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高尾山が大変なことになってます!

2008-11-03 03:40:14 | Spot
3連休の中日となる今日、久しぶりに息子と高尾山へ行ってきました。
昨年ミシュランガイドで最高ランクの“三つ星”の観光地に選ばれたことで高尾山は一躍話題となった。
日本の山として、三つ星を獲得したのは富士山と高尾山だけらしい。
それ以降、高尾山が見直され、訪れる観光者が増えたという話をよく聞く。
天気に恵まれた行楽日和の秋の休日となると、混むだろうなと覚悟しつつ、京王線で向かった。

京王線の車内にはリュックを背負った登山客らしい人々で混んでいた。
北野駅から高尾山口行きの普通電車に乗り換えると更に車内は混んできた。
高尾駅ではJR中央線から乗り換えの乗客も加わり、平日朝のラッシュ時並の混雑となった。
うわさに聞いてはいたが、こんなに混むとは・・・。

高尾山口駅で配布している登山路が載っているパンフレットをもらい、登山口へ向かった。
すでに登山口に向かう道も非常に混んでいる。
高尾山へ向かうケーブルカーの清滝駅には50~60mぐらいの列が出来ていた!
こんなんじゃ、いつになったら乗れるのだろうか?
もともと今日はケーブルカーやリフトは使わず足で登山する予定だったので、行列を尻目に清滝駅手前の右手から始まる1号路(3.8Km)で登山を始めた。
2年前に登山した時は6号路を使った。
6号路はわりと細くて激しい山道を使うが、1号路はかなり舗装されている上りやすい道だ。
とはいえ、上り坂はかなりの急勾配が続く。
驚いたのは意外にベビーカーを押して上っている人が多いことだ。
高尾山を甘くみているのか、知ってて挑んでいるチャレンジャーなのか?
パパが押しているケースはまだしも、ママ一人で汗だくになって苦労して押している人もみかけた。
無茶するなぁ。
結局、ケーブルカー高尾山駅あたりまで続く1号路はずっと混んでいた。
途中、エコーリフトの降り口となる山上駅の脇を通ったが、こちらも到着した人と降りる人が一緒になって、駅周辺は人でごった返し状態。
高尾山駅を過ぎたあたりから蕎麦屋兼みやげ物屋が並ぶところがあるが、いずれも食事待ちでこれまた行列。
さらに高尾山薬王院の境内に入ると山頂に続く階段で渋滞していて、ずらっと登り待ちの列が出来ている。
ここをパスすると頂上付近にトイレがある。
ここに女性用仮設トイレも併設されているが、これまた長蛇の列が・・・。

1号路で登山を開始して、1時間20分ほどでやっと山頂に着いた。
もちろん山頂の広場でもたくさんの人で混雑状態。
皆さん、レジャーシートを敷いて、お弁当を食べながら楽しそうにしている。
残念ながら紅葉はまだまだで、ほんの一部が赤く色づいているだけだ。
紅葉を楽しむにはまだ時間がかかりそうだ。
しばしお弁当を食べながら、休憩。
今日は山頂でも晴れていておだやかな天気だ。
混んでいるため、ちょっと埃っぽいのは致し方ないか・・・。
外国人の方も見かけるが、円高の影響もあり以前に聞いた程多くはない。
一休みしてから、下山することにした。

前回は帰りはケーブルカーを使ったのだが、ケーブルカー乗り場ではかつて見たことの無いくらいの混みようで、乗車のための整理券が配られているようだった。
15分間隔での運行なので、こんなに人が待っているといつ乗れるか想像がつかない。
ということで帰りも行きと同じ1号路で下山することにした。
坂の勾配がきつく混雑しているため、下山もひと苦労。
途中、ベビーカーを押しているパパを見かけたが、急勾配の下り坂のため、ベビーカーに引っ張られて下っている状況。
一見、その様子は笑える状況に見えたが、ベビーカーに小さい子供が乗っているのをみたら、笑えなくなった。
はっきり言ってちょっと危険です。
ケーブルカーに乗れなくて仕方ないのかも知れないが、見ていて冷や冷やする。
ケーブルカーを使わないと高尾山とはいえ、登山なのでベビーカーを押しての登山はかなり無理がある。
なお、山頂付近になると階段でのアプローチが多くなるので、余計大変だ。
山頂をめざすなら、ベビーカーの利用はあきらめた方が懸命だ。

さて、ようやく下山して、高尾まんじゅうをお土産に京王線に乗って、帰宅の途につく。
やはり帰りも北野駅までは超混雑状態。
1本見送って、次の電車で座って帰ってきた。

最寄の駅で下車して、歩き始めたところで、足元に違和感を感じた。
ふとみると数年来履いていたコンバースのスニーカーの靴底がペラっと剥がれていた!?
うーん、あの急勾配の下山で、かなり靴に負担がかかったようだ。
秋から冬にかけて、かなりの年数履いていたスニーカーなので、弱っていたのかもしれない。
これまた仕方ないか・・・。
逆に下山中にこの状態にならなくて幸いと考えたほうがよさそうだ。
家についた時はすでに二度と履けない状況になってました。
ちょっと古い靴での登山は止めたほうがいいという教訓となった。

さて、これから高尾山に登る方へのアドバイス。
とにかく混んでいるので、ケーブルカー、リフトとも乗るには時間がかかります。
待つ覚悟がなければ、ベビーカーで軽い気持ちで行くのは控えたほうが懸命。
また登山口や山頂で蕎麦を食べるというのも醍醐味のひとつですが、これまた混んでいるので、お弁当、飲み物、レジャーシート持参がオススメです。
さすがにトイレは生理現象なので、混んでいても並んで使うしかないが、それ以外は混んでいてかなり待つことを前提に準備して望んだほうが良さそうです。

混んでいて自分のペースで登れないけど、家族で望むプチ登山・ハイキングとしては高尾山は都心に近くいい山です。
過去に行ったことがある方も、混雑の状況は変わっているので、その点は覚悟して臨みましょう。

これから紅葉が色づきはじめるともっと混むんだろうなぁ ・・・。


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