ふらふら日記

物足りない日常にふらふら、怪しい読書にふらふら、激しい映画にふらふら、美味いメシにふらふら、そんな感じの自己満足日記。

映画覚書2018 #4

2018年03月06日 01時33分00秒 | 映画めらめら

「グレイテスト・ショーマン」
2017年 アメリカ
監督 マイケル・グレイシー
出演 ヒュー・ジャックマン ザック・エフロン
めらめら度★★★★★ 映画館(字幕) T4H0

気まぐれで観たミュージカル映画だったけど、予想外に感動し、恥ずかしながら泣いてしまった。泣くことが気持ち良いと感じたのって、何年ぶりだろう…。まだ鼻風邪が少し残っていたので、涙と共に鼻水まで溢れ、ャPットティッシュを何枚も使った。周りに人が居なかったから42歳のオッサンの醜態を見られずに済んだけど、音を立てずに鼻をかむのが大変だった。あァ、素晴らしい映画だったッ!

評価に賛否があるらしい。確かに、ストーリーだけ見ると、ちょっと陳腐なんだよねェ。サーカスの基礎を築いた興行師、P・T・バーナムの生涯を描いた実話ものなんだけど、美化しまくりっぽい感じ。貧しい家庭に生まれながらも必死に働き、珍品を集めた博物館を作る。やがてそこは、奇人や変人などのフリークスを集めたサーカスへと変わっていく…。日陰者たちにスャbトライトを当てたのだ。

しかし、実際は、黒人奴隷の老婆を160歳と偽って見世物にしたり、小人症やシャム双生児を見世物にしたり、今の時代の感覚からすると、結構、エグいことをして成り上がったらしい。実在のP・T・バーナムの写真を見ると、中々の悪人面である。映画では、歌とダンスでエグみをブッ飛ばし、日陰者に居場所と家族と誇りを与えた、というャWティブな描き方になっている。正しく、虚実のサーカスだ。

個人的な好みだけど、エンタメって、虚実で良いと思うんだよねェ。サーカス然り、プロレス然り、映画然り。現実って、そこそこエグいから、それだけだと辛いんだよ。現実の中に演出やトリックをブチ込んで、巧みに練り上げたもんが最高のエンタメだと思う。だからこそ、美化バリバリのミュージカル映画に、俺の涙腺がノックアウトしたのだ。ヒュー・ジャックマンの歌が感動を乗せて響き渡るッ!

レ・ミゼラブル」のヒュー・ジャックマンも良かったけど、また一段とキレキレだったねェ。クラウンのCMで歌っていた「あの素晴しい愛をもう一度」も良かったし、俺は、彼の歌が好きらしい。他のキャストの歌も本当に素晴らしいんだよなァ。ど音痴なのに一緒に歌いたくなるほどだった。後日、輸入盤サントラCD1851円をネット購入。サントラCDを買ったのは、「ストレンジ・デイズ」以来、20余年ぶりだ。

CDが届いて、さて、困った。CDを聞く機械がない。カーオーディオも壊れているし…。やっぱり、iPhoneで1600円のダウンロード版を買うべきだったかも。昭和生まれのオッサンなんで、形のないダウンロード版てなんか嫌なんだよねェ。結局、パソコンからiTunesにインメ[トし、それをiPhoneで聞くことにした。どの曲も良いけど、やっぱり「This Is Me」が最高だ。くゥゥ、もう一回、映画館で観たいッ!


輸入盤CD「the Greatest Showman Original Soundtrack」1863円

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