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どこでもノワとルノ♪

いつでもどこでも一緒!
イングリッシュコッカー・ノワとルノの日記です♪
ノワは虹の橋在住☆

治療の選択

2016-09-20 | リンパ腫闘病
思い切ってお願いした試験開腹で、お腹の腫瘍を摘出したノワ。

朝一番に預け、歯科治療を終えたら(こちらの病院は歯科治療の様子を隣の控え室から見学出来ます)
麻酔から覚めるのを待って、お家に一緒に帰る。
と思っていた1日が、全く想像していなかった長い長い1日となり、
ノワは2日間、入院する事になりました。

翌日、手術当日の夜から普通にごはんも食べて
術後の経過も順調との連絡を受け
さすが、ごはん命のノワ!とホッとしましたが、
迎えにいくまで不安でたまりませんでした。

迎えに行った時、奥の部屋からダッシュで駆け寄り抱っこをせがみ
抱き上げると、飼い主の顔を舐めたくった後、
何やら文句を言い始め、その様子に安堵しました。


退院2日後。エリザベスウェア着用


でも、病理検査の結果が出るまでの1週間は、精神的にとてもキツかったです。
先生には、結果がハッキリするまであまり考え過ぎないようにと言われましたが
ネットで調べれば調べるほど、落ち込むばかり。

結果は、残念ながら予想通りの悪性リンパ腫。
しかも、抗ガン剤が効きにくいと言われるT細胞性。
(病理検査結果: 多中心型 ハイグレード T細胞性 リンパ腫)

ノワ父とは、ノワを苦しませる治療はしたくない。ノワのQOLを保つ事が一番大事。
という事は話し合って決めていました。

だから、散々調べまくってある程度の情報を得ていた私は、T細胞性だと言われ
抗ガン剤治療はしたくないと言いました。
(T細胞性の生存期間の“中央値”は、B細胞性の約半分です)

先生は、専門書やプリントを使いながら、色々説明してくれました。

ノワは幸いステージ1a(下痢や嘔吐などの全身症状も全くなし)の早期発見であり、
抗ガン剤治療を受けるための体力も十分ある。
T細胞性は、確かに抗ガン剤が効きにくいと言われるが、全く効かないわけじゃない。
生存期間は、あくまで“中央値”であって、その子自身で結果は変わってくる。
副作用についても、ノワの状態に合わせて抗ガン剤をコントロールしつつ、
事前に対処するための薬も処方できる。と。

リンパ腫の抗ガン剤治療 参照


リンパ腫は血液のガンで、根治(完治)はないと言われる病気です。
寛解(=検査でガンが見当たらない状態)をいかに長く保てるかが目標になります。

ノワの場合、試験開腹で腹部(腸間膜リンパ節)の腫瘍は摘出済で、
検査の結果、他のリンパや臓器に腫瘍がない状態だったため、
この時点では、ほぼ寛解と言われる状態でした。
だから辛い副作用があるかもしれない抗ガン剤治療はしたくないと思っていました。

でもノワ父は、どこかに潜んでいるガン細胞を出来るだけやっつけるためにはやるしかない、
やってみて、ノワが辛そうならすぐに止めればいい、
だから最初からしないという選択はないんちゃうか?と言いました。

その言葉を聞いて、私も抗ガン剤治療を受ける決心が出来ました。

ノワ自身が美味しく楽しく過ごすために、
私達と共に過ごせる時間が1日でも長く続くなら…

治療の金額の事も含め、いっぱい話し合い納得した上で、
翌週から抗ガン剤治療を始める事にしました。



手術後、ゴハンは全て手作りに変えました


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病気の発覚まで

2016-09-08 | リンパ腫闘病
夏前に引っ越しする予定が、ほぼほぼ決まっていた我が家。

引っ越しまでに、お口のニオイや歯石が気になるノワの歯の治療を受けようと
ネットで情報を検索し、隣県にある有名な病院を受診したのが4月の中旬頃。
診察&説明の後、とりあえず二週間後の歯科手術を予約し、
遠方のため、術前検査をこの日に受ける事を勧められ、お願いしました。
レントゲン、エコー検査は異常なし。
血液検査の白血球の数値が基準値より低いと言われる。
元々低い体質の子もいるらしく、白血球は日によって変動しやすいため
血液検査のみ術前にもう一度受ける事にして、診察を終え帰宅。

以前から、かかりつけの病院でフィラリア検査の際に合わせて血液検査を受けており
(この年のフィラリア検査はまだ受けていなかった)、
特に何かを指摘された事はなく、白血球の数値は気にはなるが、
その事以上に、なんとなくこの病院にお任せする事に不安を覚え、
改めて調べなおして、杉並区にある病院が気になり、電話で問い合わせました。
対応して下さった院長の説明や雰囲気がとてもしっくり来て、ノワ父も賛成してくれたので、
翌週、診察と改めての説明を聞いた上で、病院を変更する事を決め、5/15に手術の予約をしました。

GWは、3泊4日で宮城〜岩手〜秋田〜青森と
少々強行スケジュールでの東北旅行をノワと一緒に元気いっぱい楽しみました

そして迎えた5/15。
術前検査のレントゲンは異常なし。
血液検査は、やはり基準値より少し白血球が少なかったのですが、
発熱もなくとても元気で、それ以外の項目は全て花マル。
歯科治療のための麻酔は可能との事だったのですが、
エコー検査で腹部に気になるものがあると言われました。
ただの嚢胞(液体が溜まった袋状のもの?)かも知れないし、
これ以上詳しい事はエコー検査では分からないらしく、
CT検査で更に詳しく調べるか、
思いきって歯科治療で麻酔をかけるこの機会に試験開腹してみるか…
何れにしてもこのまま様子見はお勧めできないと言われました。
CT検査は、都内でも設備がある病院が限られる上、
予約が必要なため、別の日に改めて全身麻酔が必要な事、
CT検査の結果、結局は開腹しなければ確定診断出来ない場合もある事、
そして何より引っ越しの予定がある事と合わせて、ノワ父と散々悩んで、
出来るだけ早く正確な答えが知りたいと試験開腹をお願いしました。

歯科治療はもちろんの事、結果的に腸間膜リンパ節に出来ていた腫瘍
(後の病理検査にてリンパ腫と判明)も、この時にキレイに摘出してもらえました。

今、思い返せば、その半年ほど前から、ノワの体重が7.5キロ前後と
ダイエットもしていないのに減っており、少し不思議に思っていました。
いつも意識せずゴハンを与えている時は、8キロほどあったので…
それと基準値より低かった白血球の数値も、リンパ腫のせいだったと思われます。

でも、いろんな偶然が重なり、ノワの腫瘍が発見された事は、本当にラッキーだったと思っています。


オヤツおねだりちう

※ 最初に受診した病院は、とても評判も良く、人気の病院です。
私が不安を覚えたのは、何となく違うかも…というあくまで個人的で感覚的なものです。

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わたしは元気!

2016-09-08 | リンパ腫闘病
またまたご無沙汰しております
ノワは、相変わらずの食欲旺盛、元気に過ごしております
毎週の抗ガン剤治療にも頑張って通っています。



幸い副作用の程度は軽く、美味しく楽しく生きるという
ノワのQOLが保たれている事はとても嬉しいです

我が家、ノワ父の仕事の都合で、
東京から名古屋へ7月末に引っ越して来ました



病気の事もあり、とても不安でしたが
新しい環境にも慣れてくれたようで、ホッとしています



ノワのリンパ腫が分かってから
同じ病気と闘っているワンコのブログをたくさん読ませてもらい、
参考にさせてもらってます。
私も、病気発覚の経緯から治療の経過をまとめたいと思っていますが、
なかなか難しいですね

ノワのリンパ腫は
多中心型・高グレード・T細胞性リンパ腫です。
比較的、抗ガン剤が良く効くと言われているB細胞性のワンコで、
2年、3年と元気に過ごしている子のブログはいくつかあり、
とても勇気付けられますが、
効きが悪いと言われているノワと同じT細胞性の子は、
なかなか見つけられず、先の事をあれこれ考えて落ち込む事も多いです。

抗ガン剤の種類によっては、点滴に半日近く掛かるものもあり、
健気に頑張っているノワに申し訳ない気持ちやら、感謝の気持ちやら、
日々ぐちゃぐちゃで、情けない飼い主です。

でも、ノワは、毎日変わらず隣でニコニコしてくれているので
先の事ばかりに気を取られ過ぎず、今を大切にしたいと思っています

ワンコ界の樹木希林さんを目指して、これからも頑張ります

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