店の歴史
2025-06-28 | 日常
2023年に閉店した金子商店の歴史です。以前アップしたのが保存のままになっていました。gooブログが秋に修了するので 日の目を当ててあげます。
①昭和16年に北九州から移動し、貸間旅館『山泉荘』を始めました。湯治客で賑わっていたそうです。

②昭和28年に『山泉荘』から『金子衣料百貨店』に形態を換えました。祖父母が中心に経営していました。両親は石畳の上の方で土産屋を開店し賑わっていたそうです。

③両親が石畳の土産屋から現在の位置に移動し改装しました。その後「土産と衣料と椎茸」を主流に。大八車の車輪を飾ってあります。今は庭にあります。

④昭和60年(1985年)私たちがUターンて 店を任されるようになり、改装し耐震のため1階部分に鉄骨を入れました。

2階のキンレンカの世話が大変でした。

⑤平成17年(2005年)に温泉場内の「景観整備事業」に取り組み再び改装しました。二十年前のことです。子供も巣立ち、やる気も元気もある時期です。改装を繰り返しても かたくなに最初の外観を保ち続けたのが『こだわり』です。

年中無休の頃が懐かしい…店頭の柵にアサガオを からませました。

時代は流れ 両親が開業して 70年、私達が父の病気を機にUターンして38年商売を続けました。
販売の柱であった『原木産干し椎茸』は自然に左右されるため不作が続き、生産者の高齢化もあり入手が困難になりました。そして2023年に70年の歴史を閉じました。
後継ぎもいないので 体が動けるうちに廃業を決め、隠居に移動して6月末で丸2年が経ちました。店は地域おこし協力隊員として移住してみえた ご夫婦に託しました。ご主人はAPUで学んだカンボジアの方で 日本語も英語も堪能です。
店の名前をカンボジアの遺跡の『アンコール』と名付けたのは『湯平復活のアンコール』の意味合いもあると思います。正しくは 平仮名なのかな?

奥様は地域おこし協力隊員としてのお仕事が7月いっぱいまであるので 本格的開業は8月からになります。今は週末、予約を中心に飲食の提供と民泊とイベントを始めています。インスタグラムをご覧下さい。
https://www.instagram.com/yunohira_angkor_shoten?igsh=bW42NGw5YTd2ZXh2
本日は 落語と音楽です。真打の噺家さんがみえます。

写真を見ながら『橋の強度は大丈夫?』と思いました。
確かに 橋のたもとに『昭和40年竣工』と書いてありました。
子供の頃、【ゆみわた】というのも見たことがあります。
湯平には今は自炊できる湯治宿というのは無いのでしょうか?
昔は旅館が多く、布団も旅館で仕立てていたので 布団生地や綿が売れていたそうです。
『ゆみわた』さんは初めて聞きました。広島の老舗のようですね。
湯平温泉の自炊宿は無くなりました。これも時代の流れでしょう。