のどかなケイバ

一口馬主やってます

角居先生が引退します

2021-02-27 20:53:15 | 競馬
明日2月28日、JRA角居厩舎の主、角居勝彦氏が引退します。思えば私のキャロットクラブの半分は角居先生とともにありました。

私がキャロットに入会して2年目、私はポトリザリス02という馬を選びました。のちのディアデラノビアです。当時のキャロットはまったく会員はいなく、父サンデーサイレンスの当馬を簡単にゲットすることができました。ま、ポトリザリス02は抽選でしたが。
この馬は角居厩舎に入りました。当時の角居厩舎は開業したばかり。まだ海の物とも山の物ともつかない厩舎でした。が、ディアデラノビア2歳のとき、デルタブルースが菊花賞を制覇。一気に一流厩舎となりました。その勢いでディアデラノビア、そしてその娘ディアデラマドレが重賞を3勝もあげてくれました。けど、それ以上に角居先生には駄馬で迷惑をかけてしまった記憶が大きいです。
ドゥルセデレーチェ・ルビウス・ディアデラバンデラ。これがその駄馬です。特にディアデラノビアの長兄ディアデラバンデラは、ひどい馬でした。

2011年6月19日私は阪神競馬場にいました。この日デビューするディアデラバンデラを応援するためにです。この日の昼休みに角居先生は表彰されてました。なんの表彰か忘れましたが、彼自身も最高の日だったようです。そのときの角居先生の発言だと、ディアデラバンデラは厩舎内では「バンの字」と呼ばれてたようです。
昼休みが終わると、新馬戦。ディアデラバンデラの登場です。1番人気。単勝1.7倍。勝って当然と思いました。私も、観客の大半も。けど、ディアデラバンデラはまったくいいところがなく、大敗してしまいました。ディアデラバンデラはまったくやる気がなかったのです。
その後5戦目で未勝利脱出。けど、その後もまったくの無気力で、角居先生はわざわざ障害のスペシャリストにディアデラバンデラを預けましたが、それでもディアデラバンデラは無気力。最初で最後のジャンプレースでもまったくの無気力で11着惨敗。結局ディアデラバンデラは角居厩舎を追放されました。
あの角居先生にこんなクソ駄馬を預けたなんて、キャロットは本当に罪作りなことをしたものです。

ルビウスでもひどいことをしてしまったような。当時ディアデラノビアは5歳。厩舎期待のルビウスによく胸を貸してました。ちなみに、このときもう1頭ディアデラノビアの胸を借りていた馬がいました。ウオッカです。
ウオッカは桜花賞で2着になったあと、オークスではなくダービーに駒を進めました。そしてそのダービーを制覇してしまいました。
一方ルビウスはひどいものでした。レースに出るもまったく勝負になりませんでした。しかし、スーパー未勝利で勝ち上がり、その2戦後に2着。が、そこからまた無気力馬に戻ってしまいました。同じ馬に稽古をつけてもらって、一方は牝馬ながらダービーを制覇する超名牝、もう1頭は超無気力馬。ルビウスも角居厩舎にはふさわしくない駄馬でした。

以上のように、いい思い出ばかりではありませんでしたが、ディアデラノビア・ディアデラマドレを考えたら、やはり角居厩舎は最高の厩舎だったと思います。ありがとう、角居先生!


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