隠居の台所は 2020年7月の水害の時に床上20センチの泥に埋まりました。
写真は泥が引いたときのものですが、壁や戸に くっきりと泥の跡が付いています。
両親はすでに他界していたのですが そのままにしておくわけにもいかず 2020年末までにリフォームしました。
その時は まさか商売を辞めて ここに引っ越すとは思ってもいませんでした。
食器は両親が使っていたものを そのまま置いていました。中には祖父母時代のものもあります。
両親は兄弟が多く 何事かあれば たくさんの来客がみえました。
秋には『報恩講』という先祖供養に三十人以上みえていました。二階に料理や飲み物を運ぶのが大変でした。
父は講師を呼んで『勉強会』をしていて それは私達が帰省する前のことでした。母は接待が好きな(上手な)人でした。
そんなことで 隠居には普段使いの食器がたくさんあるのです。
母は食器が好きな人で 塗り物漆器や有名な陶器も持っています。
今回の引っ越しで 私の愛着のある食器も 捨てられません。
『どうすりゃいいのよ 思案橋』
これから取捨選択の長い旅がはじまります。まずは 二階に上げられなかったサイドボードを 一階のどこかに押し込まなくてはなりません。
家具、食器、布団、衣類の整理と取捨選択。店を辞めたら この仕事が待っていました。完了目標は7月末の義母の七回忌。
頑張るぞ おー(から元気)
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