終わるのではありません。山鉾巡行の後、夕方より久世駒形稚児の乗った馬が先導し、祭神を奉じた中御座、東御座、西御座の三基が八坂神社の石段下に集まった。三基の神輿が西門前に集結し一斉に差し上げられると祭ムードは最高潮。
差し上げを行った後、ご神宝捧持の行列を先頭に氏子地域を練り、四条新京極の御旅所まで「東御座」・「中御座」・「西御座」の三基の神輿が深夜まで渡御する。
蒸し暑さが残る中、三基は飾り金具の音を鳴らして祇園界わいや河原町通の商店街などを勇壮に進み、深夜には御旅所にそろった。祇園祭でもっとも重要な神事。山鉾の行事と一体となって成り立っている。
二十四日の還幸祭(おかえり)までお旅所に鎮座する。

御旅所:「無言詣り」.JPG

★《逸話》 おみこっさん(神輿)へ無言詣で
『祇園界隈の花街では、お祭り期間中(おいで~おかえり)四条通・新京極の神霊の鎮座する御旅所へ無言で七日間毎日詣でると、願いがかなうと言う』。
花街(祇園・宮川町・先斗町)の芸舞妓さんたちがお座敷のあと、浴衣姿で無言参りにくる姿は京情緒あふれる祭りの夜の光景です。

 

大船鉾の鉾建て 2014年.jpg

★祇園祭の後祭(あとまつり)巡行に復帰する大船鉾の「鉾建て」が十七日午後、下京区新町通四条下ルの四条町で始まった。幕末以来、一五〇年ぶりに鉾を組む槌(つち)音が響き渡った。大船鉾は二十四日の巡行で最後尾を進む。
鉾建ての作業は通常、曳初(ひきぞ)めまでの二~三日間で終えるが、大船鉾には経験者がいないため、万全を期そうと前祭(さきまつり)巡行の直後から取りかかった。
午後、まだ香りが残るまっさらなヒノキ製の部材を運び込んだ。作事方と呼ばれる大工たちが手際よく組み上げ、船の形をした鉾の骨組みが姿を現した。
後祭で巡行する十基の山鉾のうち、大船鉾と北観音山、南観音山は二十日までに鉾を建てて同日午後に曳初めする。二十一日までに全ての山鉾が立ち並ぶ。

(画像の多いヤフーおいないブログへ直行)必見
http://blogs.yahoo.co.jp/oinaijp/folder/279901.html







”おいない”の京都最新情報

2014年07月17日 16時37分02秒 | 【祇園祭シリーズ】

【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

新撰組・「池事変記念パレード」2014年.jpg

★新選組の愛好家が隊士姿で練り歩く「池田屋事変記念パレード」が十六日、京都市内で行われた。「誠」の旗を掲げた一行が祇園祭の宵山でにぎわう四条通に登場し、観光客らに勇壮な姿を披露した。
「京都新選組同好会」が企画した。幕末の一八六四(元治元)年の祇園祭宵山の前日に、新選組が討幕派の志士を鎮圧した池田屋事件に合わせて毎年催している。今年は事件から一五〇年を迎え三十九回目となる。、
壬生寺に集まった同好会のメンバー三十五人は、新選組の近藤勇局長らの墓碑を参拝した後、「京都の平安を守るため出動せよ」との号令で出発。四条通を八坂神社までゆっくりと歩いた。
暑さのため休憩を挟みながら、道中は「新選組、前へ」「オー」と威勢のいい掛け声を響かせた。だんだら模様の羽織を揺らして誇らしく歩く姿に観光客らが見入った。

【祇 園 祭 シ リ ーズ】

南観音山:「日和神楽」2012年.jpg

★祇園祭・日和神楽                     
山鉾巡行が行われる十七日の好天を祈る行事「日和神楽(ひよりかぐら)」が十六日夜、京都市中心部であった。
三十三の山鉾町のうち、大船鉾を含めた十三の山鉾町の囃子方が、四条通寺町東入ルの八坂神社御旅所を目指した。日和神楽は、鉦(かね)や太鼓を載せた専用の移動式屋台で御旅所に向かう。従来は、町内から御旅所まで四条通を往復するコースが主流だったが、宵山の四条通が混雑して危険なため、近年は別のコースを通る町も増えてきた。

★京都の夏を彩る祇園祭は十六日、「宵山」を迎えた。二十二基の山鉾が立ち並ぶ中心部の山鉾町では、夕暮れとともに駒形提灯に明かりがともり、祇園囃子と相まって祭りムードは最高潮に達した。

祇園祭前祭の山鉾巡行コース.jpg

★祇園祭の山鉾巡行が十七日、京都市中心部で行われる。
先頭の長刀鉾は午前九時に四条烏丸交差点を出発する。四条麸屋町で稚児が「注連縄(しめなわ)切り」を行い、山一番の占出山が続く。巡行順を確認する「くじ改め」は四条堺町、鉾や曳山(ひきやま)が豪快に進行方向を変える「辻回し」は四条河原町、河原町御池と御池新町で見られる。
夕方からは神幸祭があり、三基の神輿(みこし)が東山区の八坂神社を出発する。午後六時半ごろに石段下で「差し上げ」をした後、氏子地域を練って四条通寺町の御旅所に向かう。

祇園祭長刀鉾・稚児:「注連縄切り」2014年 .jpg

★ 山鉾巡行
祇園祭のクライマックス、山鉾巡行の二十三基の山鉾は、各鉾町を出発して四条烏丸に集結、俗界と神域への結界を解き放ち、巡行の始まりを告げる大役、注連縄切りを務める長刀鉾の生稚児は、金冠を頭に、金色・朱色のあでやかな振り袖に身を包み、四条通を横切るように縄が緩やかな曲線を描いて張られている。稚児がかざした太刀をきらめかせ、両手で一刀両断「注連縄切り」が行われた。左右に縄が落ちると固唾をのんで見守っていた沿道の観客か拍手とどよめきがわき、巡行が始まる。

くじ改め(解).JPG

★くじ改め
巡行の見せ場の一つが、四条堺町の「くじ改め」で、各山鉾の渡し方はさまざまだ。
京都市長による巡行順位を確認する「くじ改め」のセレモニーの後、「動く美術館」といわれる通り、豪華に・優雅に三時間余りをかけて市内中心部、四条通から河原町通へと鉾の前方二人の音頭取りと屋根の上の人々との呼吸と技の見せ所
で巨体がゆっくりと進む。途中二ヵ所の交差点で方向転換する技術、見せ場「辻回し」に見物客は拍手喝采。

祇園祭・前祭:「山鉾巡行」2014年.jpg

★ 辻回し
次の山場、辻角での「辻回し」が行われる四条河原町交差点や河原町御池交差点では、竹を敷いて水をまき、車輪を乗せると山鉾が車方の技と掛け声と共に、曳き子が一気に向きを変える。直角に方向転換する豪快なシーン「勇ましく山鉾の向きを変える辻回しからのパワー」は観衆を魅了する。

山鉾巡行(横七基).JPG

★ 祇園祭のハイライト
山鉾巡行に囃される祗園囃子は各鉾によってその曲はそれぞれ異なる。
「渡り囃子」などと呼ばれる優雅で荘厳な奉納曲を奏で、四条通を進んできた山鉾は、四条河原町での交差点での見せ場、方向転換する「辻回し」で車輪を横滑りさせて、三回に分けて向きを変える時、辻回しの曲のテンポを次第に早め、辻回しの角度に合わせて、囃子が徐々に盛り上がる「唐子」が醍醐味。
河原町通で北を向くと囃子の曲調が一転して賑やかな「戻り囃子」に切り替わり、祭りを楽しむ開放感と活気がみなぎる。
終盤、地元鉾町に近づくと鉦や笛、太鼓の音色が一体となり、囃子は頂点に達する。各鉾とも奉納曲はいくつも用意されている
※午前九時にスタートして約二.八キロの巡行コースを約一時間半かけて祭礼絵巻が繰り広げられる。 

(画像の多いヤフーおいないブログへ直行)必見
http://blogs.yahoo.co.jp/oinaijp/folder/279901.html 







”おいない”の京都最新情報

2014年07月16日 15時09分37秒 | 【祇園祭シリーズ】

【祇 園 祭 シ リ ーズ】      

                   聖護院山伏:「山鉾巡行の無事祈願」2014年 .jpg                       

★祇園祭・前祭(さきまつり)の山鉾巡行を控えた十五日、巡行前の恒例行事で左京区・聖護院(本山修験宗総本山)の山伏たちが修験道ゆかりのある二つの山を巡拝し、巡行の無事や町内の発展を祈願した。巡行前の恒例行事。
昨年までは一日で七つの山を巡っていたが、今年から前祭と後祭に分割されたのに伴い、先に前祭の山伏山と霰(あられ)天神山を巡拝した。
山伏山では、山伏十人が町会所に祭られたご神体の「浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)」像を参拝した後、町内の一角に設けられた祭壇の前で護摩たきを行った。
炎天下の中、山伏たちが汗だくになりながら護摩木を燃やし、般若心経を唱えたり、ほら貝を吹き鳴らしたりする姿に、市民や観光客らが手を合わせて見守った。

祇園さんの「御献茶式」06’(表千家)  .JPG

★祇園祭の宵山の七月十六日の朝、山鉾巡行の無事を祈る献茶式が八坂神社であり、今日菴裏千家家元による抹茶を神前に奉納する「祇園・八坂神社 御献茶式」の神事がある。
「祇園さんのお献茶」として一九四六(昭和二十一)年に始まり、表千家と裏千家が一年交代でお手前を披露している。今年は不審菴表千家の担当で、太鼓の音を合図に本殿で儀式が始まり、家元が霊泉「八坂の神水」を用いて濃茶と薄茶を一服づつたて、神職の手で神前に供える。                  

そばにある別棟の能舞台では長刀鉾の囃子方が奉納する祇園囃子が響き、荘厳な祭り情緒が漂った。                                                               
御献茶式には京都の茶道関係者だけでなく、全国から茶人が集まる。                 
約千枚の参列券が発行されているが、参列できるのは先着の百五十人程度のみ。       
そこで、神社境内とその周辺に拝服席・副席・協賛席の茶席が設けられる。            
                                     
                                          
★祇園祭・石見神楽の奉納                                                       
山陰地方の石見神楽は、国の無形文化財に指定されており、八坂神社の主祭神・素戔嗚尊(すさのうのみこと)が八俣大蛇(やまたのおろち)を退治し悪霊を秡ったという神話を、笛・太鼓・鉦の囃で演じます。
   

                  宵々々山の四条通 06’.JPG                               

★京都の夏を彩る祇園祭は十六日、「宵山」を迎えた。二十二基の山鉾が立ち並ぶ中心部の山鉾町では、夕暮れとともに駒形提灯に明かりがともり、祇園囃子と相まって祭りムードは最高潮に達した。                                                            





”おいない”の京都最新情報

2014年07月15日 15時06分37秒 | 【祇園祭シリーズ】

【祇 園 祭 シ リ ーズ】   

  ★ 宵山の見どころ  

20142014年 祇園祭コゴ 575.jpg宵々々山の歩行者天国11’.jpg

祇園祭のムードをいっそう盛り上げるのは山鉾巡行(十七日)の三日前から「宵々々山」(十四日)・「宵々山」(十五日)・「宵山」(十六日)と呼ばれ、飾り付けを終えた「鉾」や「山」が各町で披露され、夕方から駒形提灯に照らされた山鉾は幻想的。           
山鉾が立ち並ぶ四条通は祇園・八坂神社から堀川通までの間、夕暮れから歩行者天国とな、大勢の見物客が繰り出し、蒸し暑い京都の夜を祇園囃子に耳を傾けたり、山鉾や露店を巡る人たちで夜遅くまで賑わう。                             
十六日の宵山でフィーバーに達し、祇園祭もクライマックスを迎え、十七日の華麗な夏絵巻「山鉾巡行」へと日本の祭礼の原点とも称せられる祇園祭は繰り広げられていく。 宵山の期間には、町内の旧家などで家に伝わる財宝が展示される。      
                
                                       

イメージ 1

十三軒の町屋造りの旧家や老舗が所蔵し、守り伝えてきた豪華な懸装品を間近に見せる会所飾りや屏風や絵画、書画、骨董品や織物などの美術品を通りに面した表の座敷に飾り四季の花をしつらえて見物客に披露する「屏風祭」も、山鉾の町内に響きわたるお囃子と共に祇園祭の魅力の一つ。街全体が宵やみと共に、巨大な美術館に変身する一年一回のひととき。お囃子に浸りながら大路小路を巡れば祇園祭を担ってきた町衆の財力と心意地を目の当たりに出来る。 





”おいない”の京都最新情報

2014年07月14日 13時19分58秒 | 【祇園祭シリーズ】

【祇 園 祭 シ リ ーズ】

油天神山:「駒形提灯」.jpg

祇園祭短章
日本三大祭の一つ、祇園祭の起源は一一〇〇年以上前にさかのぼり、疫病退散を祈願して当時の国の数に当たる六十六本の矛(ほこ)を立てたことに由来し、平安時代中期から毎年、祭が行われている。
応仁の乱と昭和の戦時中に一時、巡行は中止されたが、町衆の力で祭は受け継がれた。
巡行する三十三基の鉾や山を飾る染織品など懸装品にはヨーロッパなどから伝来したものも多く、国の重要文化財に指定された品も多い。
正に山鉾行事は京都が誇る「動く美術館」とも言われる。

山鉾の巡行路648.jpg

★祇園祭の夜を彩る宵山が今年、様変わりする。四十九年ぶりに二十四日の後祭(あとまつり)巡行が復活するのを受け、宵山も前祭(さきまつり)と分かれ、開催エリアも二つに分割される。前祭では歩行者天国が一日減って二日間となり、露店も昨年より約一二〇店減少する。近年、絶大な集客力を誇ってきた京都随一の観光イベントだが、客足や祭りの趣にも変化が見られそうだ。
山鉾巡行前の宵山期間には、各町で懸装品の展示や厄よけちまきの販売、祇園囃子の披露などを行っている。かつては前祭と後祭それぞれに伴っていたが、一九六六年に後祭が前祭に統合されて合同巡行となったのを機に宵山も一本化。歩行者天国が当初の一日から三日間に増え、時に一晩で四十万人を超える人であふれる観光行事となってきた。
今年は後祭復活を受け、宵山も元の形に戻す。前祭は昨年までと同様、十四~十六日に行われるが、開催エリアは十七日に巡行する山鉾二十三基の町内で、錦小路通より南が中心となる。後祭は二十一~二十三日に十町で行う。
前祭と後祭の山鉾が同時に立つことはなく、町会所での販売や展示も、後祭の鯉山を除いて、ともに当該の期間内でしか行わない。
露店と歩行者天国(四条通、烏丸通)はいずれも前祭の十五、十六日だけで例年より一日減らす。露店数は三年前が約八五〇店だったのに対し、今年は「六二〇店ほどの申請」という。狭い道路に露店がひしめき、身動きがとれないほどの混雑を招いてきたが、府警が一昨年から規制に乗り出したことに加え、地元の祇園祭山鉾連合会からも露店の削減を求める要望が寄せられていた。
後祭では露店は出ず、歩行者天国の設定もない。前祭とは異なり、静かに風情を味わえる祭りとなりそうだ。

(画像の多いヤフーおいないブログへ直行)必見
http://blogs.yahoo.co.jp/oinaijp/folder/279901.html