緑とともに・・・・

小田原市にある樹木卸販売を生業とする有限会社小田原植木のBlogです。

白梅

2014年01月25日 | 商品紹介
落語の演目の一つ『始末の極意』はケチな人同士の節約談話です。
「おい隣から金づちを借りてきてくれ」と頼まれていくと、隣人に「金づちが減るから嫌だ」と断られ、「ケチだなぁ、しょうがない自分のを使おうか」などという小話の枕から始まります。
そして、食事の話になります。
ある人が、「1個の梅干しの皮を朝に食べ、果肉を昼に食べ、種は夜にしゃぶり、味がなくなったら種を割り中の天神を食べて、1日もたせている」と言うと、聞いていた別の始末の達人(ケチな人)が「梅干し1日1個など贅沢」と言います。そして、そもそも梅干しは食べるものではなく、眺めていると自然に出てくるつばをおかずにして飯を食べるためのものである、と続けます。節約なのかただのケチなのか本当に紙一重と言う感が致します。
そんな梅干しの酸っぱさを物語るのは実ははるか昔からの三国志の時代「望梅止渇」の四文字熟語。曹操の夏の進軍時に兵士たちがのどの渇きを訴えた時、この先の梅林で休憩をしよう、そこには大きな梅がたわわに実っていると語り、兵士の唾を出させてのどの渇きをいやした、ところから来ています。



実は実を採る梅は得てして白梅です。和歌山の南高梅やわが町小田原の十郎などもご多分に漏れません。
実はBlog管理者の私は昔町の小さな食品会社の研究室に勤務したことがあるのですが、そこでの体験。白梅の方が実が大きく、そして何より皮が軟らかいものが多いんです。この皮の柔らかさは食べた時の触感もそうですが、梅干しという「浸透圧」を利用する食品にとってはとても重要なんです。でも、だから白梅を使うようになったのか、はたまた使用している白梅ばかり品種改良してきたのか?というニワトリが先か卵が先か?の争点はわかりません。
そんな白梅がそろそろほころび始めました。
TVの天気予報はまだまだ寒いと言いますが、春はもうそこまでやってきているのですね。





写真はすべて弊社の期間限定オープンナーセリ(日本列島植木植物園)梅圃場で撮影しました。間もなくほのかな梅の香りとともに紅白の花が目を楽しませてくれます。お越しください。

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