秋篠宮妃紀子さま(39)は6日午前、入院している東京都港区の愛育病院で帝王切開の手術を受け、第3子を出産される。秋篠宮家では長女眞子さま(14)、二女佳子さま(11)に続き、12年ぶりの子供の誕生。天皇、皇后両陛下にとっては、皇太子家の長女愛子さま(4つ)以来、4人目の孫となる。
皇族が帝王切開で出産するのは、紀子さまが初めて。
当日の手術は約10人の医療チームが担当し、主治医を務める中林正雄院長が執刀。順調なら約1時間で終了する。
紀子さまは2月に懐妊が明らかとなり、公務などを行いながら自宅で過ごしていたが、7月になり胎盤が子宮口の一部をふさぐ「部分前置胎盤」と診断され、帝王切開による出産が決定した。
【徳島新聞 2006/9/5】--------------------
さてさて、明日はテレビ各局特番で大騒ぎになるでしょうな。
某週○文春によればもう男子誕生は確定的だそうな。ホンマかいな?
女子が誕生すればまた女系天皇論議が再燃しそうな。男子が誕生すれば一安心?
おそらく皇室典範改正問題は先送りになるでしょうな。それでイイのか?
そうでもないぞ。なんせ現在の皇室典範のままなら50年後には皇族は明日誕生するであろう男子?のご一家のみになるのだから。しかも皇族とはいえ人の子、順調に育つとも限らず、またその後に皇位継承者(男子)が誕生するとも限らず、安定的に天皇家を維持するための根本的な問題は何も解決されない。日本人お得意の問題先送りにならないかと。
オイラは必ずしも女系天皇反対ではありません。皇室制度維持が最優先されるべきかと考えております。
男系維持派からよく聞かれるY染色体の話しもこの問題に於いては全くナンセンスだと思います。
過去数十代、1000年くらい遡れば天皇家のY染色体を受け継ぐ男子は現在数千人いても不思議ではありません。それらの男子と現在の皇族の女子とではまったく権威が違います。またY染色体が途切れるならミトコンドリアDNA(女系のみで遺伝する)はどうだ?て話にもなる。あたりまえだがY染色体のみが遺伝情報のすべてではない。女系になっても2666年の天皇家の血は受け継がれると思ったりする。
そもそも天皇制を支持している大部分の国民(オイラも含めて)はその理由を男系やY染色体に求めているでしょうか?もちろんそう思う方もいるかもしれないが、日本の歴史や伝統としての皇室制度、あるいは天皇陛下自身の人格によるものではないかと思う。天皇には血筋だけではなく品格も重要だと思うし、現実的に現在のような民主国家おいては国民の支持がなければ皇室制度は直ぐにでも崩壊するでしょう(極左の連中はコレを期待しているらしい)。
旧宮家復帰の議論においても、旧宮家復帰によって皇室の権威や品位を少しでも穢すことはあってはならず、コレで国民的コンセンサスを得るのは至難の業かと思う。
この問題について「国民的議論が足りない」という意見をよく見聞きするが、もし国民全体を巻き込んで侃々諤々議論をし国論を二分した場合、今後の皇室制度維持に禍根を残しはしないか、あるいは皇室制度の本質論(人権がどーだ?など)までいき、反天皇制論者に利用されかねないかと心配だ。
一番いいのは現在の皇族の意見にもっと耳を傾け、そして最終的に天皇陛下がご決断されるのがよろしいかと思う。(コレが一番多くの国民を納得させられる)