おへそのひみつ 

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DAISY デイジー

2006年06月17日 | 映画
監督:アンドリュー・ラウ
脚本: クァク・ジェヨン
出演:チョン・ジヒョン チョン・ウソン イ・ソンジェ チョン・ホジン デヴィッド・チャン


【あらすじ】
オランダで骨董店を営む祖父と暮らす画家の卵ヘヨン(チョン・ジヒョン)のもとに頻繁に届けられるデイジーの花。それは夏に訪れた郊外での忘れ難くも美しい夏の日の記憶を甦らせるものだった。名前も姿も知らない送り主こそ運命の恋人だと信じるヘヨンは、肖像画の客として花を持って現れたジョンウ(イ・ソンジェ)に心惹かれるようになる。そんなヘヨンの毎日を人知れず見守り続ける男パクウィ。(チョン・ウソン)花を育てクラシック音楽を愛するその男は暗殺のプロだった。



最近観た韓国映画の中では1番よかったです。
病いモノ(主人公が病に冒される映画)には、すっかり食傷気味の私なんですが、人と人の感情が交差するせつないストーリーは、やはり大好きです。

ヘヨンとジョンウの恋の結末があまりにも哀しくて、初めはパクウィになかなか感情移入できませんでした。彼女を想い、懸命につくし続ける姿を見ていても、痛々しいだけで。
でも彼が1番せつないんですよね。最後にはそれがわかりました。
彼女を見守り続ける笑顔がさびしすぎる・・・。

ヘヨンの部屋に再び現れたジョンウ、何も言えないヘヨン、そして為すすべもないパクウィ・・・すれ違う3人の気持ちが本当にせつなくて胸を締め付けられる思いでした。

恋ってつくづくタイミングだという気がします。
でも、たとえ、パクウィがジョンウより先に彼女の前に姿を現していたとしても、彼は殺人者。
火薬の匂いが消えるような気がすると言って、土をいじり花を育てる彼の姿に運命の哀しさを感じました。

エンディングで流れる「デイジー」という曲が気に入ったので、すぐにサントラを
購入しました。
聴くたびに、オランダの美しい情景と3人の哀しい愛の物語が蘇ってきて、毎日せつない想いをしています。













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