ツチノコで頭がいっぱい

幼児期に目撃したツチノコにより、その存在を確信。35年間ツチノコ捕獲に情熱を注ぎ、今までに4度の目撃体験あり!。

【山の怪物追跡記/後編】

2008-08-27 20:22:28 | Weblog
【哀れ…毒蛇愛好家】

情けないと言うか、哀れと同情すべきか…。

毒蛇51匹を無許可飼育=愛護法違反で男を逮捕-指かまれ一時重体・警視庁
8月27日12時3分配信 時事通信

自宅でコブラなどの毒蛇51匹を無許可で飼ったとして、警視庁保安課などは27日、動物愛護法違反の疑いで、東京都渋谷区神宮前、港湾作業員柏木信一容疑者(41)を逮捕した。容疑を認めている。毒蛇の無許可飼育の摘発は同庁で初めて。同課は動機や入手先を追及する。調べによると、柏木容疑者は7月15日、都知事の許可を受けずに、自宅マンションで、アフリカ産コブラなどの毒蛇51匹を飼った疑い。同容疑者は単身者用マンションの1室にプラスチック製の飼育ケースを多数並べ、1匹ずつ入れて飼育。世界で最も毒が強いとされる全長約190センチのアフリカ産コブラ「ブラックマンバ」も含まれていた。柏木容疑者が同日、コブラに餌を与えようとして左手の指をかまれ、自ら119番して飼育が発覚。病院に搬送されたが、指の一部が壊死(えし)し、一時意識を失う重体となり、同課は退院を待って逮捕した。 

■毒蛇を51匹も飼育するとはツワモノである。しかも餌代や管理に相当額を費やしたであろう。その苦労は並々ならぬものがあったはずだ。それが、ひと咬みで露と消えた。この事件、考えようによっては、大事の前の小事ではないだろうか。万一その51匹が逃げ出したとしたら被害は甚大であったはずだ。更に考えを進めると、この毒蛇を使って故意に人殺しも可能である。また、飼い切れなくなって、その辺の野原に捨てる輩も現れるだろう。
毒蛇をはじめとして、毒を有する生き物は殺人兵器にも等しい。今後、銃刀法のような厳しい管理をお願いしたいものである。
                             
【山の怪物追跡記/後編】

本日は予定が崩れ朝から暇になった。早速、後編の転記をしたいと思う。

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一方、兵庫県城崎郡竹野町土生の増田雄司さん(当時二十歳)も、確実な目撃談を次のように語っている――。
昭和三十八年九月二日午後三時頃、自宅近くの山田へ刈り残しの稲を刈り取りにいった。八月下旬に稲刈を済ましたが、山水の取り入れ口のまわりだけ水が冷たくて成長が遅れていたので、刈り残した部分が三坪ほどあった。
わずかな稲なので、手早に刈り終わろうと、鎌を片手に畦道へ上がった。すると、畦ぎわのワラ屑の溜まった所に、ビール瓶より少し太目の丸太んこが転がっているのが目に入った。水田の中へ落ちた石や丸太はいつでも山道へ投げ棄てて、田はきれいにしておく習慣なので、何気なくその丸太に手を伸ばして拾い上げようとした。
すると、どうだろう。つかもうとした丸太んこが、ヒョイと首をもち上げた。ハッとして手を引込めた瞬間、丸太んこは立ち上がり、腰を折ったかと思うと、二メートルほども跳躍した。そして次々とウサギのようにピョンピョン飛んで、新しい稲の切り株の中を真っすぐに約二十メートルも走り、ついに山すその草むらへ姿を消した。

土生は、日本海に近い山の中である。谷の奥の方には松や雑木の林が続き、だらだら下がりの草地から段々畑になっている。平凡な谷筋の水田だが、思わぬできごとに、鬼気迫る思いで、呆然と立ちつくした。
「初めて見る怪物や。三角形の頭の先に目があったぞ。体長五十センチほどかいなァ。尻には、たしかネズミの尻尾のようなものがあった。五センチほどの長さやったか。顎がマムシの怒ったときのように張り出しておったが、どうも獰猛そうな形相やった。ビール瓶より確か太かったが、灰茶色に、うす墨をかけたような体色も気味悪かった。あの腐り丸太が、ピョン、ピョン飛び出したには全く驚いた――」
雄司さんは、ヘビを恐れる性質ではなかった。このはヘビの多い所で、家のまわりには腕くらいのアオダイショウやシマヘビは何匹もいるし、には、角のある大蛇の頭骨を祠っている家もある。しかし、「丸太んこヘビ」には驚いた。何処かの草陰からこちらを睨んでいるような気がして、稲刈りもせずに家へ逃げ帰り、父親の喜三郎さん(当時四十五歳)に、
「おぞい(恐ろしい)ヘビ見てなァ。まるで丸太んこやったぜ」
「ああ、あれかいや、ツチやわ。わあいも三、四年前、あの山田で見たわ。昔なァ、弘法大師さまがよ、マムシに咬まれはった。そん時のう、マムシ十匹を束ねてよ、以後人間に咬みついてはならん、と仰言ってのう、山へお放しになったげな。それがツチになったんや。あいつは里へは出てこんが赤マムシ十匹分の毒があるというぞ」

三角寛氏の「サンカの社会」という著書によると、難波高津宮の仁徳天皇は、第三皇子が十七歳になった時、河内国の多治比の里に宮殿を作ってやり、その皇子のために蝮部を創ってやったという。
部民には主として、因幡・但馬の火明隼人を召し集め、淀川流域の開発事業に協力させ、特にマムシを捕らえさせて強精剤(きずも)を作り、輸出さえしたという。この第三皇子は、後に反正天皇となり、別名を多邇比端歯別と呼ばれた。都は河内の丹比いまの松原市にあったというが、部民がその後定着したのは河内の狭山池付近だったらしい。この蝮部を中心に、丹後の多次米伊勢の多治郎、美濃の多治夫、近江の太二平など、各地に部民が広がっているが、いまも伝説的なヘビ捕りが残っており、伊勢のヘビ捕りが但馬へ来てノヅチを見つけたとしても、あまり突飛な話ではなさそうである。大体、古事記にいう、「野槌神」は、彼らヘビ捕りの親分のことを指差しているのではないだろうか。

河内や但馬とマムシは、歴史的に関係があるのだが、前述の九頭竜川上流でノヅチを追っていた田村竹石さんは、現在、堺の家へ帰り、今度は大阪府南河内郡河南町の葛城山の南斜面でノヅチの有力な生息地を見つけた。そのでは昨年出会った人もあり、近くの寺には、ノヅチの「龍骨」が伝世されているそうで、ノヅチが逃げ込んだ岩穴分かったというから、近く捕らえられるかも知れない。
しかし、この怪蛇は、のんきそうで素早く、時には木の枝や岩上に尻尾でぶら下がっていて、ネズミ、ヤマドリの幼鳥、ウサギの仔などを狙って数メートル飛ぶというから捕らえるのは難しい。四国では一生に一度しか出会えないヘビだと言われている。

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以上が「山の怪物追跡記」のノヅチ編である。この古い記事を読んでいて、私は新たに二つの発見をした。一つは、ツチノコではなさそうだが、兵庫県城崎郡竹野町土生の増田雄司さん方の近所に、角のある大蛇の頭骨が祀られているという話であり、二つ目は、大阪府南河内郡河南町の葛城山近くの寺に、ノヅチの「龍骨」が伝えられているという、物的証拠の残る記述である。
どちらも世間一般に公表された気配が無いため、とても興味を惹かれる話である。機会があったら調査したいと思うが、兵庫や大阪在住の方なら簡単に調べる事ができるだろう。案外、面白い展開に発展するかも知れないネタである。
ところで、強精剤の話が載っていたが、仁徳天皇の時代にマムシが滋養強壮の元になっていたとは驚きである。やはりマムシはパワフルなのかと、改めて感服させられた。
いずれにせよ、40年も昔、真摯な態度でツチノコに取り組んでいた方がいらしたことを、知っていただけただけで本望である。
余談だが……。
庭先に現れたツチノコに仰天したその家の主婦が、通りかかったタクシーの運転手に助けを求めた。するとその運転手氏は、落ちていたレンガでいとも簡単に叩き殺したという話がある。この出来事の顛末を確かめたくて蔵書を漁ったのだが、何処を探してもその話が見つからず困っている。どなたが詳細をご存知の方はお知らせ願えないだろうか。

次回更新は今週末、「田圃とツチノコ」についてです。


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2 コメント

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Unknown (通りすがりです)
2009-01-07 04:17:07
はじめまして。
今日は私の父の誕生日でして、
ふと父の名前で検索してみたらこちらにたどりつきました。
父と祖父の名前が載っていて驚きましたが
ツチノコの話なら「あーなるほど」という感じです。

私は数年前から父と疎遠なので何のお力にもなれないのですが、
子供の頃に祖父がツチノコ絡みの記事で載っている
文庫本?を家で見た記憶があります。
祖父の家の近所に蛇の骨が祀られているのは知りませんでしたが
怖いモノ見たさで一度見てみたかったですね。
返信する
ツチノコの写真の件 (麻那古 主税)
2020-12-09 00:18:11
申し訳ありません。
メールアドレスは jidori@magaribuchi.jp です。
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