goo blog サービス終了のお知らせ 

どこでもノワとルノ♪

いつでもどこでも一緒!
イングリッシュコッカー・ノワとルノの日記です♪
ノワは虹の橋在住☆

最期のとき

2016-10-25 | リンパ腫闘病
今日は初七日ですが
もっとずっと長い時間が経ったように感じます。

ノワの最期の時を、書こうか書くまいか迷いましたが、
私自身、抗ガン剤治療を終えると決めて
リンパ腫の子がどのような最期を迎えるのか…
いっぱい調べて、たくさんのブログを読ませてもらいました。
よく目にしたのが、下顎や首に出来たリンパ腫(多中心型)が大きくなり
気道を圧迫して、呼吸が困難になるため
安楽死を勧められる場合もある…という内容。

きっとワンコの飼い主は皆さんどなたでも
旅立つ時は、出来るだけ苦しまず穏やかに最期を迎えて欲しいと願うと思います。

ノワの事がもし何かしらどなたかのお役に立つのなら
そして、最期まで頑張ってくれたノワの記録として書く事にしました。

最後の診察(10/15)を終えた当日は、貧血でだるそうでしたが
変わらず食欲もあり、自分で動きまわり、目に力もありました。

でも翌日(10/16)から一気に食欲が落ちて、いろんなものをあげてみたけど
どれも2口くらいで、顔を横にそむけるようになりました。
下痢や嘔吐はなく、排泄は自分でちゃんとトイレシートで出来ましたが
だんだんフラつきが酷くなってきて、踏ん張る際は支えが必要でした。

ほとんどの時間ひたすら寝ているような状態で
ノワの隣に私はずっと一緒にいて、
ノワは目を覚ました時に私を見てくれるので
その度にいっぱい撫でて話し掛けると、ペロッと舐めてくれました。

10/17は、午後からほとんど何も食べなかったので
お水は飲んでいたけど念のため、病院で教えてもらった点滴を
夜、自宅でノワ父と二人で初めてしました。
ノワは嫌がらずにさせてくれました。

夜中、時々ハァハァと息が荒くなり、少し熱があるようだったので
保冷剤を脇に巻いてあげると、落ち着いて寝てくれました。


ノワ父の上でネンネ


翌日(10/18)も同じような状態でしたが、
移動して寝る場所を変える事もだんだんしなくなりました。

旅立つ日(10/19)の朝からは、器から自分でお水は飲めるけど、全く何も食べず、
寝返りを自分でするのも難しくなっていました。

なのに…14時半頃、急にすっくと立ち上がり、
私の目をじっと見つめた後、
フラフラとトイレの場所へと歩き出しました。

慌てて抱っこして、シートに乗せると、黒いドロッとしたウンチが出ました。
(最期が近くなると、黒いタール便が出ると言われますが
この時はまだ違うと思っていました)

いっぱい褒めて、お尻をキレイにしようと寝かせると
お尻の穴から絵の具が出てくるみたいに
拭いても拭いてもウンチが出てきて止まらなくて
そのうちオシッコもポタポタ出てきたので
仕事中のノワ父に電話をして
帰りにオムツを買って帰って欲しいと話している最中、
ノワがカクッ、カクッと2回、体を反らしたと思ったら
ゆっくり口が開いて、貧血で真っ白になった舌が見えて
軽く口が閉じたと同時に、ノワの目から光がスッと消えたのが分かりました。

痙攣してからは時間にして15秒くらいの事だったと思います。

ノワは声を出す事もなく、その流れと動きはとても静かなものでした。

その間私は、ノワに背中から覆い被さるような状態で
ノワの名前を泣きながら呼び続けていて
その様子をノワ父は、電話でずっと、まるで実況中継のように聞いていました。

それからノワ父はすぐに帰ってきてくれて
ノワを撫でながら「しんどくて、もうお父さんが帰って来る時間までは我慢出来んかったな…
よう頑張ったな」と言いました。
二人で一緒にいっぱい泣きました。

ノワは、10/8に投与したL-アスパラギナーゼのおかげか、
元々、首のシコリが気道を塞ぐような状態ではなかったものの
寝ている時の大きなグーグーという喉鳴りはなくなっていて
貧血が徐々に進んでしんどかったし、辛かったと思うのですが
ごはんを思うように食べられなくなって、4日…
私たちは、穏やかな最期を看取る事が出来たと思っています。

もっともっと一緒にいて欲しかったけれど、
苦しい時間が長く続かなくて良かったと今は思います。

全く私の手を煩わせる事なく、虹の橋を渡って行ってしまいました。

最期まで一生懸命頑張ってくれたノワには
後悔とかごめんねという気持ちではなく
ただただありがとうという、感謝の気持ちでいっぱいです

ノワの事を最後まで応援していただいて、祈って下さって
本当にありがとうございました


(追記)
同じ病気であっても、その治療方法、経過、そしていつか迎える最期は、
本当にみんなそれぞれ違うと思います。
この闘病記は、あくまでもノワの場合はこうでしたという記録です。
リンパ腫と闘う飼い主さんの、我が子のためを思ってした選択は、
どれも尊重される事だと思っています。