絵合わせ日記

日常の暮らしで、あったこと、思ったこと書きとめています…ただ今、ペットは猫と金魚です。

東京駅でのこと

2016-04-09 16:48:00 | 雑感

人生三度目の東京に行ってきました。

最初は修学旅行で、二度目は東京ディズニーランド、鎌倉、横浜を友人と訪ねて、そして今回は、子どもが大会に出場するのを見がてら、高齢の父を初めての東京に連れて行ってきました。

土曜日に、東御苑の売店で、皇太子ご一家のお印の便箋セットを買うはずだったのですが、うちの人が、靖国神社に参拝したいとのことで、そのあと時間がなくて、東御苑は今回諦めることになりました。

月曜日に、楠公レストハウスに行って、買おうと思っていたので、どうしても土曜日に行かなくてもと思ったのでした。

結果的に、売店では同じものを売ることができないという理由で、便箋セットや、お印の花の小物入れなどは、楠公レストハウスでは置いてなかったので、買うことがかないませんでした。

また、いつになるかわからないけれど、機会があったら、月曜日でない日に、東御苑を訪ねてみたいと心から思いました。

 

それがそれが、帰りの東京駅で、思いがけないことが起こりました。

子どもと、ステーションホテルの喫茶室で4時過ぎに待ち合わせた後、5時までゆっくりケーキセットを味わいながらおしゃべりをしていました。

それから、KITTEの屋上で東京駅の姿をカメラにおさめて、「どうして、日の丸が二本揚げてあるのかしら?」とちらっと不思議には思いました。

いつもかもしれないけれど、なぜ?と、心に引っかかりはしました。

6時15分程前に、娘と二人でホテルの方へ戻ってきたら、駅の正面、車寄せに黒い車が1台とまっているのが見えました。

タクシーはあそこまで行かなかったけれど、あそこで乗車する人もいるのだなと、思いながら、駅舎に近づいていくと、「向こう側へ渡る人は、今のうちに渡ってください。」と大きな声がしています。

私たちは、ホテルの喫茶室がある方へ行きたいので、その方へは行く必要はありません。

ホテルの喫茶室そばのソファーに座ってもらっていたおじいちゃんと合流し、改札を入って、新幹線ホームに上がろうとしたら、

まだ乗車予定ののぞみ59号の発車ホームの案内が表示されてませんでした。

夕方で本数が多いので、のぞみ、ひかり、こだまと10分間に3本も出ています。

どのホームに上がればいいのか、わからないので、エスカレーター裏の待合の椅子に座ることにしました。

その間にお弁当なども横の売店で買いましたが、隣のスターバックスがシャッターを閉めて店じまいを始めました。

この店は、なぜこんなに早く?とは感じましたが、先程の喫茶室でコーヒーやらカフェオレやらおかわりまで頂いたので、その店に用事もなく気にしてませんでした。

子どもによると、その後お弁当を買った売店も店じまいしていたそうです。

おじいちゃんは、やっと乗る新幹線のホーム案内が表示されたので、まだまだ余裕があるのに、ホームに上がろうというのです。

ホームに上がっても座るところがなければ疲れるので、私たちは、待合で座っていると言いました。

機嫌が悪くなった父を置いて、私は、その18番線がどこにあるのか、確かめに行きました。

なんだかスーツを着てイヤホンをしているおそろいの男の人が、4人角々にいます。

それを見て、あれぇ~もしかして奈良県ご訪問の両陛下がここ通らはるのかしら?!とやっと思い当たりましたの。

それで、待合の父と娘に、かくかくしかじか、失礼ながら、「見に行こう!」と言いましたら、、、

おじいちゃんは、嫌だって。。。

子どもは、急に周りに増えてきたSPのところへ行ってるではないですか!!!

何しに行くねん!!

子ども曰く、向こうの階段降りていく人を話を聞いて選んで通しているので、どういう理由か?見に行ったら、SPのほうが近づいてきたって。

それで、自分を見たら、別に何も言われなかったので、戻ってきたと。

これがSPの林立なのかと、2メートル置きに立っている人に囲まれているその場に感心しながら、エスカレーターの方へ戻りました。

すると、うわあ~青いロープが張られて、通路が大きく広く開けられています。

これは、間違いないと、子どもにここで立って待つからと言いましたら、

「でも、18番線ホームは、あちら側やし、時間までに行けるの?」

と、子どものナイスな意見です。

私は、ベージュ色の制服の人に、いつ頃お通りになられるのか、聞いてみました。

何時とは言えないけれど、自分たちは、30分から40分まで待機するようにと言われているとのこと。

大丈夫やん!と、子どもに言うと、ここから18番線ホームに上がるエスカレーターが見えてないのに、と心配そう。

もう一度、ベージュのの人に聞いたら、そこの柱の陰のエスカレーターだから、10分あれば全然余裕があるとのことです。

子どもはそれでも、荷物とおじいちゃんを連れてくると、待合スペースに行ってくれましたが。

戻ってくるのを待つ間、やきもきしました。

こんな機会は、「もう最後かもしれないから。」と、子どもを前列に並ばせて、直に空気が変わり、来られるのがわかりました。

きっと、上のホームから、エスカレーターで降りて来られたのでしょうか。

それとも階段でしょうか。

左側の丸い大きな柱の向こうから、両陛下が歩いて来られました。

おおっ!陛下がこちら側で、近いところを通り過ぎていかれるのですが、笑顔で、二人して流れていくように歩いて行かれました。

遅くもなく、速くもなく、まるで動く歩道を利用されているかのように。

スマホなどをずっと構えている人が多かったせいか、拍手こそなかったように思いましたが、「お帰りなさい。」「きれい」との声が聞かれました。

その後を少し離れて、御付きの一団が十数人から二十数人ほど、スーツケースやら手提げやら荷物と一緒に、駅の人を最後に前を通過して行きました。

秋篠さんらもいるのかなと、見ましたが、こんなところを通らないのか、旅程が別なのか、いないようでした。

両陛下は、歩く姿がきれいでしたね。

後ろの御付きの人たちの方が、何やら、がったんがったんして見えました。

荷物も持ってるし、まあやれやれで、お疲れ様です。

 

その後、すぐには青いロープが解除にならなくて、「37分乗られる方~」と駅員さんらの誘導がありました。

気が付くと、とうに37分は過ぎているのに、表示は出たままで、列の後ろや、真ん中の通路を何人かの乗る人を優先してエスカレーターに誘導しています。

「ロープ、まだ。」「走らないように。」との声掛けの後、青いロープは片づけられていきました。

自分たちも、また動き出したゼンマイ仕掛けの人形のように、18番線ホームの方へと歩き出しました。

 

おかしかったのは、おじいちゃんが、両陛下の御姿を真近に見ることができて、大変喜んでくれたことです。

ご機嫌斜めで、見に行かないと言ってたのに、あらまあという感じですが、この旅行一番が、東京の満開の桜と両陛下を見られたことになったようで、うれしく思います。

 

行きの京都駅は、万一遭遇して、移動しにくかったらどうしようと、余計な心配していました。

まさか、帰りの東京駅で、こんな近くから思いもせずお二人を見ることになり、父の東京旅行の思い出になって、ラッキーでした。

ほしかった皇太子ご一家のお印のグッズこそ手に入りませんでしたが、タイミング良く居合わせることができて幸せです。

 

 

 

 


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