おへそのひみつ 

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<皇帝ペンギン>

2005年08月04日 | 映画
監督・脚本 / リュック・ジャケ(仏・ドキュメンタリー)


南極に冬の気配が訪れる頃、皇帝ペンギン達の行列が長い長い旅に出る。彼らが目指すのは【約束の地・オアモック】
氷山に囲まれたオアモックは、外敵から身を守りながら子を産み、育てる場所として遠い祖先から受け継がれた土地。そこへ辿りつくまでの長い道のりは100キロにも及ぶ。
パートナーを探し求め、求愛ダンスを踊るペンギン達。
産卵を終えたメス達は卵をパートナーに託し、自分の為、産まれてくるヒナの為にエサを求めてまた100キロ離れた海へと戻っていく。そして残されたオス達はメスが戻るまでの120日間絶食し、卵を守る。
氷点下40度の厳しい世界の中、彼らは新しい命を守る為に、ただひたすら耐え続ける。



生命の営みの神秘や子に捧げる無償の愛は、単なるドキュメンタリーではなく、人間として忘れていたものを思い出させてくれるような気がしました。
単純に感動や美しさだけではなく、極寒の寒さに耐え切れなかった者や外敵に襲われた結果の残酷な【死】もあり、生き物が生きていく上での試練をペンギンの生態を通して教えてくれます。

大きな体の皇帝ペンギンが二本足では歩く姿は、ユーモラスでどこかしら人間の姿に重なる部分も。そして子ペンギンの可愛さはいうまでもありません。
それにしても、毎年、同じ日に集まってくるペンギン達の群れは、本当に不思議で魔法のようです。

壮大な南極の大地に流れる「エミリーシモン」の音楽は素晴らしく、映像をより印象深くしてくれています。

* 2005年7月16日より恵比寿ガーデンシネマにて先行ロードショー
  7月23日より全国拡大公開中


 *皇帝ペンギン公式サイト






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