「台湾」はどう考えても“国”です

どう考えたって“国”でしょ。

台湾は「法治国家」→「地域」と修正…麻生外相
　麻生外相が９日の参院予算委員会で、政府が中国の一地域と位置づけている台湾を「国」や「国家」と呼び、直後に「地域」と言い換える場面があった。

　外相は２月の福岡市での講演でも、台湾を「今も極めて教育水準が高い国」と表現し、中国が反発していた。

　外相は予算委で自民党の岡田直樹氏の質問に答え、台湾について、「民主主義がかなり成熟し、自由主義経済を信奉し、法治国家でもある。いろんな意味で、日本とも価値観を共有している国だ」と述べた。その後、「日本政府は、（日中共同声明で）中華人民共和国が中国唯一の合法政府と承認している。何となく我々は台湾を『国』と言ってしまうが、『地域』が正確だ」と修正した。

　これについて、安倍官房長官は９日の記者会見で、「法律の支配という価値を表現する際に、『法治国家』という表現を使ったということではないか。台湾についての我が国の立場は日中共同声明にある通りで、何ら変わりない」と述べ、外相発言を問題視しない姿勢を示した。
【読売新聞　以上引用】－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

あきらかに確信犯的です。この発言が中共を刺激することぐらい解ってて言ったのでしょう。タロちゃんらしくてイイですな(修正せんでもよかったけど)。

“国家”としての品格で言えば、どー考えても台湾のほうに分があります。かつては「中華民国」として国際社会で認められ現在も世界20カ国以上と外交関係のあり、民主主義・法治国家としても中共当局よりも成熟した社会を形成しています。

日本と外交関係がないから国家として認められないこともありません。現に北朝鮮は国家として扱ってます。(地理ヲタとしては地図帳で台湾を中国一部地域としているのが納得いきません)

ただこういった発言をマスゴミが問題にする姿勢には辟易します。「中国様、麻生の野郎がこんなこと言ってますぜ」て媚びてるようでホントにアホじゃないかと思います。

ちなみに「中華民国」と「台湾」とでは微妙に定義が違います。「中華民国」は台湾省全域と福建省の一部(金門島・馬祖諸島)更に東沙諸島と南沙諸島にまで及ぶ国家であるに対し、「台湾」は現在ではあくまで地域名で台湾島とその周辺の島嶼(澎湖島、蘭嶼島など)を指す。そのため早く「台湾国」として独立し国際社会に復帰されることが望まれる。