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フランダースの犬は負け犬!?

2007-12-26 | 時事ネタ 海外

「フランダースの犬」日本人だけ共感
ベルギー北部フランドル(英名フランダース)地方在住のベルギー人映画監督が、クリスマスにちなんだ悲運の物語として日本で知られる「フランダースの犬」を“検証”するドキュメンタリー映画を作成した。物語の主人公ネロと忠犬パトラッシュが、クリスマスイブの夜に力尽きたアントワープの大聖堂で、27日に上映される。

映画のタイトルは「パトラッシュ」で、監督はディディエ・ボルカールトさん(36)。
制作のきっかけは、大聖堂でルーベンスの絵を見上げ、涙を流す日本人の姿を見たことだったという。物語では、画家を夢見る少年ネロが、放火のぬれぎぬを着せられて、村を追われ、吹雪の中をさまよった揚げ句、一度見たかったこの絵を目にする。そして誰を恨むこともなく、忠犬とともに天に召される。

原作は英国人作家ウィーダが1870年代に書いたが、欧州では、物語は「負け犬の死」(ボルカールトさん)としか映らず、評価されることはなかった。
米国では過去に5回映画化されているが、いずれもハッピーエンドに書き換えられた。悲しい結末の原作が、なぜ日本でのみ共感を集めたのかは、長く謎とされてきた。ボルカールトさんらは、3年をかけて謎の解明を試みた。資料発掘や、世界6か国での計100人を超えるインタビューで、浮かび上がったのは、日本人の心に潜む「滅びの美学」だった。

【読売新聞 2007/12/25】---------------

負け犬の死・・・

ま、「フランダースの犬(以下フラン犬)」があっちじゃ、全然有名じゃないのは結構知られた話し。なんせ、当のアントワープじゃ日本人観光客目当てでネロとパトラッシュの銅像が造られたそうな。
もともとベルギー人の作品じゃないしね。(イギリス人)

>日本人の心に潜む「滅びの美学」だった。

フラン犬を滅びの美学と言うのにも異論はあるが。けど、あっちの人間にはそう言うのは無いのか?神風特攻隊みたいなの・・・
確か映画「インディペンデスデイ」にも特攻シーンがあったな。あぁいう描写もあるなら連中もいくらか理解出来ると思うのだが。

世界名作劇場で同様の“見解の相違”がありそうなのが「小公女セーラ」だな。
興味深いのが、米国でアレの実写版映画が作られたのだが、コレが傑作。可哀想なはずのセーラがやられたらやり返す、最後は敵(ミンチン院長)を倒す?とこまでいって、典型的な米国映画です。
確か、「フラン犬」の映画もあっちじゃ、ハッピーエンドだったような・・・

【おまけ】
来年の世界名作劇場が「ポルフィの長い旅」に決定ですな。とりあえず復活1年で打ち切りにならずによかったw
ペリーヌ物語みたいな旅モノですから、特にオイラは期待しています。萌えキャラで無いところも高評価。
それはともかく、いい加減地上波でやれ!フジテレビ。