症状の本格化・発覚騒動?も一段落したんで、さらっと店内読書でいいや、と思っていたが、
今月(4月)中にあと500円以上書籍を買わないと特別ポイントが付かない事を思い出し、
他に適当な本が見当たらなかったので購入してしまった。
やはり、次の展開に向けての 序 的な内容だったので、まぁ・・・
決して内容がつまらないって意味ではないが、単行本でじっくり読めれば十分って感じ。
と言うか、雑誌で全部読んじゃうと単行本の楽しみがなくなっちゃうんだよな~ でも、雑誌で
読み始めてしまうと毎号目を通さないと気になるし・・・
あ~、ジレンマ。
冒頭の6ページは、慶応3年夏の長州・薩摩・土佐藩士それぞれの倒幕に向けた動きを簡単に解説。
ニューフェイスも登場。 西郷吉之助の顔って、肖像画や銅像と違うらしいじゃないですか。実は。
どうせなら、坂本龍馬のように作者さんがイメージした西郷吉之助を描いても良かったのでは?と思った。
で、場面は変わって屯所。
沖田組長の看病をしながら局長の小姓、そして医薬方とし医学の勉強も励む主人公。
ごほ、ごほん、軽い咳が聞こえたので沖田組長の部屋を覗き、 『顔が赤いですね。少しお熱が?』と体調を
気遣う主人公。 『大したことありませんよ。 夕刻にはよく・・・』と 目を閉じたまま大丈夫だと返答する
沖田組長の側に膝をつき、おでことおでこを合わせて熱を測り、『いいえ、いつもより高いです。 おでこを
冷やしましょう』と 冷水と手ぬぐいを用意しに部屋を出た直後、副長とすれ違った主人公。
この主人公の行動に “確信犯” 疑惑あり!
おでことおでこを合わせて体温測定。
・『いつもより(体温が)高い』と言い切ったのは、毎日体温を測って平熱を知っているから『いつもより』という
単語が口に出たはず。 平熱を知らない場合、『ちょっと熱がありそうですね』等と言うでしょう。
・おでことおでこを付き合わされた沖田組長がびっくりして赤面している。
以上の点を考察すると、主人公はいつもは(たぶん)手をおでこに当てて測っていたのに、今回はおでこと
おでこで測った。 だから、沖田組長はびっくりして赤面した。 いつも、おでことおでこやっているなら動揺は
しないでしょ。
ではなぜ、いつもと違う測り方をしたか?
主人公が部屋を出た直後にすれ違った副長は、びっくりした様子で片手を口に当て、赤面していた。
つ・ま・り、
主人公は副長が障子の向こうにいるのに気付き、わざとおでことおでこをくっつけて体温を測り、沖田組長との
より親密な間柄を見せつけたわけです!! 主人公も、もう5年近く、武士として鍛錬を積んできたんだから、
誰か様子をうかがっている気配に気づかぬはずはない!!
単に手が墨で汚れていたからおでこで測っただけ、とも考えられるがこの主人公は時々大胆な行動をする。
以前、右肩に刀傷を負った時も、自分の手が十分届く傷口に薬を沖田組長に塗ってもらう時に、傷のある方
の肩だけ脱げば済むのに、わざわざ両方の肩を脱いでましたね・・・
おぼこいくせに・・・ 無意識下の行動か、確信犯か(笑)
あと気になるのは、最近やたらと副長に主人公の事を『女子か?』と意識させる場面が多い。
そして、近々江戸へ出立する副長。 当然、江戸での副長の様子を描くとしても、単に隊士を選別している
場面だけではつまらない・・・
そこで、この先の展開を予想すると・・・
10歳で離れたとはいえ、江戸は主人公の故郷。 富永家をはじめ、主人公の事を知っている者がいる。
もしかしたら ①応募した隊士の中に、主人公の親戚が居たりして・・・ で、主人公の素姓がばれる。
あるいは、②主人公がやたら女子に思える(見えてしまう)事(一種のサブリミナル効果?)に悩む副長が
『やつの父御は元御家人だったな・・・』などと思いめぐらしながら御家人界隈へ行き、偶然出くわした人に
『このあたりに元御家人で医者になった富永という・・・』と話しかけた人が神谷家の人だったりして主人公の
素姓がばれる。
てな、ことをついつい想像してしまう。 ←暇人なんで(笑)
もし、副長が主人公の素姓を知っても、一人胸の内に収め、そっと二人を見守って欲しいねぇ
で、政治的な場面はすっ飛ばして、最後の場面。
夜半? ふと目覚めた沖田組長。 自分の爪が伸びているのに気付き、 隣室に顔を向けると医学書を
書き写していた主人公は机に突っ伏して熟睡。
じっと自分の両手の伸びた爪を眺めながら 『そうかぁ・・・ 役立たずって こんな感じの事なんだなぁ・・・』
と思った沖田組長。 しばし何かを考えた後、おもむろに起き上がり、物音をたてぬようそっと脇指を手に取り、
抜き身を見つめる沖田組長。
まっ、まさか――
で次号へ。
沖田組長の生命線 短っ! そこまで意識して手の皺を描いているのか・・・
脇指を抜き、じっと刀身を見つめる組長の画で終わった今号。 さて何をしようとしているのか?
以下予想
所用で部屋に来た副長が、『なっ、何してやがる! 総司!』と駆け寄る。 その声で気づいた主人公も
己ののど元近くで抜き身を構えていた沖田組長を目にし、『――! 沖田先生!?』と、二人して沖田組長が
あれしようとしていたと思い込み、脇指を取り上げる。
『どうしたんですか?副長も神谷さんも? わたしはただ顔を見ていただけですよ』と沖田組長。
??な二人。 『爪が伸びているのを見て、あ~役立たずってこういうことかって思ったんです。 身だしなみ
に頓着しなくなるんだなあって。 で、ふと、あれが気になって・・・』と、こめかみをポリポリ掻く沖田組長。
『鼻毛がね・・・ 伸びてるんじゃないかと気になって。 ほら、ずっと寝ているじゃないですか。 だから
皆さんに鼻の穴を覗かれやすいんじゃないかと・・・ で、手鏡の代わりに刀身で鼻毛を確認していたんです』
へたれこむ二人――
※刀身が鏡の代用になるのかどうかは知りません。
予想展開を書き直してみたが・・・ 外れかな(笑)
このマンガのセリフ。 時々 セリフに振ってあるルビが違う時がある。(意図的に)
今号も 「浪人から仕官できたばかり」 のルビが 「浪人からぶしになれたばかり」 となっている。
いったいこの人はどっちの言葉を発しているのだろうか、と悩む。
「斎藤さんのとこだって」 のルビが 「三番隊だって」 となっていたり、 「お医者さん」 のルビが
「神谷さん」とかだったり・・・
まぁ、どっちでもいいことだが・・・。