ひとり暮らしのおじさん日記

札幌市在住。70歳超えおじさんの気ままな日記。

『そろそろ旅に』/松井今朝子著

2022-10-13 11:41:31 | 日記
  • 2022年10月13日(木/友引):さて、明日は何を話そうか。

明日は「ここは1丁目1番地書店」の放送日。なので、

さて、明日は何を話そうか、を考える日であります。

そこで明日は、先週紹介出来なかった『そろそろ旅に』

(松井今朝子(けさこ)著)を紹介しよう!。と思った次第です。

主人公は江戸時代の作家十辺舎一九さん。

駿府出身の一九さんが、江戸で、弥次さん、喜多さん登場の道中記

『浮世道中膝栗毛』そして『東海道中膝栗毛』執筆のために旅に出る。

とまあ、ここまでのお話しです。

小説の中では結婚を2度程していて、それも繁盛店の娘さんだから、

のんびりと作品を書いてられるという、

なんとも羨ましい生活環境というか執筆環境です。

作品には山東京伝さん、滝沢馬琴さんも出てきますが、

今日の様に印税制度がないため、

版元に言われるままに作品を書いている作家さん達は、

山東京伝さんや滝沢馬琴さんのようにヒット作品を書いても、

たとえば滝沢馬琴さんは、副業をしなければならなかった、

といった出版事情のようです。

だから、髪結いの亭主じゃないけど、

一九さんの気持もわかるというか、小説の中では、

相手の女性から一九さんに言い寄ってくるわけだから、

江戸時代も人気作家はやっぱりな~、などと、

自分の現状を嘆いております(笑)。

これも身から出たさびか。今夜は夜空の星でもながめてみよう。


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