おやぢタイプ

音楽とマラソンと、時々、映画と府中

テルマエ・ロマエ

2012-05-06 23:16:05 | Movie
ヤマザキマリの大ベストセラー・コミックを実写映画化した『テルマエ・ロマエ』を観てきた。
本当は昨日府中のTOHOシネマズで観て、その後大国魂神社のくらやみ祭へ行こうと考えていた。
しかし、前夜に vit で予約しようと思ったら、初回から3回目までの予約がかなり埋まっていて最前列の3~4列ぐらいしか空きがなかった。
うーん、同じことを考えている人がこんなに多いとは思わなかった。
ゴールデウィーク中だし、映画とお祭りの組み合わせなんてありだよなぁ。
ということで結局、翌日となる今日の分の予約をせざるを得なかった。
そして今日、家を出る直前で vit で念のため空席状況を確認すると最前列を含めほぼ満席!
予約したスクリーンは220席だったがこんなの初めてだ。
やっぱり映画はお手ごろなエンターティンメントだからなぁ。

さて、『テルマエ・ロマエ』というコミックが非常に人気だと言うことは知っていたが、一度も読んだことはない。
でも興味は持っていたので、とりあえず映画版は観たいと考えていた。
テレビドラマでも映画でも最近はコミックが原作となる作品はは多い。
それぞれがそこそこ成功しているようだし、実際面白いものが多い。
しばらくコミックには遠のいているが、日本の漫画文化ってやっぱりスゴイね。
果たして『テルマエ・ロマエ』はどうなんだろうか?
出演は阿部寛、市村正親、北村一輝、宍戸開と言った濃い顔の男優陣と上戸彩など。

その気になるあらすじを紹介すると・・・。
古代ローマ帝国の浴場設計技師のルシウス(阿部寛)はその真面目さゆえ職場を解雇されてしまう。
落ち込んだルシウスはひょんな事から現代日本の銭湯にタイムスリップし、漫画家志望の真実(上戸彩)と出会う。
そこで見た日本の風呂文化に驚き打ちのめされるが、古代に戻りその文化を模倣することにより評判の浴場技師となっていく。
そんな評判を聞いきつけた時の皇帝ハドリアヌス(市村正親)より、自らのテルマエ(浴場)の設計を依頼される。
これをきっかけにルシウスはローマ帝国の運命に関わっていくようになっていくのだが・・・。

なかなか笑えた楽しい作品でした。
タイムスリップというファンタジーな内容に、ローマのテルマエと呼ばれる浴場と現代日本のお風呂文化との比較をベースにしたコメディだ。
原作はどうかは知らないが、後半のローマ帝国の運命にルシウスが関わっていくあたりは、いかにも映画的な展開だった。
まあその展開の是非をうんぬん言うつもりはなく、この手の映画は単純に楽しめるかどうかとキモだ。
そういう意味では誰でも楽しめるコメディー作品に仕上がっているのではないだろうか。
巨大な古代ローマのセットに1000人近くの現地エキストラ。
その中で主要な役を演じるのが日本屈指の濃いー顔の男優陣と平たい顔族と呼ばれる日本的なさっぱり顔の役者陣。
このキャスティングが実現出来た時点で半分以上は成功したようなものだ。
主演の阿部寛は最近では『麒麟の翼』の刑事・加賀恭一郎があたり役だと思っていたが、今回のルシウス役もあたりだ。
他の古代ローマ人に扮している市村正親、北村一輝、宍戸開などが、現地のイタリア人キャストに混じって違和感がないところがなんとも不思議だった。

あと日本の銭湯シーンで出ていたおじいちゃんたちがとってもキュートで、飄々としていていい味だしていた。
このあたりは一番ほのぼのとしていて楽しい場面だった。

ただ一点疑問に感じたのは竹内力が古代ローマ人役ではなく、平たい顔族側にいた点だ。
何で? それこそ百人隊長の役とかはまっていそうだったが・・・。
上戸彩演じる漫画家志望女性の役は原作コミックには無いらしいが、華を入れるという意味ではこの点も成功だと思う。
濃い顔の男優と飄々としたおじいちゃん達の裸がメインでは違うジャンルの作品になってしまうしね(笑)

この作品は子供からシニアまでの幅広い層が楽しめる作品なので、カップルだけでなく、ファミリーで楽しめます。
とにかく理屈無しで楽しみたい方々にオススメです。
大爆笑の連続というわけではないけど、結構クスクス笑えました。


映画『テルマエ・ロマエ』公式サイト


映画「テルマエ・ロマエ」予告編


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2 コメント

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くらやみ祭 (hi-lite)
2012-05-10 11:41:21
去年は震災の影響でやらなかったから、今年は凄い人でしたね。
5日は私も仕事してて、大忙しでした。
祭りが終わってから朝まで走りっぱなし。

テルマエ・ロマエはホント混んでましたね。
なんであんなに入ってるのか不思議。
と言いながら、私も観てきました。
私的には、阿部さんも見慣れた所為か、それほど古代ローマ人には見えなかったンですけど…
竹内力さん、クライマックス近く、戦場に風呂を作るシーンでローマ兵と一緒に一緒にいる処は、ものすごく馴染んでたのが面白かったです。
あと上戸彩ちゃん、意外とおっぱい大きかったと思いませんでした?(^m^)
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おやぢタイプ (くらやみ祭、お疲れ様でした。)
2012-05-13 21:20:43
hi-liteさん、

コメント、ありがとうございます。
いやぁ、確かにくらやみ祭の時のテルマエ・ロマエの混雑、凄かったです。
スクリーンが満席になっていたのには驚きました。

もちろん、お祭りも大混雑でしたので、さぞかしタクシー運転手さんも大変だったでしょうね。

阿部ちゃんは濃い顔といっても、原作のイメージとは違ってたかもしれません。
でも、主要なローマ人を濃い顔の日本人でやろうという発想が個人的には凄く好きです。(笑)

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