徒然BOON

徒然なるままに気になることを綴ります

風光る 第249話

2019-07-30 11:29:44 | 「風」のひとり言

読後即感

 

 

ああ~ 局長~😱

 

おのれ~💢 加納~💢😠💢

 

加納鷲雄って・・・

『三郎さんは 優しいです』って 

頬染めてた三木三郎の小判鮫か❗

殿面下げて・・・

 

 

局長・・・ 潔過ぎるよ~😫

 

副長ー❗ 走れー❗

 


風光る 第248話

2019-07-27 11:40:52 | 「風」のひとり言

有馬隊に流山の屯所を囲まれ、面会(投降)を求められた局長は

必死に止める副長を制し、ひとり表門へ歩いて行った。

副長は慌てて部下2名を遂行させ『局長を 頼む!』と。

門の手前で、『(付いて)来なくていいものを・・・』と随行を断ったが

『そうは参りません 隊士達(俺たち)の恥になります!』

『局長ひとりで英雄になろうなんてずるいって話ですよ!』と返され、

『ははは そうか!』と思わず笑みをこぼしながら門を出た局長。

部下二人が抜き身を頭上で左右に振り、敵方に合図を送った。

   軍使という記号だそうです。刀を振り振り・・・

表に出て来た局長をみて

『―――笑っていたな 大将と思しきあの男 一瞬笑ったように見えた』と

(お国言葉で)つぶやいた有馬副参謀。

双方歩み寄り、自己紹介。

『某はこの隊の長 大久保大和と申す者です

 官軍とは露知らず 誤認して砲撃に及んだ由 真に御無礼致しました』と

真摯な態度で馬上の敵方大将に詫びた局長。

その様子に  いささかも動揺しない この男が大久保か  と独白しながら

『某は東山道総督府 副参謀・有馬藤太と申す

 貴隊がここに屯集している目的をお聞かせ願いたい』と丁重な物言い。

だが、局長の部下(野村)が刀の柄に手をかけて

『馬上から物を尋ねるとは無礼であろう! それが官軍の礼儀か!』と

怒りを露わにつっかかると

『野村! 騎馬の方にその口は無礼であろう 分を弁えるが良い』と

叱責する局長。

すると有馬副参謀はカーっと顔を赤らめ

『いや・・・! 確かに当方の無礼でござった 申し訳ない』と頭を下げ

素直に陳謝。

自分たちに敬意を払ってくれた有馬副参謀に『有馬殿・・・!』と感嘆し、

慈悲深い笑みを見せる局長。

   なんだなんだ その仏様のような! イエス様のような! 

   慈愛に満ちた笑顔は!(NHKのドラマ『聖おにいさん』を見たからか)

   私も局長の様に心からの笑顔ができる様になりたいよ~

なんなんだ その笑顔は!  と動揺しつつも馬から降り、改めてここにいるわけを

問う有馬副参謀に流山に集まった(嘘の)理由を平然と笑顔で説明する局長を

ムスッとへの字口で見つめる野村隊士・・・

 

流山の屯所に、局長に随行していた隊士の一人が戻って来た。

局長らは副参謀らを伴って分宿している寺に向かったこと、また武器弾薬全てを

供出し、隊を解散させる条件で有馬隊が退く事に決着したと、副長に報告。

なかなか戻ってこない局長を心配し、刀を手にキリキリしていた副長だったが

『大久保隊長は流石でした! いつもの温厚な様子を崩さず

 官軍の有馬なる指揮官にすっかり信用を得た様です』と喜々とした表情で

交渉の様子を伝える隊士の言葉に、ほっと息をつき、

『近藤さん(あのひと)は妙に人タラシな所があるからな』と得心。

 

分宿の寺を取り仕切る山口組長に事情を説明する局長。

有馬副参謀をはじめ官軍の隊士達にずらっと見張られた状況下で

『すまんな山口君 元より官軍に抗するつもりはないのだが

 間違いでも身内が発砲してしまった以上は身の潔白を示さねばならぬ故

 当分は謹慎の上 その後の事は 全て君が差配してくれ』と

達観したかのような微笑で、暗に隊を託す局長の意向を察してか

訝しながらもいつものポーカーフェイスのまま『―――承知しました』と

返答した山口組長。

   さすが、一を聞いて十を知る男。

『すぐに武器類を(集めましょう)』と作業に取り掛かろうとした山口組長に

『ああ 大小までは無用』と寛容な措置をとる有馬副参謀に官軍の隊士が

『有馬副参謀!! そんな甘い事でよろしいのですか!?

 奴らが白兵戦で反撃して来たら・・・』と懸念を口にすると、

つかさず

『その時は俺たちも刀を取って戦えば良い!! 

 俺達は400名からの援軍があるというのに 何をそんなに恐れる!?

 魂(刀)まで奪らないのが武士の情けだ! 

 俺たちは常に'官軍'としての度量を欠いてはならない事 肝に銘じておけ!』

と(お国言葉で)一喝。更に隊士達に厳しい視線を向けながら

まったく どいつもこいつも 他藩の兵共はろくに士道も心得ておらん!

と(お国言葉で)独白し眉間にしわを寄せる有馬副参謀。

武器類を集め終え、『どうぞお納めください』と声を掛け来た局長の

泰然自若とした?余裕しゃくしゃくな笑顔をみた有馬副参謀は

『うむ』と返事をながら

 この男   ―――強い   ・・・のだろうな

と独白し、局長をまっすぐ見つめたままうっすら口角を上げた。

帰陣するため馬の手綱を取った有馬副参謀は小姓から

『嬉しそうですね 有馬先生』と尋ねられ、

『ふっ 面白いじゃないか十郎 

 あの穏やかな男が本当に甲州で板垣隊に抗戦した猛者なのかどうか』

と(お国言葉で)小姓に答えると

 出来ることなら剣を交えて確かめてみたい程だ

と(お国言葉で)独白し、不敵な笑みをたたえた。

   好敵手(かも?)に出会ったら・・・ 1本お手合わせ願いたい、と

   思わずにはいられない性なのかな   剣術使いは・・・

   肩の負傷が無かったら・・・

 

局長と野村隊士は有馬隊隊士十数名に見張られながら(流山本陣の武器類を

没収するための人員でしょうが)自陣へ向かっていた。

あの有馬って男は曲者ですよ! こんな簡単にお咎めなしなんて 絶対罠です!

と小声で私見を述べる野村隊士に

『ははは そうかもしれないな

 だが有馬殿は`誠の武士´だ 

 そう思える敵(あいて)なのが 私はいっそ嬉しいよ』

と清々(きよきよ)しい微笑を浮かべて答える局長。

   はっ! 間違えた。 すがすがしい、が正しい読み方でした(笑)

 

本陣に戻って来た局長らを出迎える隊士たち。

玄関に上がったところで、『良かった・・・』と出迎えてくれた土方副長に

『すまんな 心配かけて だが俺にしては上々の運びだったろう?』

と満面の笑みを向けた局長。

武器を手放す程度で官軍を追っ払えるなら安いもんだ!と口角を上げた副長に

ずっと不貞腐れ顔だった野村隊士がチクった。

『安くないですよ! 

 隊長はこの後官軍の越谷本陣まで出頭する事になっているんですから!!』

野村の告白に焦る局長。

副長も『な・・・っ ん・・・だと・・・!?』と驚愕。

今少し詳しく話を聞き、それさえ済めばすぐに戻れると有馬殿が・・・

と局長が経緯を説明すると周囲の者が一斉に

『それをあんたは信じるのか!?』

『嘘に決まってますよ!』

『行ったらきっと殺されます!』

と出頭をやめさせようと忠告。

はは・・・ やはり皆そう思うか、と苦笑いする局長に

『笑っている場合じゃねえだろ!!』と鬼の形相で怒る副長をなだめ、

『済まん諸君 しばらく副長とふたりで話をさせてくれ』と

言って2階へ上がっていた局長と副長。

 

 

『今さらお前が      』

『もういいんだ 俺は      決めたよ トシ 』

『ここで     切る』

『な・・・っ!!』

『馬鹿言ってんじゃねえ! 何の話をしているんだ あんたは!?』

『             俺にできることなどもう   』

『まだある!        名誉のために闘うことだ 

 今   なんて    だ!!』

『うん だからその夢はお前が果たしてくれ トシ』

『さて 湯浴みと着替えを・・・ 

     はトシ お前に頼みだい』

『・・・新選組を 守る為か・・・?』

『俺はそれで本望・・・』

『だからあんたは甘いって言うんだよ!!

 ここで大将が   してみろ!       追及が厳しくなるだけだ!!』

 幸い敵はまだあんたの正体に気づいていねぇんだろ!?

 ならば                   だと押し通せ!』

 そうして時間を稼いで    そして必ず      行くから!』

『―――いや 駄目だ     には来るな』

『近藤さん!?』

『俺はきっと己の        だから約束してくれ     』

『嫌だ!』

『歳三』

『嫌だ 行く!!』

『歳三!』

『行かせてくれ 近藤さん!!』

『ならばここで    切るまで・・・』

『嫌だ!! 止めてくれ!!

 ーーー勇さん・・・ 頼むから・・・!』

『       たら俺も必ず      』

『   で会おう トシ・・・!!』

『――――――約束だぜ・・・ 勝っちゃんーーーーーー!』

   涙でセリフの文字が滲んでしまいよく読めません。

   

流山市内の神社を仮の陣所とした有馬隊。

篝火がたかれ、夕刻は過ぎた模様。

局長の処遇をめぐる意見の相違から香川隊が先に越谷の本陣に帰陣。

とそこに一人の隊士が有馬副参謀のもとに近づいて来た。

彦根藩の小隊長の渡辺某。

今日ずっと大久保大和なる人物の顔がどこかで見た顔だと気になっていたが

たった今 思い当たったと。

青ざめた顔で上目使いにおどおどと

『京で一度見たきりの人物故しかとは申しませんが

 どうもアレは

 新選組首領の近藤勇なのではないか・・・と』

瞠目する有馬副参謀!!

 

 

次号へ

 

 

いや~、局長と副長のやり取りには・・・  子どもの頃からの深い長い絆を思うと

目頭が熱くなった。

それにしても彦根藩! 徳川譜代の大大名・井伊家がまさか官軍に寝返るとはね・・・

桜田門外の変で徳川に不満を募らせたか?

そして渡辺某! 京の都で一度見ただけって・・・ どんだけ~!

会った(見た)場面の背景が描いていないからわからんが、街中ですれ違った

程度なのか?  黒谷とか徳川方の屋敷等で見かけたのか・・・  記憶力半端ねぇ! 

いまちらっと有馬藤太をネットで検索したら・・・ 有馬、意外といいやつかも?

それに控え香川め・・・! 

あ、主人公らもちょっと描かれていますよ。 ここでは省きましたが。

今月号の扉絵のふたり。暗い夜道をふたり手をつないで・・・

顔は俯きがけで、表情は読み取れず。 着物も無地だから、まるで死に装束に

見えなくもない感じ。

そして道の脇には椿と思しき樹木があり、地面にはたくさんの落花が・・・

何より沖田組長が主人公の手を引いている風に見えなくもない・・・

・・・

まさか・・・  

 

 

肝試し?(笑)