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バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

2007-02-26 01:16:18 | Movie
ホイチョイ・プロダクションズが8年ぶりに手がけた映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』を観てきた。
ホイチョイ・プロダクションズといえば、20年くらい前に原田知世主演の『私をスキーに連れてって』やスキー場の格付け本『ゲレンデ・ミシュラン』などで、お洒落でカッコいいスキーライフを提案し、当時の若者を一大スキーブームに導いたクリエイティブ集団だ。
考えてみれば既にあの頃がすでにバブル景気だったなぁ。
まあ時代はバブリーだったけど、自分はあんまりバブルを謳歌してはなかったけど・・・。

この映画はそんなバブル絶頂期の1990年が舞台だ。
破綻しかけている日本の経済を救うため、財務省の下川路(阿部寛)の依頼を受け、1990年にタイムトリップした真理子(薬師丸ひろ子)だが、行方不明になってしまう。
娘の真弓(広末涼子)が母を捜すため、洗濯機型のタイムマシンでバブル真っ盛りの東京へタイムスリップするのだが、そこは豪華絢爛の見た事の無い東京だった・・・。

流石ホイチョイ、徹底的にお洒落なエンターティンメント作品に仕上がってます。
思わず『あった、こんなのあったなぁ、懐かしい』の連発だ。
そんな時代にバブルを知らない典型的な現代の女の子がトリップし、現在とのギャップが浮き彫りになっていく。
流行なんて後から考えると結構滑稽なものだったりして、結構笑える。
久々の映画出演という広末涼子は実際の年齢より若い設定になっていて、とてもキュートだ。
現在のお堅い役人と若い頃の超ナンパ男を演じる阿部寛のギャップも面白い。
飯島愛、飯島直子、ラモス、八木亜希子が本人役で登場したりというのもニクイ演出だ。
そもそもタイムマシンがドラム式洗濯機という設定がナンセンスだ。
しかも日立という実在の会社の研究所で開発されたという設定がホイチョイらしい。
馬場監督は元日立の宣伝マンだったらしいし、当然本作品では日立とはタイアップということになる。
ある意味当然の流れだったのかもしれない。
また随所に細かいこだわりが設定されていたのだが、個人的には広末涼子演じる真弓が洗濯機型タイムマシンに乗り込む時着ていたウェットスーツに"MOF"とプリントされていた点にニヤっとしてしまった。
"MOF"は"Ministry of Finance"、つまり財務省の略称だ。
政府関係の仕事に携わっている人や英字新聞などを読んでいる人なら見覚えのある3文字だといえるだろう。
財務省とウェットスーツ・・・、絶対にあり得ない組み合わせなのだ。
それから加藤ミリヤの歌う主題歌 "Eyes on you"もなかなかいい。
加藤ミリヤと言えば "m-flo"とのコラボで御馴染みの若手実力派シンガーだ。
作品に合わせてディスコサウンドとなっており、映画をを盛り上げている。

この作品はバブル景気を謳歌してた人も、そうでなかった人も、バブルな時代を全く知らない人も、みんな楽しめるような映画になってます。
とにかく笑える楽しい映画が見たい人、この映画オススメですよ。
みんなが浮かれていた時代へ一緒にタイムトラベルしてみましょう。




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