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ゆのひらんおばちゃん Part3

創業70年の土産屋を 2023年3月末で閉めました。

湯平温泉の復興を願いつつ、身近な風景を綴ります。

店の歴史

2025-06-28 | 日常
2023年に閉店した金子商店の歴史です。以前アップしたのが保存のままになっていました。gooブログが秋に修了するので 日の目を当ててあげます。
 
①昭和16年に北九州から移動し、貸間旅館『山泉荘』を始めました。湯治客で賑わっていたそうです。
 
 
 
昭和28年に『山泉荘』から『金子衣料百貨店』に形態を換えました。祖父母が中心に経営していました。両親は石畳の上の方で土産屋を開店し賑わっていたそうです。
 
 
 
③両親が石畳の土産屋から現在の位置に移動し改装しました。その後「土産と衣料と椎茸」を主流に。大八車の車輪を飾ってあります。今は庭にあります。
 
 
 
④昭和60年(1985年)私たちがUターンて 店を任されるようになり、改装し耐震のため1階部分に鉄骨を入れました。
 
 
 
2階のキンレンカの世話が大変でした。
 
 
 
 
⑤平成17年(2005年)に温泉場内の「景観整備事業」に取り組み再び改装しました。二十年前のことです。子供も巣立ち、やる気も元気もある時期です。改装を繰り返しても かたくなに最初の外観を保ち続けたのが『こだわり』です。
 
 
 
年中無休の頃が懐かしい…店頭の柵にアサガオを からませました。
 
 
 
 
時代は流れ 両親が開業して 70年、私達が父の病気を機にUターンして38年商売を続けました。
 
 
販売の柱であった『原木産干し椎茸』は自然に左右されるため不作が続き、生産者の高齢化もあり入手が困難になりました。そして2023年に70年の歴史を閉じました。
 
 
後継ぎもいないので 体が動けるうちに廃業を決め、隠居に移動して6月末で丸2年が経ちました。店は地域おこし協力隊員として移住してみえた ご夫婦に託しました。ご主人はAPUで学んだカンボジアの方で 日本語も英語も堪能です。
 
店の名前をカンボジアの遺跡の『アンコール』と名付けたのは『湯平復活のアンコール』の意味合いもあると思います。正しくは 平仮名なのかな?
 
 
奥様は地域おこし協力隊員としてのお仕事が7月いっぱいまであるので 本格的開業は8月からになります。今は週末、予約を中心に飲食の提供と民泊とイベントを始めています。インスタグラムをご覧下さい。
https://www.instagram.com/yunohira_angkor_shoten?igsh=bW42NGw5YTd2ZXh2
 
 
本日は 落語と音楽です。真打の噺家さんがみえます。
 
 
 
 
 
 

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5 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (おうち)
2023-03-02 15:57:05
幼稚園の行き帰りによしのもと橋を通ったことを思い出しました。金子商店の横の橋の架け替え工事のためでした。昭和40年です。
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Unknown (nykaneko1156)
2023-03-02 20:30:08
おうちさんへ

写真を見ながら『橋の強度は大丈夫?』と思いました。

確かに 橋のたもとに『昭和40年竣工』と書いてありました。
返信する
Unknown (nykaneko1156)
2023-03-02 20:31:32
『昭和40年 7月 竣工』でした。
返信する
看板 (Rockey)
2025-06-28 19:41:19
金子衣料百貨店の【カクイわた】の看板、懐かしいです。
子供の頃、【ゆみわた】というのも見たことがあります。
湯平には今は自炊できる湯治宿というのは無いのでしょうか?
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Unknown (nykaneko1156)
2025-06-29 07:18:45
Rockey さんへ

昔は旅館が多く、布団も旅館で仕立てていたので 布団生地や綿が売れていたそうです。
『ゆみわた』さんは初めて聞きました。広島の老舗のようですね。

湯平温泉の自炊宿は無くなりました。これも時代の流れでしょう。
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