おばあちゃんのお葬式には 義母の兄弟5人が 久々に揃い 夫のいとこも 全員参列できた。
私が会ったのは おばあちゃんが亡くなった2日後、お通夜のとき。
みんな しんみりした感じではあったが どちらかといえば 久々の会話に花が咲いていた。
事故で 突然のことだったが 93歳ということもあってか 仕方ないと思っているのかもしれない。
私は ひよちゃんをベビーカーに乗せ 参列した。
義母は 自分のかわいい孫を 自慢気に 親戚の人たちに 紹介(見せびらか)していた。
私のおばあちゃんのお葬式のときもそうだったが 長生きできたので、和やかなお葬式だった。
亡くなったおばあちゃんには 子どもが5人、孫が7人、ひ孫が 4人。
ひ孫のうち 3人は 0歳。
先日も紹介したが おばあちゃんの内孫の赤ちゃんが 20日早く生まれた。
4月26日が予定日だったのが 6日に生まれた。おばあちゃんが亡くなったのは 21日。
きっとこの赤ちゃん、おばあちゃんの寿命を知っていて 会いたくて早く生まれてきたのかもしれない。
この子が早く生まれたことで、この子の顔を見に 東京に住むおばあちゃんの娘が 亡くなる前日まで こちらに来ていた。
出産入院の時には 義母が おばあちゃんのお世話をしに 毎日通っていた。
私も 赤ちゃんの顔を見に 亡くなる数日前に おばあちゃんに会うことができた。
生まれる前の赤ちゃんには 不思議な力があるような気がする。
ひよちゃんをあやしてくれた おばあちゃんの声、笑顔が もう無いことに まだ実感が湧かない。
おばあちゃんちに行けば 大音量のテレビの前に座っているような気がする。