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ハッピーフライト

2008-11-30 23:07:50 | Movie
『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』で笑いと感動の青春ムービーを日本映画界に送り出した矢口史靖監督の最新作『ハッピーフライト』を観てきた!
今回、監督が注目したのが、航空業界。
個性的な空のプロフェッショナル達が繰り広げるフライトの舞台裏にフォーカスした映画だ。
出演は副操縦士役に田辺誠一、機長役には時任三郎、キャビンアテンダント役に綾瀬はるかや吹石一恵など。

さて、そのあらすじは・・・。
機長昇格の試験を兼ねたフライトに望む副操縦士の鈴木(田辺誠一)だが、同乗の試験官となる機長は威圧感たっぷりの原田(時任三郎)だった。
一方、国際線フライトを夢みる新人キャビンアテンダントの斉藤(綾瀬はるか)は初フライトにワクワクしつつも失敗の連続。
そんな定刻に離陸した旅客機は目的地ホノルルに無事つくはずだったが・・・。

個室の飛行機を舞台にしたパニック系ムービーは数々あったが、飛行機を安全に時間通り飛ばすために働くスタッフ達にスポットを当てた映画はたぶん初めてだろう。
『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』では素人が練習を重ねて、感動のパフォーマンスを披露するまでになるが、今回は基本的にプロフェッショナルな人達の物語だ。
困難な場面に遭遇した時に見られる切れ味の鋭いプロの仕事が最大の見せ場となる。
それは機内のキャビンで、コックピットで、ターミナルで、コントロールタワーで、ドックで見ることが出来る。
安全で快適な空の旅をすることが出来るのはこういったプロの仕事に支えられているのだなぁとつくづく実感をした。

また個性的なキャラを演じる役者陣の演技もいい。
新人CAを演じる綾瀬はるかは最近『ICHI』でクールでカッコいい女座頭市を演じていたが、今回は定番となりつつあるコミカルなおとぼけキャラだ。
このあたりのギャップが楽しく、今後の活躍も期待したい。
その他ベテラン俳優のスパイスの効いた演技もかなり楽しめた。

しかしこの映画をみて、飛行機は安全なんだと思った人も多いだろうが、逆に自分の乗った飛行機があんな風になったら・・・と考えて乗るのが億劫になる人もいるのではないだろうか?
今回、家族3人でこの映画をみたが、最近飛行機嫌いとなっている息子が余計に飛行機に乗りたくなくなっているのでは?とちょっと心配である。

とはいえ、本作は家族やカップルで楽しめる日本流エンターティンメントムービーであることは確かだ。
特に楽しい映画が好きな人、航空機ファンには是非見て欲しい作品だ。
個人的にはJAZZ好きということもあり、スウィングガールズの方が好きだけどね。

映画館の座席で、飛行機に乗ったような気分でこの映画を楽しみましょう!

ハッピーフライト公式ホームページ


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