空色レールウェイ

空は続く、どこまでも

「色即ぜねれいしょん」

2009年11月18日 | 映画


「色即ぜねれいじょん」を観てきました・・・・ちょっと前ですが・・・
以下、ネタバレが含まれています。

【あらすじ】
原作は、みうらじゅんの自伝的な青春小説「色即ぜねれいしょん」
物語の中心は、京都の仏教系男子校に通い、ボブ・ディランに憧れる文科系の高校一年生。
「ロック」とは程遠い、平凡で退屈な日々に飽き飽きしていた夏のある日、
友達から「フリーセックスの島、いかへん?」と誘われます・・・

ロックと旅と恋愛を経て経験する、甘くて、酸っぱくて、しょっぱい思い出。
青春のモヤモヤを再び体感できる、青春映画の金字塔!

田口トモロヲ 監督作品 原作:みうらじゅん「色即ぜねれいしょん」

「青春映画」というのは、正直苦手なジャンルです。
「青春」に「恋愛」が加わっていようものなら余計に食指は動きません。
原作も読んだことがありませんし、フリーセックスにも興味がない・・・
では何故観たのかそれは「くるり」のボーカル・岸田繁の初出演映画だったからです

テキト~な家庭教師役はハマってましたね~
勉強を教えにきているのに、ベッドに横になってるんですもん・・・笑いました・・・
とても自然な演技に上品は京都弁・・・素敵でした・・・眼鏡を外していたのは予想外でしたが。
そして、人生に悩む主人公にかけたこの一言「音楽は武器やろ」はグッときました。
多分主人公よりもグッときました・・・音楽は聴くだけですが

他にもアーティストが出演されています
主演は「黒猫チェルシー」の渡辺大和、他に「銀杏BOYZ」の峯田和伸も。
「黒猫チェルシー」は一切曲を聴いたことがなかったですが、最後の歌いっぷりから好きかもしれません・・・
あどけない笑顔と自然な演技・・・魅力的なアーティストでしたね~

「銀杏BOYZ」の峯田さんは結構映画に出演されてるんですね。
昨年観た「グミ・チョコレート・パイン」にも主演されていました。
やはり演技は素晴らしかったです・・・妙に説得力があったし

この映画にあるように、高校時代「ヤンキー」は恐れられていましたよね・・・
でいて、やっぱりカッコ良かった面も確かにあったと思います・・・
だけど大人になって思うんです・・・高校時代、一番面倒臭いのは何だろうと。
それは「勉強」だと思うのです・・・そんなつまらない「勉強」を毎日イスに座って受けている・・・
そして目指す道に進む・・・そんな真面目な学生こそが本当はカッコ良いのではないか・・・と。
なんて思うのは、やっぱりヤンキーに憧れがあったからなんだろうな

「大人になりかけ」という高校時代特有の鬱積したモヤモヤ感は懐かしかったです。
ただ、仏教系の高校でも男子高でもなかったので、また少し違うかもしれませんね

映画内で「色即是空」の解釈が語られていました。
そもそもの意味は「万物には実体がない」ということらしいですが、教師の下川先生は、
「人間のすることは何にもあてにならない。何ひとつ確かなものはない。だから今を生きろ」
と解釈して生徒に伝えていました・・・これまた凄く説得力がありましたね・・・

「今を生きる」か・・・色即是空・・・空即是色・・・

最後に2つの動画を紹介します
1つはいつもの通り予告編、もう1つはこの映画の主題歌「どうしようかな」です。
「くるり」岸田繁、「黒猫チェルシー」の渡辺大和、「銀杏BOYZ」の峯田和伸と、
3人そろい踏みのロックなナンバーですいい曲です

まずは予告編です


そして主題歌「どうしようかな」

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