デジソニック、ネットでDVD通販――国内最大級サイト開設

2006年05月29日 | 通販/モール
 映像制作のデジソニック(東京、明石康弘社長、03・6415・3380)はインターネットを使ってDVDソフトを販売する電子商取引(EC)サイトを6月5日に開設する。取り扱い点数は6万点を上回り、国内最大級になるという。自社制作する映像コンテンツ(情報の内容)の配信やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)など多彩な機能で顧客獲得を目指す。
 ECサイト「SONIC MART(ソニックマート)」は劇映画からテレビドラマ、アニメまで、品ぞろえは常時6万点以上と、国内で販売するDVDとしては最大規模。流通するほぼすべての一般作品を網羅したという。
 DVDの評価や感想を記載できるレビュー機能のほか、複数購入することでの割引などが受けられるサービスを用意。レンタル店の貸し出しが終了したDVDを再包装して低価格で販売する「リユースDVDコーナー」なども設ける。初年度は10万人の会員を獲得し、3億円の売り上げを目指す。
 同サイトの開発は、ECシステム開発のエムグロース(東京・港)と連携。動画配信などの機能強化を順次、進める。
 先行する販売サイトとの違いを強調するため、映像制作メーカーの強みを生かしたサービスも展開する。例えば新作映画やテレビドラマについては、自社で制作したプロモーション映像を配信するほか、他の映像メーカーの予告編映像などもいち早くネット経由で届けるという。
 SNS機能も年内をめどに導入し、同サービス内で個別に動画配信するなど映像に関心のある利用者が参加しやすい仕組みを構築する。
 デジソニックは2001年の設立。映像やDVDの制作に加え、情報機器やソフトも開発する。制作メーカーの強みを生かし、潜在顧客の獲得を進める。