★遠花火
昨日は岐阜新聞主催の花火大会でした。今朝の朝刊には見事な夜空に舞う花火の写真が掲載されていました。美しいものの陰には職人さんの涙ぐましい努力と堪えがたい研究の結果があったことでしょう。遠く夜空に咲く花火を想像し遠花火の音を聞きながらそう思いました。
夏期講習も8月に入りました。今週の10日で全半が終わり15日までお休みでその後16日から後半戦に入ります。そう考えてみますと日の経つのが早くもうお盆が来てしまいます。そして8月の20日(日)には第1回の岐阜新聞テストが始まります。第1回は中学1年生、2年生の範囲ですので平均点は比較的高いです。毎年多少のブレがありますが平均は280点から300点が多いです。その中でも確率的に言えば平均点の第1回は300点で考えて偏差値を考えればいいかと思います。
志望校は2校しかありませんが凡その検討はつきます。第1回が仮によかったとしても安心は禁物です。思い出してください。中学1年生の時の最初の点数です。総合点は400点ほどは普通科に行かれる方はあったのではないでしょうか・・・。しかし、その後は秋口にかけてはどんどん下がってきたはずです(一般論です)。全部の方とは言いませんがこの逆向の中を仮に上昇したのであればそれはもう素晴らしいの一語です。きっとその姿勢を崩さないようにして欲しいものです。
そこで今日の課題の『集注力』に入りたいと思います。一体集注力とはなんでしょうか。広辞苑で引いてみました。『力、精神をひとところに集めそそぐこと』と書かれています。
集注力とは集中でありその力点は力、精神であり一か所に集中することなのだそうです。当然誰もがそういうことに憧れます。そして今までできなかったことができるようになればその感動が忘れなくてまたやろうとします。こちらもこの生徒は何か得意な科目を作ってやりたい。そうすることで他の科目も伸びるはずだと指導していくのですが思うようにいかないのが人間です。
昔からよく聞く言葉に『段取り八分』という言葉がありますが知っているでしょうか。段取りが八割方できていればもうそれはできたも同じことだということであります。ですから勉強にしろ仕事にしろ段取りをどうしていくかを筋道を立てて考えていくのです。
例えば生徒のカリキュラムや指導方針について考える時その生徒の1コマ90分のイメージを作ります。その中でポイントの説明、確認問題、錬成問題そしてチェックテストなど組み立てていきます。これが段取りです。これさえできればこの生徒は非常に伸びていきますがそれに答えてくれない場合はやはりイメージに問題があったということで修正を余儀なくさせられてしまいます。
そんな中で『集中力』を『集注力』に変えるには一つの方法をとっています。私ども明光義塾長良教室&芥見教室は如何に生徒の実力をつけるかそれを大前提にしていますがどこの塾でも同じことです。しかし、それが『次代のエース』として育てていくのであれば少し話は異なります。勉強は先ほども言いましたが段取り八分で指導者は粗方できると思います。しかし、問題は生徒です。いくら段取りよくしてくれたとしても理解不能であれば何の意味もなさないです。意味を意義あるように理解させることが大儀なのです。
物事の集中力をつけるためにバブルの時は恫喝していた時代がありました。教壇に一人の講師がいてサブ講師が竹刀を片手に机をバン!と叩いて気合を入れるのですがさすがにもうないとは思いますが戦争時代の海軍の指導書の中にこう言ったことが書かれていたようです。ごく最近では野球で9連覇を成し遂げた川上哲治監督が長嶋、王という稀代の名選手を抱えて連覇しましたが怒るのはいつも長嶋選手だったそうです。王選手では後々まで尾を引くので長嶋選手は気にもしませんでしたので一手に批判を受けていたそうです。塾もそういうところがあります。社会人になってもあります。人にはいいよい人といいにくい人がいます。ですが言わなくてはいけないこともある訳で相手のプライドなどを考えますと直接は言えない。だから遠回しに話をしていくのですが相手は言いよい人に敢えて言っているのです。
そういう話をよく聞きますが塾も同じでしていまだにそういうところもあるかもしれませんしないかもしれません。ともあれ集中力を集注力に変化させるのは時間の区切りが一番効果があるようです。一般的には90分が限度のようですが集中力には波があります。その波は15分周期と言われています。
従ってその波に生徒を乗せて指導することが大事なのです。その空間は解答の採点訂正の説明となる訳です。ですから15分の周期を如何にうまく講師の方が利用して生徒の気持ちを集注さすことができるかそれが『集注力』な訳です。
しかし、いくら言ってもかたくなに自分流を通すのも考えようでうまくいっている時はいいのですが例えば今回の様に岐阜新聞テスト直前に何をもっていくのでしょうか。
「私は参考書をもっていく」
という方が多いと思いますが
「私はノートを持っていく」
と答える方は何人ぐらいいるでしょうか・・・。
このノートがあなたの命であり15分の波が作り上げた結果なのです。ですから参考書など重たいだけで何も役に立たない。自分のノートが自信があるならばノートのみでチェックはできるのです。そのうえで参考書を持っていくことは問題はないと思います。ですから今は『集中力』から『集注力』に変化していくことを考えましょう。このことは多くの問題解決を含んでいます。成績の上がらない方はだらだらやみくもに机に座ってやっていませんでしょうか・・・。そんなことはないと反論してみても結果が出ない方は一度騙されたと思って何もかもPCやスマホや周りの誘惑になるものを取り除き一度15分だけ頑張ってください。英語の単語を覚えるならば声を出して覚えてください。図形の問題でしたら必死に手を動かして補助線をいろいろ引いて集中してみてください。そうしたらきっとあなたに光が見えてくると思います。
明光義塾長良教室&芥見教室はそういう考え、集注させる塾であります。
<今日の言葉>
『考えるとは、物に対する単に知的な働きでなく、物と親身に交わることだ。物を外から知るのではなく、物を身に感じて生きる、そういう経験を言う』
考えるということ 小林秀雄
<今週のYouTube>
森田童子の『G線上にひとり』を選びました。
https://www.youtube.com/watch?v=rILN4oDtAF0
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<詳細>
http://mm-homepage.com/dozan/
長良教室 058-210-1730
芥見教室 058-244-0170