絵合わせ日記

日常の暮らしで、あったこと、思ったこと書きとめています…ただ今、ペットは猫と金魚です。

平成という時代

2019-01-31 11:00:46 | 雑感
昨日、読売新聞を見ていたら、ちょっとアンダーラインを引きたくなるような記事を見つけました。

もう初場所は終わりましたが、土俵模様という記事で、元祖相撲ギャルは平成の力人をどう見てきたのだろうという取材が書かれていました。

その取材を受けている方が、越前松平家20代当主の妻 松平智子さんだというのです。

お年は、75歳で、この方は、祖母の綾子さんが徳川宗家16代当主家達の娘で世が世ならお姫様の出なんだなと思いました。

相撲の記事も読みごたえがあったのですが、私が、あっと思わされたのが、取材後記に、

  徳川家と共有する松平家の正面升席は、明治の国技館から変わらず固定され、今場所も3姉妹で観戦した。

と、書かれているのを読んだ時でした。

3姉妹がそろって着物で相撲を観戦されるお姿は、さぞや圧巻でありましたでしょう。

それに、国技館で開催されている期間中は、毎日徳川松平ゆかりの方々が、そこにおられると思うと、伝統とは大事にされてきているんだなとうれしくなりました。

まあ、私自身は相撲に興味はそんなにないけれど、客席の観察の方が面白いと思っているような番外ですが、うちの子は、小さい時から大の相撲好きです。



話がそれてしまいましたが、この平成が終わろうとしている現代でも、身分のある由緒正しき方々の話は、新聞で読んでも憧れるということですね。

思えば、平成という元号の発表があったり、皇太子さまの弟の結婚があったりして、若い私は、勘違いをしていました。

母が、うちらのような家でも、祖父が目が見えているのに按摩をして居るような家の子とは縁組はないわとしきりに感心していたのが思い出されます。

あの当時、庶民でさえ、結婚には気を遣うことが多かったと思います。

私でさえ、何の根拠もなく、同級生や同僚の人を勝手にダメだと言われ、親の勧めるお見合いを繰り返しておりました。

私は、恋愛でもいいと思いましたが、母が敏感に反応するので、平成の皇室は、庶民に先立って、民の平等を成し遂げようと立派な行いをしているんだと、若さゆえに信じ込んでしまいました。

しかし、平成は平らに成らずだったかもしれませんね。

障害者にとってはある意味、平らに成ってきているように感じますが、結婚は、釣り合うような家のものと縁があった方が、幸せだと思えるようになりました。

昨今、皇太子さまの姪御さんのことで、残念ながら、平成の時代は結ぼれた糸がほどきようもなく、こんがらがっているんだなとため息が出ます。

新時代は、憧れは憧れで、新聞とかでそのようなほのぼのとした記事に触れられるように祈っています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする