グラの気ままに徒然日記

日々の菜園アクティビティ、旅先での思い出コレクッションetc.

中央アルプス南端の安平路山を目指したが・・・?

2019年11月28日 15時22分22秒 | 菜園

安平路山(あんぺいじやま) 標高2363m /  摺古木山(すりこぎやま) 標高2135m

2019/11/05 快晴 ソロ 総所要タイム:8時間25分

安平路山は長野県飯田市と大桑村にまたがる木曽山脈(中央アルプス)南部にある主稜線上の山で、日本二百名山に選定されている。

前夜のうちにグーマップを検索して、登山口となる大平宿をナビセットし終えていた。娘からも中津川インターで降りるよう念押しされてもいた。翌朝何の迷いもなく中津川ICで降りた。ところがナビはしきりと再び中央道に乗せたがりR8に向かおうとしない。そのうち根負けして再び高速へ。で、飯田で下車すると正常に作動しはじめる。その後、R8を10数キロ走り無事大平宿に到着した。

集落の切れ目の路肩に立てられていた看板  岐阜県側の馬籠からの路線は通行止めだったのだ・・・これで納得 (5:00)

 長野と岐阜の県境峠かな? 11月5日だったけど外気温1度だった。 (5:30)

 

大平宿はまだ寝静まっていると思われたが、実際はほぼ消滅集落に等しかった。(5:39)

少し先の空き地に車を止めて小さな宿場町を一通り探索し終えたころ夜が白々と明け始めた。

 

霜が屋根を白く変えていた。公衆電話の明かりが侘しさを際立たせていた。住人がいないのに・・・? 下山後時間が許せば見学しよう!

 

 

大平宿の入り口に戻ると摺古木山登山口となるが、実際は林道が延々と続くのであった() (6:08)

中央アルプス南端の縦走路入り口でもあるようだ。

 

 

林道は荒れているとの情報を信じ、歩きを始めて約40分、何の問題もなく車止めゲイトに着いた。車を置いてきたことを悔いるが後の祭りだ。これでは約2時間のロスだ。日は極端に短くなっている!こんなことでは安平路山まで行けるか、真鍮にわかに暗雲立ち込める。更に果てしなく続くと思われる林道歩き待っていた。

 いよいよ天空の路となっていく・・・   (8:26)

 

摺古木山休憩舎    登り始めて2時間40分経過   (8:45)

林道終点には山小屋があり、ナント、デリカが停車していた。4WDの威力はすごい! てっきり営林省の職員だと思っていたが、下山後大平宿で一軒だけ営業していた民宿で蕎麦を食す際に同部屋となって静岡から来たハイカーだと知った。飯田市役所であらかじめ許可を取っていた。前夜この山小屋泊で、早朝より安平路山をピストンしていた。ようやく林道を離れ山道となるも執拗な山漕ぎを強いられる。別に山漕ぎ自体はヘッチャラだけど、突然クマが現れたら・・・この強迫観念で全くモチベーションが上がらない。自分が立てた笹音にさえドキッ!と怯える有様だ。普通、里山なら、もう少し刈り込んで整備されているだろうに…などと文句タラタラ・・・

しかし苦労してこそ得られる爽快感・達成感は格別だ! 広い空、そこから見渡す圧倒的な眺望すは堪らない!!

 

 

ザレ場を下る時、垂れたロープにうっかり足を絡ませ一回転 横っ腹痛打

その後、スマホを操作する度に、変なぬめりが気になり上着に塗り付けていたが、血だと気づき( ゚Д゚)。右手人差し指の先っぽがぱっくり口を開けていた。

どうやらクマザサ帯で切ったようだ。バンドエイドで手当てを終え、ふと視線を上に向けたらツララが垂れ下がっていた 

初めての分岐点で直登路をとる。 ようやくたどり着いた尾根からの眺めはワンダフル( ^ω^)・・・右奥は恵那山だ!

ほどなく、好展望の摺古木山山頂に着いた  (10:40)

 東側には南アルプス。聖岳や赤石岳

 北西には乗鞍高原と北アルプス

西には御嶽山

 この稜線を北にたどればあの中央アルプス核心部に行ける!

 

正面に見えるのが安平路山 もはや指呼の間と言えよう! 何をためらうことがあろう? しかし、私を押し留める“ヤマカン””が働く。冷静にならなければ・・・私はどっかりと腰を下ろしメロンパンにかぶりついた。山で迷いが生じたときの最初の所作として定着している。私は地図とにらめっこし往復タイムを割り出す。約4時間!見た目は近いが、山での錯覚も計算に入れて・・・キレットも待ち構えているのかもしれない。この時まだ11時前であった。順調に行けたとしても下山時にはヘッドランプ装着が必然となる! 早朝のヘッデンはまだしもま下山時は心細く寂しくむなしい。よって安平路山は断念した。その代案としては物足りないが山頂部を周回をすることにした。

 

そう広くない山頂部を右往左往良いアングルを探し回る 

ちょっとズームして、手前から越百山(こすもやま)、小さくギザギザしてる尖峨嶺(せんがいれい)、キレットの先が南駒ヶ岳、木に隠れた空木岳と昨秋を思い出す。

さあ、安平路山は諦めたのだからサッサと別尾根の縦走路を急ぎましょう 熊への恐怖感につい早足になります!

 摺古木自然園!? 好展望地でした。この右手から下山が始まります。 (11:42)

 

 摺古木休憩舎に戻ったらまだデリカが停車中でした。  (12:52)

林道をガ~ッと下って振り返ります。あの山の向こうを登ったのです。

黄葉が見ごろでした  しばらくしてデリカが私を追い抜いていきました。この日の山での唯一の出合としてはあまりにもあっけなかった(笑)

 

大平宿に無事下山 (14:30)

 

思ったより早く下山できたので、人気のない大平宿をアチコチ見て回りました。

 長野県道8号飯田南木曽線(大平街道)にある大平宿は、1970年(昭和45年)に集団離村して廃村になっている。

 駐車地の先のこの民宿だけが有人(おじいさんとおばあさん)で、食事ができるということなので駐車代金の代わりに信州蕎麦をいただきました。

デリカが前に駐車されていたのでひょっとしてと思ったら同室に案内され、思わぬ山談議となりました。

 

 

この後、飯田まで降り、R153を阿智村~根羽村~稲武~香嵐渓~豊田と約4時間、車を走らせ帰宅しました。

 

 



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