気が大きくて気が弱いデザイナーの会社設立日記

大学在学中ですが、京都で「建築&ウェブ」のデザイン会社を友人4人で設立しました。

自分は何者であるか(仕事&肩書)

2006-08-06 23:19:11 | 気になること
タイトルだけで言うと、哲学めいてる感じもしますが、そんな話しではなく、自分のやっている仕事は、肩書きでいうと何になるのだろうか…という素朴な話。

自分は仕事をしているなかで、業務内容は本当に多岐に渡ります。
学生で起業して、しかも会社を設立した4名がすべて社長。こういう会社は取引先と話しをするときに、必ず「何をしているのか、どんな会社なのか、あなたは何者なのか」ということをしっかりと説明しないといけなくなります。(それがコミュニケーションのはじまりとなるので、ネタを持っているとも言えますが(..;))

こんな中、自分の職業とは何か、ということを考えずにはいられなくなります。自分がやっている仕事を、その道の習熟度合いは別として、無理矢理にでも肩書きを与えてみようと思ってみました。

・社長&取締役(極小企業でも社長は社長。しゃちょ~と冗談めかして呼ばれることは、関西企業としては常識!?これは出来る能力に関わらない純粋な肩書きですね。)

・デザイナー(分野を限らず、全般で言うと、私の仕事はこれのはず。)

・建築家(になる教育を受けたつもりです。なる予定ですが、どうなることやら。ていうかいったいどのレベルから建築家と自称してもいいんでしょうかね?気概の問題かな?)

・建築デザイナー(現状では恥ずかしながら建築士の資格を持っていないので、資格のない範囲でできる建築のデザインの仕事を行っているので、建築デザイナーという言い方が正しいかと。)

・ウェブデザイナー(高校時代からバイトとして請け負い仕事として、いろいろなことをやってきました。現状、これであることは間違いないかな。最近はモバイルサイトにも注力しています。)

・ディレクター(ほぼイコール経営者という意味で捉えると、この肩書きはありですよね。プロジェクト毎の責任者という意味で、プロジェクト毎に成り立つ肩書きという意味もありますよね。行程管理とか、品質管理をする、っていう意味が大きいでしょうか。すべてのプロジェクトで発生する仕事。)

・スチルカメラマン(意外とこれがはっきりとした仕事として確立されているかもしれません。小さめの商品の撮影をこれまでに何千点としてきています。風景写真なども撮ります。得意なほうかも。)

・アートディレクター(ウェブサイトの受注をしたとき、デザイン自体はスタッフに任せ、クライアントの要望を表現する方針を検討したり、デザインの方向付けをしたり、でてきたデザインをジャッジをしたりすることが増えてきました。とすると、そういう仕事を表現するのはこの言葉?)

・画像ディレクター(あるウェブショップで使う、毎シーズン何千点にも及ぶ画像のスケジューリングやクオリティコントロール、発注先選定、画像自体の処理方針、仕様などを考える仕事もしています。ひとつのサイトのために、複数のグループの動きを把握しコントロールするのは本当に難しい。でもきっちり回っているときには、「あー半年前にちゃんとやっといてよかった」っていうのを感じます。「仕事がなくなるのが目標」という面白い仕事です。実はきっちりまわっているときは、やることないんです。回るシステムを確立したら、仕事がなくなるんですね。でもそれが目標なんです。矛盾した仕事ですよね、おもしろい。)

・プロデューサー(例えばウェブなら、なんの企画もないまま「何かを作ったほうが良さそう」という仕事もあります。そのときに何を作るか、何を見せるか。そういうことを考えることも多いです。またこのプロジェクトをやるときに、誰と組むか、どの会社と組むか、という検討もあり。この仕事がプロデューサーという言葉に当てはまるのかわかりません。大きく言うと、この仕事も「デザイナー」の仕事だとは思うのですが。でも私の印象では一般的には「デザイナー」という言葉はきっちりディティールまでデザインする仕事のことを言い、全体をざっくり考えるのはデザイナーの範疇ではない、と考えられているような感じがします。)

これを見ていると、まだ模索中です、って感じですよね(..;)自分の職業を探している状態でしょうか。といってもどれもお金をもらってやっている仕事。少なくとも対価の分はお客様に満足をしていただけないと仕事ではないわけで。とにかくそうできるようがんばっています。今後、自分がどの道を強化していくのか現在前向きに検討中です(笑)。

ひょっとしたら他にもやっている仕事をうまく表現できる肩書きがあるのかもしれません。肩書きで自分を縛るつもりはありませんが、自分が何者であるかを把握しないとまずいなと思ったのですね。既存の肩書きをひっぱってきて、自分はどれかって考えるとわかりやすいかなって。それが各仕事での役割を把握することだと思うし、そこをはっきりさせないと、各仕事での自分の役割を見失いそうだなと思って、書いてみました。
これからも増えるかも…。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
フォロー (ohen)
2006-08-12 01:23:44
自己フォローですが、Weblioの建築家のところに以下の記載がありました。建築家職能原則、大学の職能論でならったのに、これを書く前に読むのを忘れていた(汗)お恥ずかしい。これだけ肩書きを並べている私は(1)に入らないし、会社も建築専業ではないので(2)もだめ。なので、建築家協会認定の建築家にはなれないようです(涙)

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社団法人日本建築家協会では建築家を職業の一つとして扱い建築家職能原則に従い、同協会への入会資格を以下のように定めている。

(1)専業で建築設計監理業務を行なう者

(2)前記業務を行なう組織の主宰者または協同者

(3)責任ある立場で設計監理業務を行なっている者

(4)前記の立場に相当し公的資格を持つ者(建築士)
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