映画覚書2018 #5

「マギー」
2015年　アメリカ
監督　ヘンリー・ホブソン
出演　アーノルド・シュワルツェネッガー　アビゲイル・ブレスリン
めらめら度★★★☆☆　CS録画（字幕）　T4H1

スカパー！と契約して、もう10年以上になる。解約していた時期もあったが、結構、長い付き合いだ。スカパー！で観る番組は、映画3割、ドラマ1割、アニメ1割、プロレス1割、バラエティ2割てな感じ。映画は、観るよりも録画する方が圧涛Iに多い。録画した番組はチューナーに接続したHDDに保存してあるのだが、どんどん保存数が増えて容量が足りなくなり、今は、3台ものHDDを接続している。

1台目のHDD（1TB）は、残量4％で178番組を保存。2台目のHDD（2TB）は、残量4％で345番組を保存。3台目のHDD（3TB）は、残量68％で179番組を保存。トータル702番組。視聴後に保存版として残してある番組もあるが、9割が未視聴の映画だ。つまり、600本ぐらいの映画がHDDに眠っているのだ。俺は、これらの映画を死ぬまでに観られるのか？　ロクに観ないのに、どんどん保存数が増えて…。

去年なんて、たったの1本しか録画している映画を観なかった。何本か早送りして適当に観た映画があったけど、大部分が何年も眠ったままである…。これでは、金も時間も人生も無駄だッ！　もっともっと、家で映画を観なければッ！　てな訳で、3月1週目から週1ホーム映画鑑賞を義務化することにした。月5本ペースで観て、1年60本。600本には程遠いが、少しでもHDDの保存数を減らさないとッ！

で、3月の週1ホーム映画鑑賞その1。シュワ主演のソンビ映画である。公開当時、映画館に観に行けなくて、結構、悔しかったんだよなァ。なのに、録画したまま放置してしまうのは、なぜだろう…。いつでも出来ることって、得てして、いつまでもやらないものだ。ようやく鑑賞してみると、評判どおりの異色作だった。シュワ主演なのに殆どアクションがないし、ゾンビ映画なのに殆ど血みどろシーンがない。

正直、それほど面白くなかった。だって、シュワの魅力もゾンビ映画の魅力も無駄にしているんだもん。でも、妙に印象的な映画なんだよねェ。ゾンビ映画は、最早、それ自体がジャンルと化し、ホラー、スプラッタ、アクション、コメディと、様々なバリエーションに変異しているが、この映画のメインテーマは、なんと父娘愛だ。ゾンビ要素が二次的に扱われ、ゾンビ感染を不治の病として描いている。

他のゾンビ映画と違い、ソンビ化していく期間が数週間と長い。ウイルスに感染し、徐々にゾンビ化していく娘の姿は、正に病人だ。「私の中のあなた」で小児癌患者の妹を演じ、「ゾンビランド」でゾンビと戦っていたアビゲイル・ブレスリンが、このゾンビ化していく娘を好演していたので、ちょっと不思議な感じだった。シュワも演技派っぽく父親を演じていて変な感じ。何とも独特な雰囲気の映画である。


DVD「マギー」3328円