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京都を愛する”おいない”の最新情報・不定期便

【京 の 歳 時 記】:【最 近 の 話 題 : 出 来 事】をお知らせします

”おいない”の京都最新情報

2014年07月12日 12時29分59秒 | 【祇園祭シリーズ】

【祇 園 祭 シ リ ー ズ】

鉾曳き初め 2013年.jpg

★祇園祭・前祭の山鉾巡行の前に十二日、十三日の鉾建ての最後の作業で、無事に巡行出来るかを点検する鉾の走行テストともいうべき、鉾の「曳き初め」が行われた。
大勢の市民や観光客が詰め掛け、大汗をかきながら綱を引いて大きな鉾を動かした。
この曳き初めは一般人男女とも誰もが参加でき、鉾の上に立つ音頭取りが扇子を振り「エーンヤーラーヤ」の掛け声に合わせて車輪をきしませながら巨大な鉾が動き出すと、一足早く祭りムードを楽しめる。
曳き初めをするのは、「鉾ヶ辻」と呼ばれる四条室町周辺の五基(長刀鉾・函谷鉾・菊水鉾・月鉾・鶏鉾)が行う。 

【京 の 季 節 の 花 だ よ り】

法金剛院「観蓮会」.JPG

★「蓮の寺」として有名な右京区花園・法金剛院で恒例のハス花をめでる「観蓮会」が開かれている。
法金剛院には
、待賢門院が平安時代末期に極楽浄土を模して造園させた回遊式の庭園がある。ハスは極楽浄土に咲く花とされ、庭園には中国やインド原産の約九十種類のハスが名勝の苑池や鉢に植えられている。
淡いピンクや透き通るような白色、濃い赤色などの花や色づいたつぼみの華麗な花が見頃を迎えている。
夏の強い日差しを受け、輝く大輪の花を咲かせている。
早朝に美しく咲くので開門時間を早めて午前七時に観蓮会を開いている。 「かんかん照った後は数日したらよく咲く」と住職は話す。
観蓮会は八月三日まで。午前七時~午後三時半に開門する。

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”おいない”の京都最新情報

2014年07月10日 17時14分19秒 | 【祇園祭シリーズ】

【祇 園 祭 シ リ ーズ】

函谷鉾:「鉾建て」2014年.jpg

★ [鉾建て]
祇園祭のハイライト、前祭(さきまつり)(十七日)の山鉾巡行を一週間後に控えた十日、四条通かいわいで「鉾建て」が始まった。
台風八号の接近で雨の中の作業となったが、鉾の土台となる櫓(やぐら)を組む槌音(つちおと)がビルの谷間に高らかに響いた。
長刀、函谷(かんこ)、鶏、月の各鉾が、ぬれた足場に注意しながら作業を始めた。
函谷鉾では、くぎを一本も使わずに部材を縄で固定する「縄がらみ」の技法で櫓を組み立てた。その後、シートで覆い、手伝い方たちが中に入って荒縄がぬれないように作業を進めた。
四基の鉾と菊水鉾は、十一日に全長二十メートルを超す真木(しんぎ)を取り付け、十二日午後に曳初(ひきぞ)めを行う予定。放下鉾、船鉾、岩戸山の曳初めは十三日午後となる予定だ。
四十九年ぶりに復活する後祭(あとまつり)の北観音山、南観音山と、一五〇年ぶりに復興する大船鉾の曳初めは二十日午後にある。
鉾建ては釘を一本も使わず、「雄蝶」「雌蝶」「えび巻き」などと呼ばれるわら縄だけで木材を固定する「縄がらみ」という独特の技法で行われる。
大工方や手伝い方、車方と呼ばれる各鉾専属の職人たちが作業を進める。
鉾が建ち上がると、十六日の宵山まで鉾の上での祇園囃子が囃され、都大路に祭りムードが一気に高まる。

お迎え提灯.jpg

 ★【お迎え提灯行列】
祇園祭の神事「神輿洗い」の神輿を迎える「お迎え提灯」が十日夕方から、東山区の四条通一帯で行われ、祇園囃子や提灯の行列が街中を練り歩いた。
この行事は、八坂神社の氏子組織である祇園万灯会の有志らによって行われた。
武者姿や鷺(さぎ)踊の子どもらが列をつくり、同神社を出発。円山公園を経由し、それぞれに提灯やのぼりをたてて四条通を西へ進んだ。
折り返し地点の京都市役所では、鷺踊などが披露され、かわいらしい子どもらの姿に、観客から拍手が送られた。

祇園祭:「神輿洗い」2013年 .jpg

★ [御輿洗い]
七月十日夕方から行われる御輿洗いは、十七日の神幸祭(先祭)で市内中心部の氏子区域を渡御する三基の御輿のうち、主神を乗せる「中御座」を清める神事。
長さ五メートルの松明や提灯に先導されたみこしが「ホイット、ホイット」の掛け声に乗って、八坂神社から四条大橋までを往復する「道しらべの儀」があり、御輿の通り道を清め、橋の中央では、八坂神社の神職が祝詞を奏上した後、鴨川からくみ上げた清めた水にサカキの枝を浸し、御輿に向かって大きくお祓いをする神事。
※見物客は飛び散る水しぶに掛かると無病息災・厄払いになるというので、神輿を幾重にも取り囲み、興奮は最高潮に達した。

 







”おいない”の京都最新情報

2014年07月08日 09時29分07秒 | 【祇園祭シリーズ】

【祇 園 祭 シ リ ー ズ】

綾傘鉾・稚児:「社参の儀」2014年.jpg

★山鉾巡行で綾傘鉾の先頭を歩く稚児に選ばれた五~六歳の男児六人の「社参の儀」が七月七日、八坂神社であり、巡行の無事を祈った。
六人は、町内の子どもとして受け入れる儀式の「結納の儀」を済ませ、金色の烏帽子と華やかな狩衣姿の稚児が保護者に連れられ、八坂神社の南楼門から入り、本殿に上がった。玉串を奉納し、神木のスギの葉を包んだ「杉守り」や、宮司から「神の役」を務めることを認める「祇園祭神役之事」と書かれた「宣状」を順番に受け取り、正式な稚児と認められた。
続いて「お千度の儀」では、本殿の周囲を歩いて三周回り、正面と背面で手を合わせ、巡行本番の安全を祈る。
綾傘鉾の稚児は保存会の推薦を受けた子どもから選ばれ、山鉾巡行(十七日)では綾傘鉾の先頭を歩く。

八坂神社・祇園甲部:「お千度」2014年.jpg

★祇園祭の雰囲気が高まるこの時期に、井上流門下生による祗園甲部「みやび会」の芸舞妓約八十人が夏場の健康と芸事の上達を祈願する恒例の「お千度」を七月七日、祗園・八坂神社で営まれた。
京舞井上流家元の井上八千代さん門下生らが新調したそろいの白い浴衣姿で勢揃いし、境内は華やいだ夏の風情に包まれた。今年の浴衣は柳の葉にカエルをあしらったシンプルなデザイン。
京舞井上流のお弟子さんたちは家元の井上八千代さんに「おはようさんどす」と挨拶を交わしたあと、本殿の周囲を静かに歩いて願をかけた後、本殿神職からお祓いを受けた。
白い浴衣で愛らしい、いかにも涼しげなデザインの新調した揃いの浴衣姿で参拝し、境内を華やいだ雰囲気に包んだ。
居合わせた観光客らや大勢の写真愛好家たちは、京情緒が漂う光景に参拝姿をカメラに収めていた。




”おいない”の京都最新情報

2014年06月23日 09時06分59秒 | 【祇園祭シリーズ】

【祇 園 祭 シ リ ーズ】

祇園祭・長刀鉾「結納の儀」2014年.jpg

★祇園祭の長刀鉾が今年の稚児を町内に迎える「結納の儀」が二十二日、左京区にある、稚児・平井誠人君(九歳)の自宅で行われた。
結納の儀は
、床の間に「祇園牛頭(ごず)天皇」と書いた軸が掛けられ、神饌(せん)が供えられた。八坂神社の神職による清祓(きよはら)いの後、結納の儀が始まった。
長刀鉾保存会の役員と、稚児の父親と親族、稚児を補佐する二人の禿(かむろ)の両親らが紋付き袴の正装で向かい合って座った。
保存会の代表理事が「幾久しくお受けいただきますよう」と結納の品を渡すと、稚児の父親は「伝統と格式ある長刀鉾の稚児の大役を無事につとめられますよう精進する覚悟です」と返礼した。

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”おいない”の京都最新情報

2014年06月22日 09時46分25秒 | 【祇園祭シリーズ】

【祇 園 祭 シ リ ーズ】 

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 ★祇園祭の孟宗(もうそう)山保存会が、画家竹内栖鳳(一八六四~一九四二)が墨で描いた見送「孟宗竹薮林(そうりん)図」を織物の形で新調し公開した。
見送は、縦約一七四センチ、横一一七センチの絹糸のつづれ織り。保存会の代表によると、祖父梅吉さん(故人)が栖鳳と懇意で、栖鳳の喜寿と梅吉さんの還暦が重なった一九四〇年、栖鳳が見送に孟宗竹を描いた。戦時色に世相が染まった時代に、派手な懸装品は控え、モノトーンの見送が作られたという。
四十一年から山鉾巡行に使われてきたが、経年劣化もあり保存会が新調を計画。墨で描かれた原本を、白と黒の濃淡で一二〇色にも及ぶ化学染料で着色した絹糸を用いて緻密に再現した。龍村美術織物が担当、費用は総額一八〇〇万円という。
七月十四~十六日の会所飾りで公開した後、十七日の前祭巡行で使用する。