ツチノコで頭がいっぱい

幼児期に目撃したツチノコにより、その存在を確信。35年間ツチノコ捕獲に情熱を注ぎ、今までに4度の目撃体験あり!。

◇ 検証・5/ころがる話◇

2008-02-25 13:13:58 | Weblog
★舞台公演が近いため、ブログが不規則になります!

【画像の説明】

以前(11月18日)、このブログでツチノコの転がりパターンは3種類あると書いた。上掲画像は、ツチノコの象徴とも言える「縦に転がる」、「丸くなって転がる」という、2パターンを絵にしたものだ。
この他に「横になって転がる」というパターンもあるが、これは目撃者が非常に少ない為その真偽のほどは定かでない。よって描き込むのを遠慮したという次第である。

「縦に転がる」パターンを目撃した人は、ドスンドスンという表現を用いることが大半だ。つまり、胴体に頭と尾部を引っ込めた状態で、一本の丸太ン棒を縦に転がすように斜面や坂を下るのだから、頭の部分が接地した際に「ドスン」という衝撃音がして、次に尻の部分が接地した「ドスン」という衝撃音が定期的に繰り返されるということで、そのため「ドスンドスン」と表現されるのだ。
一方、「丸くなって転がる」パターンで多いのは「コロコロ」や「ゴロゴロ」である。稀に「ガサガサ」とか「ザザザザザ」といった、草を薙ぎ倒すような音に例えることもある。

私は縦に転がってきた状況を「まるで飯綱落しさながらだ」と以前書いたが、山本素石氏の「逃げろツチノコ」を読み返していて、その間違いに気づいた。そこで改めて訂正させて頂くと、正しくは「木口落し」であった。キグチオトシと読むのだが、丸太などの両端をスパッと切り落とした状態を言うのだそうである。この丸太状態で支点を代えながら縦にバウンドして斜面を下るのだから、目撃者にしてみれば実に異様な姿を目にすることになるわけだ。
ただし、ツチノコが頭や尾部を体内に格納するという話を信じる事が大前提である。だが、「このカメのような行動だけは信じられない」と、疑問視されるツチノコマニアの方が大半なのだ。これは誠にもって当然至極だと思う。それでなくとも奇異な行動をとるツチノコのことだ、胴体に頭や尾部を引っ込めると聞けば、誰でも俄かには信じなくて当たり前である。この私ですら半信半疑なのだ。しかし、木口落しのように両端を切り落としたような状態のツチノコは、思った以上に多くの人によって目撃されているのだ。

リング状、またはボール状になって転がってくるツチノコの場合も、頭部や尾部を引っ込めているかと言えばそうではないらしい。「らしい」と表現するからには確定ではない。つまり、丸まって転がってくるツチノコを目撃者した人の多くが、斜面を下ってくるツチノコの速度が速すぎたり、草木が視界を遮ったり等と、好条件での目撃を果たしていないからである。そのため体を丸めた全体像は目撃されるが、頭を外に出していたか、それとも内側にしていたか、といった具体的な内容を質問されると、回答できる目撃者は殆ど存在しないのが現状である。

ツチノコが斜面を下る為に丸まっていく過程を目撃した人は、いないのではないだろうか。しかしながら、ツチノコの死骸をいじっていて、尻の方から勝手に丸まったという観察談は「逃げろツチノコ」に記載されている。このパターンで丸まるのが本当であれば、ツチノコは急所である頭部を保護する為に、丸まった胴体の尻の部分に頭を突っ込む事になる。そうやってリングもしくはボールといった形状を作るのではないだろうか? この形状をタイヤに例えるなら、内径の小さな極太のタイヤであろう。つまり、通常のタイヤではなく、センターホールが小さく身の厚いタイヤということだ。この歪なタイヤが斜面を転がってきたら、ボールのようにも見えるであろう。

ところで、この丸まった状態で果たして胴体内に頭部と尾部を格納する必要は生じるであろうか。これをイメージして考えると、衝撃から保護すべき頭部は、尻の部分が外側になってガードされるため、その必要は生じない事が分る。
私の知人の説によると、「胴体内に尾部を引っ込め更にその中に頭を突っ込んで転がるのではないか」というのだが、それでは視野が閉ざされ目的物への接近すら不可能であろう。やはり転がる際も、目は重要な役割を果たしているはずだ。

ことの序に、「横に転がる」状態について考えてみたい。
通常のビール瓶に似たツチノコが、横になって斜面を下っている姿を思い描いた時、何の障害物も無い草地ならクルクルと転がって行く姿は容易に想像できる。しかし、木の根や小藪、または倒木や凹凸等があれば、これらが障害となって進行を妨げる事は必至である。また、頭部を剥き出しにしていたら、障害物と激突した際には致命傷になり兼ねないであろう。それを防止する為に頭部を胴体内に引っ込めたとしたら、その視野は進行方向に向けられず、目的物への接近は意味をなさなくなるはずだ。
上述した理屈を踏まえて考えると、何等かの必要に迫られない限り通常のツチノコが、横に転がるといった不合理な行動はとらないと考えるのである。だが、もしかしたら…横に転がるのは「五八寸」タイプの肥満ツチノコに限られた特性なのかも知れない。棒状なったり丸まる事に適していないだけに、横に転がって当然だと思えるのである。

本日の「画像説明」が長くなってしまったので、そろそろ本題に移りたいと思う。


【ころがる話/概要】

「逃げろツチノコ」の74頁~80頁に「ころがる話」として載っている目撃談は、書いた本人である山本素石氏も、やや半信半疑のようである。と言うのは、ツチノコの転がる姿を目撃した方の話の内容が、些か奇抜であるからだ。まずは、その概要を記してみよう。

倉持久造さんは既に隠居して、高野山近くの橋本市郊外に住んでいる。年齢は80歳(昭和48年当時)ほどだが、健康そのものである。
この久造さんが60歳くらいの九月初旬、近くの山で畑仕事をしていると、背後の山からドスンドスンという音がして来た。仕事の手を休め音のする山の方を見詰めると、五十メートルほど先の松林の斜面をスクターのタイヤのような物が転がって来るではないか。「こんな山の上から転がってくるのは不思議だ」、そう思った久造さんが更にその物体を目で追っていると、ゴロンゴロンと転がり落ちてきた物体は、畑地の上を通っている灌漑用水路の中へスポッと消えたという。
その時になって、転がっているのにバウンドしなかったという不思議な現象に気づいた久造さんは、是が非でもその物体の正体を見極めようと、用水路に近づいた。この用水路は水を引いていなかったので、転がり落ちた物体が流される事は有り得ない。
用水路は幅も深さも50センチほどで、両側をコンクリートで固めてあった。ただし、畑から5メートルほど上に作られていたため、用水路へ行くには急斜面を上がらねばならなかった。それでも久造さんは、斜面に生えた草を掴んでよじ登った。そして久造さんは、その物体の落ちた10メートルほど離れた場所から恐る恐る用水路の中を覗こうとした。瞬間、その物体は一本の棒のようになって、垂直にピョーンと跳び上がったのだ。しかも久造さんの目と鼻の先の距離である。
驚いた久造さんは斜面を転げ落ちた弾みで気を失い、気づいた時は下の畑に這いつくばっていたそうだ。
その時のショックと転がり落ちた時に痛めた腰のために、久造さんは二週間も寝込んでしまったという。
因みに久造さんが間近に目撃した物体について原文では…

「その物体が跳び上がった高さは人間の背丈ほどで、まるで黒焦げの円柱を1メートル程に切ったような形に見えたと言う。それがいったい何物であったのか、その時は驚きのあまり判断もつかなかったが、後日、私の話を聞いて、あれはツチノコ以外の何物でもなかった、ということである。」

ここで久造さんの目撃体験談は締め括られていて、次の話はシマヘビが輪になってカエルを追いかけたという、実に不思議な話が綴られているのであるが、ツチノコとは関連性が薄いため割愛したい。


【検証】
この久造さんと仰る方の目撃体験談で気になる点がある。それは、「バウンドしないで転がって来た」とご本人が述べているにも関わらず、背後の山から「ドスンドスン」と音がしたと、冒頭で説明されている点である。素石氏はこの点について何も触れていないが、明らかにこの「ドスンドスン」と「バウンドしないで転がる」は、結び付かないはずだ。
ある程度の重量を持ったものがバウンドするから「ドスンドスン」と音を立てる訳で、バウンドせずに転がったら草木を薙ぎ倒して回転する「ザザザ」といった音になるはずである。

私は、久造さんが素石氏に語った話はウソや誇張などではなく、事実だと思っている。しかし、先述した私の知人は偏屈な男なので、この話は作り話だと決めつけている。確かに穿った見方をすればそうとも言えるだろうが、「ドスンドスン」という音を「ツチノコが縦に転がった」と解釈すると、容易に解けるのではないだろうか。
つまり、初めに久造さんが聞いた「ドスンドスン」という音は、ツチノコが棒状になって縦に転がっている時のもので、その後ツチノコは棒状からタイヤ状に変化したのではないか、という推論だ。このタイヤ状になって転がり始めた姿を見て、久造さんは「バウンドしないで転がった」と証言したのだろう。
この推論は当たっていると思うのだが、皆様はお考えは如何でしょうか?

そこで、更にこの推論を掘り下げると、ツチノコは縦から丸へと転換が出来るのではないか、という転換論に到達する。分りやすく言うなら、縦に転がっていたツチノコが、何かの理由で丸まって転がり始める、ということである。また、丸から縦への転換もあるかもしれないのだ。
いずれにせよ、ツチノコのようにある程度の重量が有って軟体動物のように弾力性のある身体なら、棒にもなれれば輪になっても当然であると思えるのだ。

という事で、ツチノコの「転がり」はミステリアスなのである。
次回は「ツチノコがとれた話」をお送りしたいと思うが、舞台公演が3日後に本番のため、またまた不規則になると思います。どうかご容赦願いたい。


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