Story
CIAの極秘プロジェクト「トレッドストーン計画」によって暗殺者にされ、同時に記憶を失ったジェイソン・ボーン(マット・ディモン)。そんな彼の写真がイギリスの新聞の一面に掲載された。記事を書いた記者のロスは「トレッドストーン計画」に代わる「ブラックブライアー計画」の取材を進めていたのだ。失った秘密の鍵を見つけるため秘密裏にロスへと接触を図るボーン。だが、ロスはすでにCIAによってマークされていて……。(goo映画より)
2007年/アメリカ/ポール・グリーングラス監督作品
評価 ★★★☆☆
『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』に続くシリーズ待望の完結編!
この映画を見ていて、日々の生活で役立ちそうな情報?が得られたので参考までに記載しておきます。
・通信傍受システム”エシェロン”に気をつけろ
CIAのヴォーゼンの部下が、新聞記者のロスが携帯で話した言葉「ブラックブライアー」をキャッチして、たちまち居所を探知してしまうシーンがありました。セリフにもありましたが、この離れ業をやってのけたのはエシェロンという通信傍受システムで、アメリカの情報機関の一つ、NSA(国家安全保証局)が運用しています。通信傍受施設は世界各地にあり、日本では○○基地に設置されていると言われています。傍受範囲はほぼ全世界に及んでいますので、携帯やネットでうかつな話はできませんね。
・カークラッシュはバックで
ニューヨークでの暗殺者パズとのカーアクションシーンでは、ボーンは絶えず車の後部を相手の車にぶつけています。これは、エンジンを保護するために重要な事で、相手にダメージを与えつつ自分は無事に走行出来るわけです。
・日用品での戦闘
タンジールでの暗殺者ディッシュとの戦闘では、ボーンは、キャンドルスタンドに対して分厚い本で、カミソリにはタオルで応戦していました。どこにでもある日用品でも使い方次第で武器になるという良い見本です。
・諜報機関の事務所ではブラインドくらい下ろそう
ニューヨークのCIA事務所の中を隣のビルからボーンが監視する場面がありました。極秘オペレーションを行う機関では、外部から中が見えないようにするのが原則以前の当たり前だと思うんですが、この映画で唯一おバカなシーンでした。
今回は、前2作に比べてアクションの比率が高まっていて、その激しいながらもリアルなシーンに思わず身を乗り出してしまう程でした。ただ、トレッドストーン作戦の現場責任者ヴォーゼンが安直に暗殺指令を出しまくるのがちょっと作品の性格にそぐわなかったのと、内部調査局長のパメラがやたらとボーンに肩入れするのが不自然な感じがしました。
評価 ★★★★☆
緊迫したアクション・シーンに、ヨーロッパ各地でのロケなど、見どころ満載の第3作!
ボーンシリーズ待望の完結編!とても楽しみにしていたのですが、前2作の詳しい内容をすっかり忘れてしまって、、おさらいをしないままに完結編の鑑賞となってしまいました。。前2作はテレビでも上映されていたので、復習していた方がもっとこの映画を楽しめたのにと思うとちょっと残念でしたね。。でも、このパート3は完結編にふさわしい見応えのある作品だったので、これだけ単独で観ても充分に楽しめる作品だったのではないかと思います。
とにかく、シリーズ中いちばんアクションが凄かったです!ロンドン・ウォータールー駅でのCIAとの追走劇、モロッコ・タンジールでの屋根から屋根へと逃亡するシーンに、暗殺者との死闘、そして、ニューヨークでの派手なカー・チェイスと、どのシーンもハラハラさせてくれる見応えのあるシーンに仕上がっていました。
人間の暗部に焦点を当てていた、内容的にも暗かったパート2に比べると、今作はアクションに徹した作りになっているので、単純に楽しめて、観終わった後はスッキリする内容になっていたと思います。
このシリーズに出演する前は、マット・ディモンってアクション俳優というイメージがまったく無かったのですが、これだけの素晴らしいアクション・シーンを見せてくれると、もう完全にアクション俳優の仲間入りですね。彼は決してハンサムではないのですが、なぜかセクシーな魅力があり、また、知的さを併せ持っているせいか、彼がこのボーンというキャラクターを演じると、今までの殺し屋像とは一味違った魅力を感じさせてくれました。
また、このボーンというキャラクターの描き方もとてもいいんですよね。彼は殺し屋としての腕は完璧なのに、無駄な殺しはしないし、人間としても信頼できる人物として描かれています。だから、亡くなった恋人のマリーや、CIAの局員・ニッキーなど、彼に関わる女性たちは、いずれも彼を信頼して、彼と行動を共にするようになるんでしょうね。
今作でも、CIAを裏切ってまで、彼を信じてついてきてくれたニッキーを、ボーンが暗殺者の手から守り抜くシーンが描かれています。アクション・シーンもさることながら、ボーンとニッキーのやり取りもとても良かったですね。
ただ、これだけ何年も引っ張ってきた完結編なのに、肝心のボーンの過去の記憶、彼の本当の正体についてが、思ったより今ひとつだったのが残念でした。。もっとすごい過去を期待していたんですけどね。。洗脳されていただけだったのか、過去のボーンがいまいちボヤけた印象で終わってしまったのが、ちょっと期待外れでした。
でも、あのラストだと、もしかするとまた続編が作られるかもしれないですね。スーパーマンじゃないけど、「ボーン・リターンズ」のように、もう1度、スクリーンでボーンが観れたら楽しみです!
映画『ボーン・アルティメイタム』公式サイト
(「ボーン・アルティメイタム」2007年11月 甲府市 グランパーク東宝8にて鑑賞)
CIAの極秘プロジェクト「トレッドストーン計画」によって暗殺者にされ、同時に記憶を失ったジェイソン・ボーン(マット・ディモン)。そんな彼の写真がイギリスの新聞の一面に掲載された。記事を書いた記者のロスは「トレッドストーン計画」に代わる「ブラックブライアー計画」の取材を進めていたのだ。失った秘密の鍵を見つけるため秘密裏にロスへと接触を図るボーン。だが、ロスはすでにCIAによってマークされていて……。(goo映画より)
2007年/アメリカ/ポール・グリーングラス監督作品
評価 ★★★☆☆
『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』に続くシリーズ待望の完結編!
この映画を見ていて、日々の生活で役立ちそうな情報?が得られたので参考までに記載しておきます。
・通信傍受システム”エシェロン”に気をつけろ
CIAのヴォーゼンの部下が、新聞記者のロスが携帯で話した言葉「ブラックブライアー」をキャッチして、たちまち居所を探知してしまうシーンがありました。セリフにもありましたが、この離れ業をやってのけたのはエシェロンという通信傍受システムで、アメリカの情報機関の一つ、NSA(国家安全保証局)が運用しています。通信傍受施設は世界各地にあり、日本では○○基地に設置されていると言われています。傍受範囲はほぼ全世界に及んでいますので、携帯やネットでうかつな話はできませんね。
・カークラッシュはバックで
ニューヨークでの暗殺者パズとのカーアクションシーンでは、ボーンは絶えず車の後部を相手の車にぶつけています。これは、エンジンを保護するために重要な事で、相手にダメージを与えつつ自分は無事に走行出来るわけです。
・日用品での戦闘
タンジールでの暗殺者ディッシュとの戦闘では、ボーンは、キャンドルスタンドに対して分厚い本で、カミソリにはタオルで応戦していました。どこにでもある日用品でも使い方次第で武器になるという良い見本です。
・諜報機関の事務所ではブラインドくらい下ろそう
ニューヨークのCIA事務所の中を隣のビルからボーンが監視する場面がありました。極秘オペレーションを行う機関では、外部から中が見えないようにするのが原則以前の当たり前だと思うんですが、この映画で唯一おバカなシーンでした。
今回は、前2作に比べてアクションの比率が高まっていて、その激しいながらもリアルなシーンに思わず身を乗り出してしまう程でした。ただ、トレッドストーン作戦の現場責任者ヴォーゼンが安直に暗殺指令を出しまくるのがちょっと作品の性格にそぐわなかったのと、内部調査局長のパメラがやたらとボーンに肩入れするのが不自然な感じがしました。
評価 ★★★★☆
緊迫したアクション・シーンに、ヨーロッパ各地でのロケなど、見どころ満載の第3作!
ボーンシリーズ待望の完結編!とても楽しみにしていたのですが、前2作の詳しい内容をすっかり忘れてしまって、、おさらいをしないままに完結編の鑑賞となってしまいました。。前2作はテレビでも上映されていたので、復習していた方がもっとこの映画を楽しめたのにと思うとちょっと残念でしたね。。でも、このパート3は完結編にふさわしい見応えのある作品だったので、これだけ単独で観ても充分に楽しめる作品だったのではないかと思います。
とにかく、シリーズ中いちばんアクションが凄かったです!ロンドン・ウォータールー駅でのCIAとの追走劇、モロッコ・タンジールでの屋根から屋根へと逃亡するシーンに、暗殺者との死闘、そして、ニューヨークでの派手なカー・チェイスと、どのシーンもハラハラさせてくれる見応えのあるシーンに仕上がっていました。
人間の暗部に焦点を当てていた、内容的にも暗かったパート2に比べると、今作はアクションに徹した作りになっているので、単純に楽しめて、観終わった後はスッキリする内容になっていたと思います。
このシリーズに出演する前は、マット・ディモンってアクション俳優というイメージがまったく無かったのですが、これだけの素晴らしいアクション・シーンを見せてくれると、もう完全にアクション俳優の仲間入りですね。彼は決してハンサムではないのですが、なぜかセクシーな魅力があり、また、知的さを併せ持っているせいか、彼がこのボーンというキャラクターを演じると、今までの殺し屋像とは一味違った魅力を感じさせてくれました。
また、このボーンというキャラクターの描き方もとてもいいんですよね。彼は殺し屋としての腕は完璧なのに、無駄な殺しはしないし、人間としても信頼できる人物として描かれています。だから、亡くなった恋人のマリーや、CIAの局員・ニッキーなど、彼に関わる女性たちは、いずれも彼を信頼して、彼と行動を共にするようになるんでしょうね。
今作でも、CIAを裏切ってまで、彼を信じてついてきてくれたニッキーを、ボーンが暗殺者の手から守り抜くシーンが描かれています。アクション・シーンもさることながら、ボーンとニッキーのやり取りもとても良かったですね。
ただ、これだけ何年も引っ張ってきた完結編なのに、肝心のボーンの過去の記憶、彼の本当の正体についてが、思ったより今ひとつだったのが残念でした。。もっとすごい過去を期待していたんですけどね。。洗脳されていただけだったのか、過去のボーンがいまいちボヤけた印象で終わってしまったのが、ちょっと期待外れでした。
でも、あのラストだと、もしかするとまた続編が作られるかもしれないですね。スーパーマンじゃないけど、「ボーン・リターンズ」のように、もう1度、スクリーンでボーンが観れたら楽しみです!
映画『ボーン・アルティメイタム』公式サイト
(「ボーン・アルティメイタム」2007年11月 甲府市 グランパーク東宝8にて鑑賞)
お二方の感想も見方が違ってて、参考になりますです。
肝心の過去が大したこと無かったですが、それまでのアクション、頭脳戦に引き込まれましたです。
確かに良く考えて見れば筒抜け諜報事務所は間抜けですね、金庫とかも。
最近は日本でもやたら監視カメラが多くて怖いくらいですが、四六時中見張られてるとしたら嫌ですね・・
その監視網を潜り抜ける術を知っているボーンの生い立ちも見たいです。
さっそくのコメ、ありがとうございました。
アクションは凄かったですね。もう一回観たいくらいです。
ホントに最近は監視カメラが多いなー。
ただ、wancoとしては、ボーンがなぜ暗殺者に志願したのか、その背景を知りたかったです。
ボーンの反射神経や洞察力、瞬間的に判断する能力にホレボレしちゃいますよね
過去の謎や正体について、なぜ志願して殺し屋になったのかは結局わかりませんでしたね。。。
あと「なぜオレを殺さなかった?」
「じゃあなぜおまえはオレを殺すんだ?」のシーン、ステキでした♪