ルーシーはずっとエリザベスカラーを着けて生活していました。
首の所を引っ掻いたせいで、コブのようなものが出来、そこをますます引っ掻いたせいで、周りが皮が剥けて真っ赤になっていました。
それで掻かないようにカラーを着けていました。
今まで着けたことがなかったので、最初着けるときは怖がって、とても抵抗しました。
逃げ回りましたが強引に着けました。
着けられるとしばらくは固まっていましたが、ご飯の時間になると途端に着けていることを忘れたかのように、平気で上手に食べました。
それですっかり慣れて、後は自由に過ごしていました。
首の所で顎の下なのでカラーが当たるのではないか、ピッタリとしていないので、掻けば掻けてしまうのではないかと心配していましたが、案外掻くこともできず、傷口に当たることもなく、無事に過ごせました。
いつも他の子がカラーをオモチャにして噛んだりするのですが、今回は誰も噛む者もなく、壊されることはありませんでした。
毎日、お薬を塗っていましたが、やはり首の真ん中で、常に顎の下のたるみで折り重なっているせいか、通気性が悪いため治りは遅く、2週間以上かかってしまいました。
綺麗に瘡蓋が張っても、また掻くと瘡蓋が無理に取れてしまうと悪化するので、瘡蓋が自然に取れるまでカラーを続けました。
あまり長くカラーをしていると、耳が弱い子は蒸れて外耳炎になってしまう子もいるので、毎日耳をチェックしながら様子を見ていました。
3日前にはほとんど瘡蓋が取れていたのですが、ほんの少しだけ残っていたので、まだ着けていました。
ようやく今日、何も跡形もなく綺麗に瘡蓋が取れたので、晴れてカラーから卒業です。
やはりカラーは窮屈だったのか、思っていたとおり、外した途端に首を掻いていました。
早めに外さないで正解でした。
耳も悪くなることもなく、普段の生活に戻れます。
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