京都を愛する”おいない”の最新情報・不定期便

【京 の 歳 時 記】:【最 近 の 話 題 : 出 来 事】をお知らせします

”おいない”の京都最新情報

2010年06月30日 10時47分49秒 | 【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・】
【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】    

★半年間の厄と汚れをはらい、残り半年を無事に過ごせるようにと息災を祈る「夏越の祓い」(水無月祓)が六月三十日、京都市内の各神社で行われる。
主な神社としては、上賀茂神社・吉田神社・建勲神社・白峯神社・地主神社・貴船神社
・城南宮・車折神社・梅宮神社・御香宮神社などでは、一年間の折り返しにあたるこの日、大きな「茅の輪」を社頭に飾り、その茅の輪をくぐると無病息災・悪厄退散になると伝えられ多彩な催しを行う。
神社に伝わる和歌を唱しながら茅の輪くぐりや城南宮では交通安全祈願のため、車を通り抜けさせる直径五㍍のジャンボ茅の輪を設置したり、境内の小川で人形流しや人形を浄火で焼くお焚き上げなど、又和菓子の「水無月」を無料でふるまう神社もある


★京都では六月三十日に「水無月」という和菓子を食べる習慣がある。
このお菓子は、むかし貴重であった「氷」のかたちをなぞった物といわれています。
天然の氷雪を氷室に蓄え、六月三十日にその氷を宮中に献上していた。
一般には夏季に氷を得ることがかなわず、形を氷になぞらえて麦粉で作っていたが、徳川時代中期に至り小豆を混え三角に切り、現在の形となった。
悪疫を防ぎ、災難をも除くためとし、広く洛の内外に用いられたもので、「みな月」は京都独特の名物である所以でもある。最近では三角を基幹として色んな形が出てきた。
                          
今日のブログ記事の関連参考画像は下記URLより
    ヤフーのおいないブログ(京都最新情報)へとお進みください
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/oinai/
http://blogs.yahoo.co.jp/oinaijp/folder/279901.html (直行)

”おいない”の京都最新情報

2010年06月28日 11時44分42秒 | 【祇園祭シリーズ】
【祇 園 祭 シ リ ーズ】

「大船鉾」(安産の神)居祭り
★大船鉾の御神面は神功皇后で、室町時代の作と伝わる。御簾(みす)にかけ、姿を完全に見せずに祭るのが習わしになっている。臨月だった神功皇后が遠征した後、無事出産した故事から、安産信仰の対象になってきた。
一八六四(元治元)年の大火で、船形の木組や車輪を焼失したが、御神面や懸装品の多くは町内で守られ、居祭りを受け継いできた。一九九四年を最後に居祭りは中断。
御神面に関連する神事は続け、二〇〇六年に居祭りを復活させたが、御神面は祭っていなかった。


★祇園祭の鯉山保存会は、山の前面を飾る前額水引(縦三十九㌢、横四十八㌢)二面を復元新調した。
約百十年前の制作時の図柄を再現し、金地に草花や果物をあしらった。
鯉山の前額水引は、山の前面上部で左右に分けて飾る。元の水引は明治三十年代に作られ、糸や色合いの劣化が目立っていた。一九八七年から進めている懸装品全体の復元新調の一環で約六三〇万円かけ制作した。
二面の図柄は刺しゅうで左右対称に仕上げられた。濃淡がくっきりした緑色の葉の間に、ブドウなどの果物、薄いピンク色の花が並ぶ。十六世紀のベルギー製タペストリーを裁断して作った見送や胴掛に合わせて、西洋風のデザインになっている。

今日のブログ記事の関連参考画像は下記URLより
    ヤフーのおいないブログ(京都最新情報)へとお進みください
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/oinai/
http://blogs.yahoo.co.jp/oinaijp/folder/279901.html (直行)

”おいない”の京都最新情報

2010年06月25日 11時52分24秒 | 【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・】
【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

★北野天満宮では祭神の菅原道真の「御誕辰祭」(誕生日)に合わせ、夏本番を前に茅の輪をくぐることで、罪や汚れをカヤに託し、厄よけや無病息災を願う「大茅の輪くぐり」の神事が六月二十五日「天神さん」の日に行われる。 

昨日の大茅輸くぐりに使用される「大茅の輪」の取り付けも見ごたえがあり、風物詩の一つです。
酷暑を無事に越すことを願うことから、「夏越天神」の名で親しまれている。
直径約七~八㍍もある茅の輪が楼門に取り付けられ、参拝者は「酷暑を元気に過ごせるように」と願い事を唱えながら茅の輪をくぐり、抜き取った茅で小さな茅の輪をその場で作って持ち帰り、一年の無事を込めて玄関に吊す。
又、先着五千体限り、三百五十円で直径七~八㌢の「茅の輪」が「智の輪」に通じるとして授与されます。

※ 夏越の神事ともいわれる茅の輪くぐりは、京都の多くの神社で六月三十日に行われる夏の風物詩の一つ。


今日のブログ記事の関連参考画像は下記URLより
    ヤフーのおいないブログ(京都最新情報)へとお進みください
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/oinai/
http://blogs.yahoo.co.jp/oinaijp/folder/279901.html (直行)

”おいない”の京都最新情報

2010年06月23日 08時00分11秒 | 【京 の 季 節 の 花 便 り】
【京 の 季 節 の 花 便 り】

京都御苑の東側(寺町通)沿いに建つ、節分で有名な紫式部ゆかりの廬山寺では、キキョウが見ごろになってきた。
「源氏庭」で紫のかれんな花を競い、訪れた人を楽しませている。
この寺の場所にはかって、紫式部のお父さんの藤原為時の居宅があり、式部が「源氏物語」を執筆したとされている。
キキョウは源氏物語に登場するなど古代から愛されており、廬山寺の源氏庭には平安時代の風情を伝えようと約千株が植えられて、つり鐘型の花が庭一面に、白砂と鮮やかなコントラストを見せている。


今日のブログ記事の関連参考画像は下記URLより
    ヤフーのおいないブログ(京都最新情報)へとお進みください
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/oinai/
http://blogs.yahoo.co.jp/oinaijp/folder/279901.html (直行)

”おいない”の京都最新情報

2010年06月20日 17時30分28秒 | 【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・】
【祇 園 祭 シ リ ーズ】

★祇園祭神事のトップを切って、祇園祭の長刀鉾保存会は六月十九日、今年の長刀鉾の稚児を務める子供の自宅で「結納の儀」が行われた。
これは長刀鉾保存会として、稚児を迎え入れるための儀式で、稚児の両親と、立ち会い役の禿(かむろ)の両親らが紋付きはかま姿で恭しく儀式を進めた。
八坂神社の神職による稚児の自宅を清める神事「清はらいの儀」に続いて、床の間に設けられた八坂神社ゆかりの「祇園牛頭天皇」と書かれた御神号の軸が掛けられた祭壇の前に海や山の幸が供えられ、結納の儀が厳かに執り行われた。
保存会の理事長が「幾久しく納めていただきたい」と結納の品を渡した。稚児の父親が「伝統と格式のある稚児の奉仕が無事務まるよう、日々精進いたします」と返礼した。



【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】


★洛北・鞍馬寺では六月二十日、大蛇に見立てた青竹を山刀で断ち切り、災いを払って吉事を願う「竹伐り会式」が僧兵に扮した地元の人たちの豪快な刀裁きで行われる。
平安時代に鞍馬寺中興の祖・峯延(ブエン)和尚が大蛇に襲われ、法刀で退治したとの故事にちなむ、千年以上の歴史を伝える神事。
江戸時代中頃から、東の近江座と西の丹波座に分かれて竹を切る速さを競い、両地方の豊凶を占うようになった。
ほら貝の音を合図に、黒の僧衣に白袈裟を弁慶かぶりした八人の大惣荒法師仲間が本殿前の特設舞台で「竹ならし」で竹の長さを切り揃え、東西に分かれ二人一組になって直径約十一㌢、長さ五㍍の青竹四本に、山刀を振り下ろし、切り落としていきます。
導師が扇をかざしたのを合図に大惣はバン、バンと激しい音を響かせながら、四本の竹に刀を激しく打ちつけた。
先に切り取った方が今年の豊作を約束されるという。
その青竹は魔除け、厄よけとされており、竹は二回切るので(竹ならし・勝負伐り)、最初の竹鳴ならしだけではなくて、勝負伐りまで見ると縁起がいいようです。
竹の切れ端は、参拝者らのお守りに使われるという。
ちなみに昨年は、西の丹波座がいち早く一分ほで青竹を切り終え軍配が上がっていますが、はたして今年の勝敗は・・?


※ 今年の優勝は昨年に続き西の丹波座に軍配が上がった。


今日のブログ記事の関連参考画像は下記URLより
    ヤフーのおいないブログ(京都最新情報)へとお進みください
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/oinai/
http://blogs.yahoo.co.jp/oinaijp/folder/279901.html (直行)