フィルムのデジタイズ、今日はカラーネガフィルムの処理についてです。
色々と試行錯誤して、何とかそれらしい色に再現出来ましたので、備忘録として纏めました。
但し、未だサンプル数が少ないので、この方法で必ず上手く行くかどうかは分かりません。また、古いネガフィルムなので退色も進んでいるものと思われます。
カメラで複写した画像はオレンジ色のマスクがそのままです。

上の画像を現像するとき、前回の記事で記述したようにネガポジ反転すると、オレンジの補色で全体が青っぽい画像になります。
なお、後処理をする上でピクチャーコントロールはフラットあるいはニュートラルが良さそうです。

この画像をNX-2のトーンカーブを使って補正して行きます。(新規ステップで、調整を選択-明るさ-レベルとトーンカーブを選択)
右下のトーンカーブを見ると、R、G、B各チャンネルが分離していますが、これを合わせるように各チャンネル毎にトーンカーブを調整します。
先ずは赤チャンネルを選択し、トーンカーブを弄って緑チャンネルに重ねるように調整します。

緑チャンネルはそのままでOK。
続いて、青チャンネルに切り替えて同様の操作を行います。

これで大分元のカラー(と思われる状態)に近づいて来ました。
この後はNX-2でコントラストや彩度、微妙なカラーバランスを調整しても良いのですが、フォトショップへ転送して自動カラー調性が便利です。
自動カラー調性した後の画像はこんな感じです。

日豊本線 田野-日向沓掛 560レC57113 1973年11月22日撮影
これで、以前にフラットヘッドスキャナーで取り込み、Vuescanで処理した画像とほぼ同じ色になりました。
なお、今回はテスト画像なのでゴミ取りなどの処理は全く行っていませんので、画像に見苦しい部分があります点はご容赦下さい。
色々と試行錯誤して、何とかそれらしい色に再現出来ましたので、備忘録として纏めました。
但し、未だサンプル数が少ないので、この方法で必ず上手く行くかどうかは分かりません。また、古いネガフィルムなので退色も進んでいるものと思われます。
カメラで複写した画像はオレンジ色のマスクがそのままです。

上の画像を現像するとき、前回の記事で記述したようにネガポジ反転すると、オレンジの補色で全体が青っぽい画像になります。
なお、後処理をする上でピクチャーコントロールはフラットあるいはニュートラルが良さそうです。

この画像をNX-2のトーンカーブを使って補正して行きます。(新規ステップで、調整を選択-明るさ-レベルとトーンカーブを選択)
右下のトーンカーブを見ると、R、G、B各チャンネルが分離していますが、これを合わせるように各チャンネル毎にトーンカーブを調整します。
先ずは赤チャンネルを選択し、トーンカーブを弄って緑チャンネルに重ねるように調整します。

緑チャンネルはそのままでOK。
続いて、青チャンネルに切り替えて同様の操作を行います。

これで大分元のカラー(と思われる状態)に近づいて来ました。
この後はNX-2でコントラストや彩度、微妙なカラーバランスを調整しても良いのですが、フォトショップへ転送して自動カラー調性が便利です。
自動カラー調性した後の画像はこんな感じです。

日豊本線 田野-日向沓掛 560レC57113 1973年11月22日撮影
これで、以前にフラットヘッドスキャナーで取り込み、Vuescanで処理した画像とほぼ同じ色になりました。
なお、今回はテスト画像なのでゴミ取りなどの処理は全く行っていませんので、画像に見苦しい部分があります点はご容赦下さい。
結果はかなり良い線ではないかと思います。
やや古色(退色)が残る雰囲気も往時が偲ばれるようで良いですね。
この雄大な眺めは日豊本線・田野でしょうか?
オレンジマスクは、かなり厄介なものだったんですね。
幸か不幸か、本格的に撮り出した1978年以降、カラーはポジで撮っておりまだ手間は省けますが、圧倒的多数のTri-Xが(笑)
とりあえず、今は手元のポジを複写中です。
当時はカラーネガも結構使っていたので、複写してからの色調性が結構面倒ですね。
カラーネガは退色の他に、乳剤の浮きのような小さな泡?が沢山出来ていて、劣化も激しいです。
その点、モノクロは結構しっかりしていますね。
参考になれば幸いです。
カラーネガはオレンジマスクのために一コマ一コマ色調性が必要そうで、手間が掛かりそうです。
退色したネガは、元の色は記憶の中にしかないので、もう自分で好き勝手な色に出来ますが...(笑)
その点、ポジは元の色がハッキリ分かっていて良いです。
モノクロネガはそのまま撮ってNX-DあるいはNX-2で反転出来ますし、ちょっと面倒ですが、ピクチャーコントロールユーティリティを使ってネガポジ反転をカメラに登録することも出来ますね。
ちょっと躊躇してしまいますが、スキャナーよりは、遥かに奇麗にできますね。
Vuescanとの比較も気になります。
田野のこのポイントは行ったことなかったです。
D850ならネガカラーもカメラ内でオレンジマスクを除去してくれるようですよ。(但し出力はJPEGのみ?)
モノクロネガは全く問題ありません。カメラ内でネガポジ変換しても、NX-Dでネガポジ変換してもOKです。
Vuescanはやはり色の再現性が優れていると思います。