よろしゅおあがり。

サーフィンとカメラが好きな大阪のおかんのつれづれ日記

第3回大阪府がれき検討会議傍聴 その2

2011-11-05 15:20:58 | 震災~原発 関連
11月4日
がれき検討会議
正確には
「大阪府災害廃棄物の処理指針に係る検討会議(第3回)」
を傍聴する為
大阪府咲洲庁舎へ。

内容は書くのも
バカらしい。
があえて書こう。

今回の会議は
「被災地は本当に大変」
優しい大阪府行政は
恵まれない被災地を救済。
がメインアピール。

岩手県環境生活部災害廃棄物対策
特命課長 黒田 農


自分は地震の時大槌町にて被災
津波被害に命からがら助かった。

から始まり
永遠と被災地の現状が
いかに大変か訴え続けた。

大変だから
分け合ってくれ

と言うのです。

「欲しがりません勝つまでは」
と言わせた集団心理を連想させ
胸がムカムカしました。

岩手県ではがれきの焼却処分が始まっており
焼却物は従来と変わらず
モノで選別。
(可燃物や不燃系や金属等)
放射線のレベル別ではない

焼却施設は従来と変わらない施設。
放射性物質対応施設は只今建設中とのこと。

空間線量のみの測定
いずれも国の安全基準値内なので
心配ない、とのこと。

会議に一番時間を割いたのが
この岩手県の話し。

大阪府はこの岩手県を
参考にするらしいが
こんなお粗末なものを参考にして
一体どうするつもりでしょうか?


そして焼却時の被ばく線量の話し。

今回は大阪府独自の数値を出した。
と自慢気だが
数値に意味など無い

埋め立て時の作業はこう
と写真で説明。

その時の
舟の運転手とダンプの運転手やら
作業者各種の線量が資料に示されている。

しかもご丁寧にその数値は
外部被爆と
吸入被爆と
経口被爆に
細かく分かれていて
基準の1mSv/年相当数は
○○Bq/kgまでは大丈夫。
という数値が計算式によって導き出されている。

いい?
細かくややこしい数値が並ぶで~。
ま~数値に意味は無いけど。

例えばダンプ運転手が積み下ろし作業中
国が基準とする1mSv/年相当数の
外部被爆は47,619Bq/kg
吸入被爆は90,909,091Bq/kg
経口被爆は11,235,955Bq/kg

なんやって。
言っとくけど
これ単純に足し算したら
掛ける3ってのは
バカでも解るわな?

それに作業者は
日常の空気から食事からも
被爆してる。

その数値にどんな意味があるの?

そして積み降ろして帰りは
廃棄物が乗ってないから
割る2になるんだと。

廃棄物が目の前に無いから
放射能はゼロなんだって!!

どんな専門家やねんな~。
聞いてて頭抱えたなったわ。

しかもしかもです。

この数値は防護服を着ていない
通常の作業時の服装です。

で?
通常の作業時の服装を
明確に知る人間が会議にはひとりも存在しない

作業時にマスクをしてるかどうかも知らない人が
作業者の安全放射線量を決めているのです。


彼らは作業者がどんな格好で作業してるか
なんて興味ない。
そんな人たちが電卓叩いて出した数値。

そして
「マスクをしてたらもう少し低くるでしょう」
だって。

プププ笑っちゃうよ。

なんて曖昧な。
綿密な計算式によって導き出された数値を
自分達が無意味だと認めてどうする。

と、とっても茶番な会議でした。


この会議には全く存在しないものがふたつ。

それは作業者の線量ばかりで
子供を含む一般府民の話しは全くなし。

そしてその府民の意見もないも同然。

62枚ある資料(ほぼ両面刷り)のうち
府民の意見は1枚(裏無し)。

会議中に意見が増えたと
件数だけ発表。
府民の意見は一行、一文字たりとも
読み上げられませんでした。

府民置き去りの検討会議
こんなものの
どこに意味があるのでしょうか?






よろしゅおあがり。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。