京都を愛する”おいない”の最新情報・不定期便

【京 の 歳 時 記】:【最 近 の 話 題 : 出 来 事】をお知らせします

残暑 お見舞い申し上げます

2005年08月29日 13時25分44秒 | “おいない”プライベート日記
京都は相変わらず厳しい残暑が続いておりますが、皆様方は如何お過ごしでしょうか お見舞い申し上げます。
夏枯れで歳時記も情報もこのところ小休止です。
プライベートHP:「日曜コラム」の義経伝説を追加更新しました。
直通 http://www.hpmix.com/home/oinai/frame.htm (コラムをアップ)
お暇な折にでもご笑読頂ければ幸甚に存じます。


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
 京の企画屋 “おいない”
     吉 川 嘉 一
   第一回【京都・観光文化検定試験「京都通」二級認定】
パブリックH/P http://web.kyoto-inet.or.jp/people/oinai/
プライベートH/P http://www.hpmix.com/home/oinai/
“関西どっとコム”京都エリア公式 blogger“おいない”のブログ
   http://blog.kansai.com/0171
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

京都を愛する”おいない”の最新情報・不定期便

2005年08月24日 09時53分53秒 | 【京 の 歳 時 記】
【京 の 歳 時 記】

★吉祥院天満宮の「六斎念仏踊り」
八月二十五日の夏期大祭に奉納される六斎念仏は、平安時代に空也が念仏を広めるために始めた踊り念仏が起源とされる。その後、長唄、歌舞伎などを取り入れて現在の形となる。 京都では祖先供養と結び付き、お盆前後に各所で行われる。鉦や太鼓をたたいて踊る民俗芸能「六斎念仏踊り」は、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
学問の神様・菅原道真を祀る天満宮は全国で一万以上数えられるが、この吉祥院天満宮は道真誕生の地で、境内には道真のへその緒を埋めたと伝えられる胞衣塚(えなずか)がある。少年時代をこの地で過ごしたが、やがて政争に巻き込まれて遠く大宰府に左遷され、死してのち天神となり、天神信仰は全国へと広がった。



京都を愛する”おいない”の最新情報・不定期便

2005年08月22日 10時56分06秒 | 【最 近 の 話 題 : 出 来 事】
【最 近 の 話 題 : 出 来 事】
★嵯峨・化野念仏寺で京都の夏を送る「千灯供養」が八月二十三日夜、営まれる。
約八千の石仏にろうそくを灯し、闇が深まるごとに炎は大小形もさまざまな石の表面から仏を浮かび上がらせ、先人を偲ぶ幻想的な光りに照らされて、思い思いにゆかりの人を偲び、冥福を祈った。小倉山山ろく一帯の嵯峨・化野周辺は昔、風葬が行われた土地として知られる。明治時代に、散在していた多くの無縁石仏を同寺に集め供養したのが千灯供養の始まりとされ、地蔵盆の行事として灯明をささげている。
近年、観光スポットとして注目を浴び、入寺には予約が必要。 ちなみに化野念仏寺はTVドラマや映画に数多くの撮影場所として登場しているのは周知の通り。 この日も京都は残暑の続くなか、辺りは清澄な空気に包まれ多くの人出で賑わう。

★化野念仏寺の千灯供養に合わせて、境内に続く参道は伝統的建物群保存地区に指定されている嵯峨鳥居本地区で、「愛宕古道街道灯し」を嵯峨二尊院から愛宕神社一の鳥居までの旧愛宕街道沿いに、手作りの提灯や灯ろうが灯され、古い家並みが残る地域一帯は幻想的な雰囲気で、柔らかな光に包まれた空間で、癒しのひと時を過ごされては……。 瀬戸内寂聴さんの点火で八月二十三日・二十四日:午後七時~九時まで。

京都を愛する”おいない”の最新情報・不定期便

2005年08月21日 10時06分22秒 | 【京 の 歳 時 記】
【最 近 の 話 題 : 出 来 事】
★京都勢七年ぶりの準優勝!
酷暑厳しい八月十九日、甲子園球場で行われている第八十七回全国高校野球選手権大会の準決勝で、我が京都の京都外国語大学西高校が10対8で山口県・宇部商に熱気溢れる逆転勝ちを飾り、初の決勝進出を決めた。京都勢の決勝進出は、第八十回大会以来、七年ぶり。京都勢として第三十八回大会の平安高校以来、四十九年ぶりの栄冠をかけ、二十日、夏連覇を狙う南北海道・駒澤大学付属苫小牧と対戦した結果、伯仲した白熱戦を繰り広げたが、くしくも3対5で敗れ悲願の初優勝を逃した。

【京 の 歳 時 記】
★京の六地蔵めぐり
京の六地蔵尊像は人皇五十五代、文徳天皇に仕える参議左大辮、従三位小野篁(たかむら)の作と伝えられ、七十七代、後白河天皇は深くこの六地蔵をご信仰になり、宝祚長久、王城守護、厄病退散を祈願し、また都を従来する旅人たちの路上の安全を願い、また広く一般庶民に二世福楽の利益結縁の御心から、保元二年、平清盛に勅令し、清盛は西光法師に命じて都街道の入り口六ヶ所に六角堂を建てて、一体づつ御尊像を分置された。これにより京の宗教行事として広く庶民に親しまれ、その起源となるのが八百余年の伝統をもつ京の六地蔵めぐりの風習が起こったと伝えられている。
鞍馬街道:鞍馬口地蔵 (上善寺)・周山街道:常磐地蔵(源光寺)・丹波、山陰街道:桂地蔵(地蔵寺)・西国街道:鳥羽地蔵(浄禅寺)・東海道:山科地蔵(徳林庵)・奈良街道:伏見六地蔵(大善寺) それぞれの寺で頂く六色のお幡は御守りとして家の入り口に吊し、一年中の厄病退散、福徳招来の護符とする。
例年八月二十二・二十三日の両日にはこの六カ所を巡り、罪障消滅・家運繁栄などを祈願するならわしがあり、また新亡の初盆には水塔婆供養し、三年間巡拝すれば六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上)の苦を免れると言われる。

★夏の終わり、京都の風物詩、京の町々で子供を中心に賑わう地蔵盆が盛んに行われるのも六地蔵信仰に起因します。

プライベートHP:「日曜コラム」の義経伝説を追加更新しました。
直通 http://www.hpmix.com/home/oinai/frame.htm (コラムをアップ)


京都を愛する”おいない”の最新情報・不定期便

2005年08月16日 09時21分15秒 | 【京 の 歳 時 記】
【京 の 歳 時 記】    
        
★京の晩夏を彩る、お盆に精霊を送る伝統行事、清らかな「五山の送り火」
八月十六日午後八時、「大文字」が点火されると五分から十分間隔で左順に点火され、盆地の京の街全体が、五つの山の壮大な火文字で囲まれ、夏の夜、山腹に浮かぶ幻想的な火に酔いしれ、京の人々は夏の終わりを感じ始める。お迎えした精霊をあの世へとお送りする感謝の表れでもある。 起源は平安とも室町ともいわれるが定かでない。江戸後期には十カ所で送り火があり、明治初期に現在の形になる。
単独でよく見えて見物客の多いのは、鴨川堤防(大文字:大文字山)、北山通(船形:船山・妙:松ヶ崎・西山、)、高野川堤防(法:松ヶ崎・東山)、西大路通(左大文字:大北山)、桂川罧原堤(鳥居形:曼荼羅山)など。 
東山・将軍塚展望台や北区・船岡山公園の頂上からは複数の送り火が見渡せる。
ちなみに私のマンションの屋上からは五山の送り火が全部見られる市内でも数少ないマンションの一つです。
尚部屋(11F)のDKからは食事をしながら「鳥居形」が遠く曼荼羅山に浮かびます。

★八月十六日、嵐山・渡月橋付近で、先祖の霊を供養する「嵐山灯籠流し」が営まれる。約八千個の灯籠が桂川をゆらゆらと流れ、暗闇に光の帯が浮かび上がった。午後七時、大堰川中之島公園で法要が行われた後、ご詠歌が 流れる中、火が灯さた灯籠が、渡月橋下 流の桟橋から次々と流されると、オレンジ 色 の光が暗い川面を照らし、辺りは幻想的な雰囲気に。曼荼羅山の送り火「鳥居形」の点火と共に観客は炎の競演に魅せられた。