オフィス松山 オペラの部屋

オペラ&ミュージカル制作企画オフィスの徒然

サッカーとオペラハウス

2006-06-13 12:45:50 | 劇場
                  


ワールドサッカー昨日は日本チームは惜しくも勝利を逃したが、サッカー会場のカーザースラウテンにはファルツ州立ファルツ劇場があります。大都市のそれとは規模は小さいがそこはそれ劇場先進国のドイツの事、立派な劇場があります。主に演劇に重点を置く形態を表しながらこじんまりとはしているがオペラも充実したプログラムで小都市の劇場としては立派なプログラムで市民住人たちを満足させています。
劇場入り口には劇場らしい舞台マスクのモニュメントがしつらえてあり入場前からの雰囲気作りに一役かっています。


そしてこの施設でのオペラはグロセスハウスと言う名のホールです。オペラはこの画像の客席場内で覧になれます。規模は日本の中都市にある公共ホールの中ホールクラスの規模と同じように見えますが、舞台機構設備に関しては日本のそれとはまさに月とスッポンと言わざるを得ません。その昔この街の前の劇場においてオペラを見たとき日本の地方都市政治家と思しき人たちと出くわした時のことです。そこに居合わせた日本の地方都市政治家諸氏のこの劇場に関すtる感想を聞いて驚いた事があります。
それれもいけしゃあしゃあとこの街の政治家と思しき人に向かって「わが町の市民会館の中ホールより小さな規模だ」と恥ずかしげも無く自慢げに(傲慢にも)のたまっておられた日本の地方都市政治家達、おそらく劇場舞台先進国としてのドイツの事をご存じないのでしょう。逆にドイツの政治家が日本に来て日本の公共ホールを見て見た目には驚くでしょうが舞台裏に回ったらどう思うでしょうか、先の間違った認識を持った日本の地方都市政治家は文化の何たるかを知らないと愚弄されるのは間違いの無いところでしょう。日本の劇場では政治家が講演が出来る程度のものと誤解されでしょう。それほどドイツはサッカーだけではなく、劇場においても先進国なのです。お分かりかな?文化施設不勉強の地方都市政治家の方々。もしドイツに行って劇場を見たとき日本との比較論で間違って日本と比べて恥をかかぬよう祈ります。日本は劇場後進国であります。御自覚下さい。   
これは明治の頃の方向性を見誤った間違った文化の輸入が原因ではありますが。ね。日本の産業技術は世界に誇れますが舞台機構設備技術は、その考え方や建設においてもまだまだなのです。文化とは劇場なのです。芸術とは普遍性を持った個性なのです。ま、個性的な非凡なものを認めにくい文化的習慣の日本にあってはむべなるかな。
     

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