JASS事務所ブログ

JASS事務所のスタッフがつづる事務所ブログ。業務以外に千代田区のこと、身近なこと、綴っていきます。

3回連続のタイ企画!

2018-02-13 16:38:28 | 日記・エッセイ・コラム

もともと1月にタイ古式マッサージ師の笹川さんにお話しいただくことは前から決まっていたのですが、同時期にタイのダスキン研修生ルーさんをお迎えすることになり、タイについての企画が続くことになりました。
1回目 1月27日(土)笹川さんのチャットサロン
2回目 2月7日(水)ルーさんプレゼン発表
3回目 2月10日(土)笹川さんとルーさんの対談

ルーさんの研修中、タイについて学ばせていただきました。
ひときわ興味を持ったものをいくつか紹介したいと思います。

・民族衣装
ラーマ(タイ王朝の国王)との関係がありました。ラーマ国王の時代に沿って服装も少しずつ変わっているそうです。

(画像はルーさんのパワポから)
肩にストールがあったり、リボンを結んだり、スカートの丈にも違いが見られます。
また、髪も団子にしてまとめたり、短かったりと時代による変遷があります。どの衣装を着ても良いのだそうです。ラーマ9世の時代に、7世の服を着てもOK!

【問題】ルーさんがダスキン開会式に着ていた服はこちら。どのラーマの時代のものでしょうか?(答えは一番下に)

 

・タイ語
子音が44、母音が32あり、さらに、声調のパターンを表す声調記号を子音の上に付けます。つまり、タイ語は母音+子音+声調、この3つで表現される、とのこと。タイ語は表音文字なんですね。

手話の場合は、声調パターンは手のひらの指先、関節部、手のひら、手首で表現されます。(下図参照)

 

(画像はルーさんのパワポから)


ルーさんの名前カォクン(「ルー」はあだ名)。赤が母音、青が子音。声調は子音の上下にありますね。

・情報保障
2月7日のプレゼンでは、タイのろう協会や情報保障についてお話しがあり、意外と言ってはなんですが、電話リレーサービスは行政が担当しており、無料。ろう学校にも電話リレーサービス用のボックスが備え付けられているそうです。参加者の中には、「タイの方が福祉が進んでいる!」と感心した方もいたようです。 

2月10日の対談はタイ古式マッサージ師である笹川誠さん(下写真左)と一緒に、タイ文化について。 


笹川氏はルーさんの話に寄り添うように、自身のタイでの経験を話されましたので、参加者はより理解しやすかったようです。
乗り物についての話が興味深かったです。

・交通手段(バス)
バスの表示は行き先と番号だけ。途中の停留所がわからない。何番のバスがどこに行くのか前もって調べておく必要がある。笹川さんの言うに、バス本体には、バスがどこに止まるかの掲示があるが、バスが到着し、どこに止まるか見て確認をしているうちにバスが発車してしまう、とか。
時刻表がない。。。? ルーさんは、「時間通りというのがない。1時間待っても来ない、または、乗り間違うことがあるので、自分の場合は、バスを使うときは約束の2時間、3時間前に家を出るようにしている」。
笹川氏の言うに「たまに、止まってくれない時もある」そうで、おそるべしタイのバス路線! 

・祝日
王室と仏教に由来するものが多く、日本にある「海の日」「山の日」と言った自然の恵みに関する祝日は一切なし。
ルーさんが作った比較表がわかりやすかったです。 

 

(画像はルーさんのパワポから)

2月6日はルーさんの誕生日!チョコが好きなルーさんにチョコケーキを準備しました

研修最終日の2月13日は女子会。飯田橋近辺にはタイレストランがいくつかあり、ここはルーさんのお気に入りの一つです。


タイについて身近に学ばせてくれたルーさん、ありがとうございました!


 ーーーーー

【問題の答】ルーさんの開講式の民族衣装は、
ブラウスの裾をリボンで結ぶようになっていますので、ラーマ7世の時代のものです。

合っていたかな?

 たか記


最新の画像もっと見る