映画覚書2021 #25

「ヴェノム：レット・ゼア・ビー・カーネイジ」
2021年　アメリカ
監督　アンディ・サーキス
出演　トム・ハーディ　ミシェル・ウィリアムズ
映画館（字幕）　T24H1
めらめら度★★★☆☆

12月7日に観た映画を今更になって振り返る…。前作と同様に、ちょっと展開がゴリ押しなんだよねェ。キャラが立ちまくりだから、そんなに目立たないけど、よくよく考えると、なんでそーなるの？　みたいな都合の良い展開が多い。ド派手なバトルを売りにしているヒーロー映画に、そんな突っ込みなんて野暮だと思うけどサ…。個人的な好みで言えば、もう少し、細部まで練り込んで欲しかったなァ。

そもそも、カーネイジの存在がワザとらしい。凶悪なヴィランを登場させたい、という意図が見え見えじゃん。陰謀の結果とか、不幸な偶然が重なったとか、誤解が憎しみを生んだとか、登場の過程を丁寧に描いて欲しかった。キャラのインパクト8割、意外性2割、てな感じ。まァ、ウディ・ハレルソンの悪役っぷりは流石だし、アンディ・サーキスの監督っぷりも悪くないし、前作より面白かったけど。