倉庫から出して来た『武者人形』を組み立てようと思います。甥っ子の武者人形です。今回で飾るのは最後です。
カタログを見ながら組み立てればよいはずが、なかなかうまくいきません。
夫と一緒なので すぐ終わると思いきや、なんだかんだ意見の相違があり 手こずりました。
下の写真の靴?が 行儀良さすぎるようです。
夫が2階から『破魔矢』のケースを抱えて降りてきました。これも 兄の奥さんの親から送られて来たものです。当時甥っ子は他の場所に住んでいるのに…です。
ネジを回すと音楽が流れます。『鯉のぼり』の歌かと思いきや『年の始めの ためしとて〜…』と お正月の歌でした。
どうやら、初の正月に『破魔矢』を、初節句に『武者人形』を送って来たようです。
そういえば、私の娘の時は実家から 正月に羽子板、初節句に七段飾りの雛人形を届けてくれました。
当時 富山市に住んでいましたが、お祝いの席に 産まれて半年の長女を連れて帰省しました(させられました)
祝いの席で、赤い『おべべ』を着せられた六ヶ月の娘は 皆さんに抱かれ回されました。
去年の3月に お雛様と羽子板を久し振りに飾り 孫が見に来ました。これも飾るのは最後だと思います。
昔の しきたりや風習は 当時の祖父母から孫への愛情や思いやりに他なりません。
時は流れ、送り主は誰もいなくなりました。兄夫婦もいなくなりました。
そして今、残されたものの後始末に困っています。